入笠山

1970年05月03日 [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 20.5km
• 登り: 1,020m
• 下り: 945m

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車

中央本線青柳駅

コース状況／危険箇所等

よく踏まれた道

感想

asakinu

入笠山はかつてヒメギフチョウの産地としてとみに有名であった。当時は夜行日帰りでの登山が普通であった。新宿駅を夜の0時前後に出発する各駅停車の列車に乗ると、早朝に山麓の駅に着く。5月の連休などは臨時列車が次々に運行されるが、それに乗る人達の長い行列がホームも駅の通路も埋め尽くして、乗車時にはまるでデモ行進が練り歩いているようだった。この日も夜行日帰りだったが、流石に体力的にきつい。入笠牧場のヘビノボラズについていたミヤマシロチョウの巣を持ち帰り、井之頭公園のメギで飼育した。幼虫は朝、一列縦隊で巣から出てきて摂食を開始し、夕方、また一列縦隊で巣に帰っていく。社会性の始まりを見る気がした。当時のメインルートである国鉄（JR)青柳駅から登ったがなかなかしんどい登りで、途中、ベニバナイチヤクソウが随所で花をつけていた。そして帰路は国鉄富士見駅へとくだったのだが、今振り返ればずいぶんの距離を歩いたものだ。