まさかノートレースとは...大雪直後の金時山(乙女口→金時山→公時神社)


- GPS
- 05:20
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 633m
- 下り
- 665m
コースタイム
↓ 2時間5分
11:50 乙女峠(休息25分)
↓ 1時間20分
13:35 金時山(休息30分)
↓ 55分
15:00 公時神社
天候 | 曇り、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() ![]() ●復路 ![]() ![]() ![]() ![]() ○バス時刻表(箱根湯本駅バス停) http://www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/10122-003001.pdf ○バス時刻表(金時神社入口バス停) http://www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/13203-002001.pdf ○金時山ハイキングパス 箱根湯本駅→乙女口800円、金時神社入口→箱根湯本駅800円が、1,300円で済みます。 http://www.hakone-tozanbus.co.jp/ticket/hiking.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ●乙女口バス停⇒乙女峠 膝まで埋まる程度の積雪。踏み外すと股近くまで。現在は5人分のトレースが付いていますが、積雪が多いのもあって凸凹で非常に歩き難いトレースだと思います。重い雪質です。雪が深いのでアイゼンは不要です。 ●乙女峠⇒金時山 多くの人が通ったのでトレースはしっかりと付いています。ただし歩き難いトレースです。私は登りなのでアイゼンは付けませんでしたが、下りならば軽アイゼンが必要かもしれません。 ●金時山⇒公時神社 スコップでラッセルしたかのような整ったトレースが付いています。歩き易かったです。下りなのでアイゼンを使いました。公時神社分岐より下は、アイゼンが無くても大丈夫だと思います。 ≪登山ポスト≫ ありませんでした ≪トイレ≫ ・金時山山頂(協力金100円) ・公時神社(ただし未確認です。雪に埋もれていたので閉鎖されているかもしれません。) |
写真
装備
個人装備 |
雨具 1
防寒着 フリース、ダウン等
ザックのレインカバー 1
水 0.5+0.35リットル
行動食
タオル
ティッシュ
冬用グローブ
ゴミ袋
暖かい帽子 1
ウェットティシュ
携帯電話 1
時計 1
アイゼン 1
ヘッドランプ 1
予備電池
コンパス 1
1/25,000地形図 1
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共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1 テーピングテープ含む
ガイド地図 1
医薬品
非常食 1 カンパン1袋
|
感想
大雪直後の祝日、さて、どこへ行こう?
奥多摩はヤマレコの記録がほとんど無く、数少ない記録も猛烈な雪深さを物語っている。
バスも運休らしい。
ならば、ちょっと易しめで金時山。
ここならば山頂に茶屋があって安全。
登る人も多いのでトレースが期待できる。
それでもやはりトレースが無い可能性も少しは覚悟した上で乙女口の登山口に立った。
すると、そこには一筋のトレースがある。
「やっぱり一人ぐらいはいるよね〜」と安堵してトレースを辿り始めると、20mほどでトレースがプッツン
どうやら、トレースの主は断念して引き返したらしい
「まあ、ラッセルも良い経験か〜」と諦めて、以前の記憶を辿ってルートを探しながら暫くラッセル。
さすがに先日の大雪の直後なので膝まで埋まって、ときどきそれ以上の深さで膝で押し固めることも。
苦闘しながらも進んでいると、後ろから高校の先生2名+生徒2名のパーティーが追いついてきた。
先行を譲ると高校生の一人がラッセルを開始。
「疲れてペースが落ちてきたらラッセルを代わるか〜」とか考えながら付いていくと、いつまでたってもペースが落ちないし、代わってとも言いださない。
「あれ〜、ラッセルは交互に交代することを知らないのかな〜」とは思ったものの、「まあ若いからいいよね 」と考えて、しばらく様子をみてみた。
いつまで経っても先生がラッセルを代わる気配がなく、観察していると、どうやらこの高校生達にラッセルの経験を積ませる狙いらしい。
「教育的配慮ならば協力しない訳にはいかないな」という大人の配慮で、ラッセルは全てお任せして、おとなしく後ろから付いていくことにした
おかげで乙女峠までの2時間超のノートレースの道を、体力を温存したまま登ることができた。
先生と二人の男の子、本当にお世話になりました。
乙女峠でベンチに座って休んでいると、ヘリが飛んできた。
「どこに行くのかな〜」と眺めていたら、なんと我々の上空10mほどを非常にゆっくりと通過。
どうやら遭難者を探していて、我々が通報者かどうかを確認していたらしい。
金時山で遭難は珍しいですね。無事だといいのですが...。
乙女峠で大休止を取った4人パーティーと分かれて、乙女峠から山頂までは一人旅。
途中で下山している中高生15名ほどのパーティーと遭遇。
今回の大雪は、東京周辺の中高の山岳部にとっては、近場で雪山を経験できるまたとない好機だったようです。
山頂ではいつもの箱根町側の茶屋でコーヒーをすすり、3回目の記帳。
この記帳のために、いつもこちらの茶屋を利用している。
下山は公時神社への道。
ラッセルというか除雪というか、とにかく綺麗に踏み固められていて快適だった。
茶屋の方が整備されたのだろうか。感謝!
結果的には、順調だった今回の山行。
もし、あの4人が現れなくて一人でラッセルしてたらと考えると、天と地ほどの差。
これだから登山は面白い
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