記録ID: 4062317
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ハイキング
伊豆・愛鷹
大平火山と観音山
2022年03月08日(火) [日帰り]
kitajima-a
その他1人
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:50
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 310m
- 下り
- 289m
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日帰り
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 4:01
10:47
2分
スタート地点(駐車・500m)
10:49
10:49
8分
竜爪橋手前から登山道に入る
10:57
11:03
9分
竜爪神社
11:12
11:12
10分
沢を渡り右岸へ
11:22
11:22
3分
沢を渡り左岸へ
11:25
11:29
9分
溶岩とスコリアの崖
11:38
12:10
10分
大平火山(観察と昼食・600m)
12:20
12:20
8分
沢を渡り右岸へ
12:28
12:28
4分
沢を渡り左岸へ
12:32
12:32
8分
竜爪神社
12:40
12:40
2分
竜爪橋手前
12:42
12:58
0分
車に乗る(500m)
12:58
12:58
1分
駐車して歩行開始
12:59
12:59
1分
観音山登山道入口(420m)
13:00
13:00
14分
地蔵と石碑と石祠
13:14
13:14
12分
アト３０分の道標
13:26
13:26
0分
涸沢渡る
13:26
13:26
7分
アト２５分道標
13:33
13:33
12分
六地蔵
13:45
13:45
0分
涸沢渡る
13:45
13:45
6分
アト１５分道標
13:51
13:51
2分
石碑と説明板
13:53
14:06
7分
石仏群(620m)
14:13
14:13
4分
涸沢渡る
14:17
14:17
2分
六地蔵
14:19
14:19
27分
涸沢渡る
14:46
14:46
2分
観音山登山道入口(420m)
14:48
ゴール地点(乗車)
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
国道135号線を伊東から下田へ向かい、河津駅方面に右折してそのまま進み国道414号線を右折して天城峠方面に走る。 梨本で、ワサビ屋の上の「田舎料理おかりば」の看板がある入口を右折して、ワサビ田などの間の細い道を上って行く。「観音山石仏群→(歩道)」を左の車道を進み、次の「←観音山石仏群(歩道)」を右の車道を進む。次の「←観音山石仏群」は案内の通り左へ行く。 桧と杉の植林帯の中の舗装されている細い林道をさらに進み、国道右折から4�劼捻Δ痢峇儔算垣佇�群入口」を通過してさらに1�劼如嵶議浙供廚修寮茵屮船А璽鵑離押璽函廚肪紊�、この50m手前の広くなった路肩に駐車する。 歩き出して「竜爪橋」手前の右の土手を登る登山道に入る。少し行くと右に鹿避け、人避けのネットに囲われた「椎茸栽培地」に沿って緩に登っていく。やがて右に木の鳥居があり、その奥の岩の下に石祠、ここが「竜爪神社」でその後の岩の壁は大平火山から流れ出た溶岩の南端。ここからしばらく沢の左岸を行き、右岸に渡り、また左岸に渡り返す。そこの右側の壁も大平火山の溶岩の壁で下層が溶岩でその上にスコリアが積もっている。少し登ると右上の大平火山の噴火位置と思われる頂上台地に登れる。広い平らな場所があり雑木林となっている。ここが火山の名前となっている大平か。台地を一周して、来た道を戻る。 車に乗って、「観音山石仏群入口」を通過して100mの植林の間に駐車する。 歩き出して登山道に入り植林の中を緩に登って行く。「あと30分」の道標を過ぎると少し登りが急になり、その先はますます急傾斜で、途中「あと25分」の道標があり、急坂に息が切れる。2回ほど涸沢を渡り「あと15分」の道標を過ぎて「さあ、頑張ろう」と思ったら直ぐに石仏群に到着。その先に行けそうだが「石仏群(終点) 」「この先の危険」の表示があったので引き返した。 |
写真
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先週で「さくら祭り」は終わったが今年は開花が１０日ほど遅く、今日が満開だった。
満開の河津桜、少しピンクが濃く花期が早く長いのが特徴で、多くの観光客を集めるが、さくら祭りも終わった平日で人出は少なかった。
国道から舗装はされているが細い林道を５�劼�ると竜爪橋に着く、この先はチェーンで封鎖されている。５０m手前の広くなった路肩に駐車する。
3/8 10:46
国道から舗装はされているが細い林道を５�劼�ると竜爪橋に着く、この先はチェーンで封鎖されている。５０m手前の広くなった路肩に駐車する。
歩きだして竜爪橋の手前を山道に入る。この道は最も古い天城峠越えのルートで、新山峠まで登り寒天を通過して古峠から大川端へ下ったようだ。
3/8 10:47
歩きだして竜爪橋の手前を山道に入る。この道は最も古い天城峠越えのルートで、新山峠まで登り寒天を通過して古峠から大川端へ下ったようだ。
沢の左岸の急斜面をトラバースする。落ち葉が多く、崖も崩やすいので気が抜けない。
下にも道はあるが大岩の間を通って進む。この先に竜爪神社の木の鳥居がある。
鳥居の前で行程の無事を祈願する。ここからは祠は見えず岩の壁が聳えているだけだ。
私も正面で祈り、鳥居をくぐって祠を探して登っていく。新聞には古老の話として、春の例祭には出店も出たというが、こんな山奥にと不思議に思う。
3/8 10:58
私も正面で祈り、鳥居をくぐって祠を探して登っていく。新聞には古老の話として、春の例祭には出店も出たというが、こんな山奥にと不思議に思う。
岩壁の手前の岩の前に石祠が安置されていた。再度手を合わせて祈る。
竜爪神社の裏の溶岩の壁は１０m以上あり勇壮だ。この上の大平火山の溶岩の南端らしい。
沢向こうの左岸の崖はスコリア層で、その中には噴火口の近くにある角礫火山弾が見える。この上が大平火山の噴火位置だと分かる。
再度沢を左岸に渡り返しすと、岩の壁が聳えている。２０mくらいありそうだが、下層は溶岩でその上にスコリア層が乗っている。
直ぐ上流側はさらに高くなっていてオーバーハングしている。ここは溶岩の北端で下部は沢の流れで侵食されたのか。
右上の稜線を戻りぎみに登っていく。きっとこの上が大平火山の噴火位置だと信じて登る。
大平火山の広い頂上台地を一周しながら、最高所と思われる場所に来た。
この平らな頂上台地にはヒメシャラが多く比較的若い木が林を作っている。
落ち葉がなく黒くなっている所は一番低い部分で大雨が降ると水溜まりになるのだろうか。噴火口に行くとこういう部分があることが多い。
大平の頂上台地から見えた。中央の高い山が登尾で、右の低くなった所が新山峠と思われる。
ジャケツイバラ(蛇結茨)、マメ科ジャケツイバラ属。初夏に木を覆い黄色い綺麗な花を咲かす。蔓が絡み付く様を蛇に例え、蔓には鋭い大きなトゲがある。種が残っていた。
3/8 12:14
ジャケツイバラ(蛇結茨)、マメ科ジャケツイバラ属。初夏に木を覆い黄色い綺麗な花を咲かす。蔓が絡み付く様を蛇に例え、蔓には鋭い大きなトゲがある。種が残っていた。
捻り上げたような木、枯れかけていて、葉も実もなかったので樹種はわからないが、樹皮のようすからヤシャブシと思える。
溶岩の壁の下に炭焼き窯跡があった。いつも思うのだが、これほど山の奥で炭を焼いて運ぶのは大変だろうな。
右岸から左岸へ渡る。気付いたのは石が水流により円磨されず、角張っているのが多い。新たに崩れてくるのか。
ヤブツバキ(藪椿)、ツバキ科ツバキ属。太平洋側に多く、花弁は５枚で枯れると花ごと落ちる。
最近山が荒れているのをよく見かけるが、数本の木が沢の中に折り重なっていた。
林道に出て車に向かう。この後、車で１�匆爾蝓�観音山入口を過ぎて５０mの植林の間に駐車して、歩きだす。
ミツマタ(三椏)、ジンチョウゲ科ミツマタ属。天城山中にはミツマタの自生が多い。
ミツマタ、写真からもわかるように枝が三股に分かれるかららしい。紙幣の紙の原料に使われる。
殺人現場、じゃなくて鹿の骨だが、各部分揃っていて、プラモデルのようだった。
ここから観音山に登り出す。所要時間４０分と書いてあるが、年寄りにはとても到達できなかった。
直ぐに植林の中に地蔵と石祠があった。赤い帽子を被っているので、地元の人が世話しているようだ。
涸沢を渡る、滑らなくて安心だ。渡った所にアト２５分の道標があった。まだ、半分も来てないのか？
少し行くと、左の斜面の上に六地蔵があった。整然と並んでこちらを見守っていてくれる。
登って見ると、手前の２体を加えて、後ろに４体並んで控えていることに気付いた。
一枚岩の涸沢を渡る。水が流れていないので助かる。渡りきったところにアト１５分の道標があった。
石碑が出てきた、アト１５分からは近かった。何が書いてあるのかわからないが、立て看板があった。
近づいて数を数えたが２０〜２ ２体と思う。数が合わないが、まーいいか。
上窟の下に来た。表示の通りだと１１体＋２７体＝３８体となる。３ ３体との整合性が分からない。
上窟の石仏群、さあ上まで登って拝もう。ここを奥へ行くと頂上の溶岩峰があった記憶があるが。「危険」と書いてあるので諦めて戻る。
右の寝ているような１体を加えて１１体かな。数えても数が合わないので、諦めよう。
帰りに、下窟の続きの３mくらい離れたところに１体安置されていた。写真を撮ろうと構えたら、その上にこちらを見つめる視線を感じた。
近づいたら優しい眼差しの仏様が安置されている。頭部だけのようだが以前来たときには気づいていなかった。
ナノハナ(菜の花)、アブラナ科アブラナ属。早春を彩る黄色が鮮やかだった。野菜として食べたり、菜種油の原料となる。
撮影機器：
感想
東伊豆単成火山群に属し、36,000年前に噴火した「天子平〜鉢ノ山〜大平〜寒天林道」火山列の大平火山を観察に行った。地元の新聞で紹介された記事を頼りに、「竜爪神社」とその裏の切り立った溶岩の壁、その続きの質の違う溶岩の壁を観察した。この道は最古の天城越えルートで、この先の新山峠を経て寒天から古峠を越えて大川端に出たようだ。今回の目的の「大平」を目指す。溶岩とスコリアが積み重なった上が名前の通り平らな雑木林の台地となっていた。「大平火山」はスコリア丘だが、噴火口跡と確認できる場所はなかった。
次の「観音山石仏群」は昔、観察会で2回ほど行ったが16年ぶりで登った。
石仏は西国33箇所を模して江戸中期に安置したのが始まりで、その後の破損などで作り直し、現在に至っている。
「終点」「危険」と書かれた所より先に行くと頂上の搭状の溶岩峰が見えた記憶があるが、道標に従って下山した。
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