越辺川から越生梅林と「眺望打ち開けたり」水仙の弘法山


- GPS
- 03:20
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 119m
- 下り
- 104m
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
八王子08:28(JR八高線) 高麗川09:15/09:20(JR八高線) 越生09:30 復路: 越生13:15(JR八高線) 高麗川13:25/13:30(JR八高線) 八王子14:12 |
写真
感想
今年は寒い日が続いていたが、今週末からいよいよ暖かくなるとの予報。
ただ寒い日が続いていたおかげでまだスギ花粉症の症状が出ていない。
この週末で暖かくなりいよいよスギ花粉が本格的に飛散を始めたら1ヶ月は野外をうろうろできないので、越生梅林へ梅を見に行くことにした。
越生(おごせ)を歩くのは昨年5月に五大尊のツツジを見に行った以来だ。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3105387.html
その時は道が分からず越生駅までほとんど歩道のない県道をずっと歩いてしまったのだが、今回は越辺川(おっぺがわ)沿いに散策路があることが分かったのでそこを歩くことにした。
ダイサギとアオサギを見ながら川沿いを行く。
川沿いにヤギを飼っているところがある。
ヤギは自宅近くでも飼っているところがあり、今までかわいいなんて思ったことはなかったが、子ヤギというのはかわいいものだ。
思ったより気温は上がらなかったが、陽射しがもう春で暖かく歩くのにちょうどいい。
スギ花粉症がなければこれから3月も歩くのにちょうどいい時期なのになあと思う。
目の前には相似形の尖った山がある。
手前の山は弘法山だが、向こうの同じ形をした山はどこだろうか。
そのすぐ隣にある山に天文観測ドームがあるのでそれは堂平山だろう。
だとするとこの尖った山は笠山かもしれない。
前に堂平山に登った時に、その西隣にある大霧山にポピーの咲く時期に来ようと思ったのだが、それからもう5年も経っている。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1049832.html
越生梅林のウメの花はまだ咲き始めのものがほとんどだった。
ウメの花の見ごろはやはりスギの花粉=スギの花の時期と一緒なのである。
ウメの下に植えられたフクジュソウはちょうど見頃だ。
白梅と紅梅と、そして桃色のウメがあった。
桃色のウメは古木らしく「越生野梅」とのプレートが付いていた。
「越生の梅は、新編武蔵風土記によると、延享四年(1747年)には梅干しが江戸に出荷されていたと記録があり、260年余りの歴史があります。園内には100本以上の古木がありますが、このうちおおむね200年を超える梅の木を古樹・古木として保存をしています。越生町観光協会」とのこと。
この越生野梅はかなり満開に近かった。
ウメがあまり咲いておらず、ちょっと物足りなかったので、帰りは簡単に登れそうな弘法山に寄っていくことにした。
弘法山に向かう途中の越辺川沿いもウメがたくさん植えられている。
越辺川沿いの遊歩道は途中で途切れて道路に出てしまうのだが、こちらの道路は町道になるのだろうか、越辺川を挟んで南側を並行に走る埼玉県道61号線とは違って歩道がすごく広いので気持ちがいい。
こういう道なら1日歩いていてもいいなあと思う。
弘法山は標高164mしかないのだが、中腹の観世音に建てられた掲示板によると、
「『新編武蔵風土記稿』にも(中略)「頂に浅間の祠を建て、祠辺よりの眺望最も打ち開けたり。先ず東の方は筑波の山を始めとして、比企、足立、江戸を打越して、遠く房総の山々を見渡し、南は八王子の辺までのあたりに見え、西は秩父ヶ岳及び比企郡笠山、乳首山など連り、北は三国峠より信州、越州の高山見えたり」と、海抜200メートル足らずの山について異例の紙幅を割いている。」とのこと。
中腹の弘法山観世音の周囲にはスイセンが花盛り。
一重の日本水仙ではなく八重咲のスイセンで爽やかな香りが漂っている。
この辺りを歩いているときは昔は見晴らしが良かったけれど今はスギ山で展望が利かないのかなあと思っていた。
山頂には諏訪神社があり、そこに向かって階段を登り、振り返ると思った以上の展望だった。
昔の人もこの展望を見て「眺望打ち開けたり!」と記したのだろう。
越生駅には「越えて生きよう越生町」の貼り紙が。
「〇〇を越えて生きよう越生町」の方がゴロがいいと思うが、「荒波を越えて生きよう越生町」はどうだろう。
でも内陸だから荒波は相応しくないか。
〇〇が何がいいか、なかなか難しい。
帰りの八高線の車内では暑いほどの陽射しが気持ち良い。
寒い冬は去り、春はもうここまで来ている。
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