蓑毛〜ヤビツ峠間は超危険地帯!!〜蓑毛よりヤビツ峠、岳ノ台のピークを踏み大山行って蓑毛に下山〜
- GPS
- 08:54
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,343m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
木橋 8:18
ヤビツ峠 10:46
岳ノ台へ出発 11:24
岳ノ台 12:17
ヤビツ峠 13:10
大山 15:16
下山開始 16:00
蓑毛 17:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
蓑毛バス停乗車〜秦野駅下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蓑毛→ヤビツ峠 民家のある辺りまでは除雪されてましたが、溶けた雪が凍りついてアイスバーンになっていました。 杉林からはつぼ足だとひざまでの積雪。 雪は固くわかんを履くとつぼ足の半分も埋まりません。 木橋の前半部分は橋だと認識できましたが、後半部分は雪に完全に埋没。 橋を渡ってから積雪はつぼ足でひざ上、場所によってはそれ以上踏み抜いていました。 登るにつれ積雪増え、ヤビツ峠手前辺りは腰まで踏み抜いている様な箇所もありました。 雪の斜面と化した箇所は、先週よりもどこも斜度が増し危険。 トレースが谷側に付いている箇所もあり、いつどこのトレースが崩れてもおかしくない状況になっています。 また、危険箇所は日当たりが良いので、太陽が出ているともろくなりさらに危険です。 この日、目にし、聞いた話では2人の方がトレース崩れて落ちています。 落ちると簡単に登り上がれる斜度ではないので本当に危険です。 (落ちた方は怪我もなく無事登山道へ復帰できました) ヤビツ峠→岳ノ台→ヤビツ峠 ヤビツ峠への林道は除雪入っていませんでした。 トイレ前はわかん履いていてもひざ上までの積雪。 トイレ使えました。 岳ノ台の登山道はトレースありませんでした。 登り口の積雪凄く、登り上がるのに大変でした。 行きは夏道関係なく、登り上がれる箇所を探しながら登ったのでトレース当てになりません。 帰りは夏道探して下りたので、ほぼ正解のトレースになっていると思います。 わかん履いていても、深い箇所は腰よりも上の積雪。 日陰は表面がかなり固くなっており、ザクザクと歩け気持ち良いです。 逆に、日当たりの良い箇所は容赦なく埋まります。 わかんを履いていなかったらどうなっていたかと思うくらい。 岳ノ台頂上に鉄の展望台がありました。 360°の好展望で富士山が綺麗に見えました。 ヤビツ峠→大山(イタツミ尾根) トレース付いていました。 トレースは夏道だったり、尾根に登り上がったり。 踏み抜き深いと腰までいっていました。 基本トレースは尾根沿いなので、滑り落ちても後退してしまうだけ、トレース外に行かなければ危険は少ないと思います。 山頂は雪深くひざ下までの積雪。 展望は説明する必要もなくどこも最高です。 着いた時は北風が吹いていたので、当たり前ですが北側は極寒でした。 大山→蓑毛 雪がなく地面が見えている箇所もありましたが、すねくらいの積雪が多かった様に思います。 場所によっては腰まで踏み抜いていました。 6本爪のアイゼンで下りましたが、急な斜面になっている箇所もありベストは12本だったと思います。 ここまで雪が積もるとアイゼンは個々の判断だと思います。 付けなくても滑りまくりで良いなら下れますし、4本爪の軽アイゼンでも、踵から足を下ろした時に踏み抜いて良いなら下れるし。 ここを上りで私が歩くとしたら、まだ、わかんが必要だと考えます。 表参道から蓑毛に下る箇所は、蓑毛、蓑毛峠の標識を蓑毛方向に行きます。 蓑毛峠方面に行ってしまっても、もう1度ある分岐で右に入れば合流します。 ※GPSのログがヤビツ手前で切れてしまっていました。 再度記録を取り直したので見にくい記録になってしまっております。 |
写真
感想
今回は先週に続きまた大雪。
西丹沢はバスが上まで行かずダメなので、先週歩いた蓑毛に決定。
バスは前日土曜日は藤棚止まり、また、藤棚から歩きか・・・(><)と思っていたのですが、今回は車道の除雪バッチリで蓑毛までバス運行しました。
ヤビツ峠からどこへ歩こうかといろいろ検討し、3つのプランを立てて行きました。
三の塔へ行き大倉へ下山。
表尾根の登山口を周り、菩提峠、岳ノ台、ヤビツから蓑毛に下山。
イタツミ尾根から大山に行き、表参道から蓑毛に下山。
これを基本に雪の状況で後は当日考える事に。
まずはヤビツにたどり着く事が第1目標。
雪の量は先週よりも多いだろうと向かうと予想通りの積雪。
蓑毛で、のんびり準備しているとみなさん速く4番目スタート。
スノーシューの方にはすぐに追いつき、先は2名のつぼ足トレース。
木橋越えた辺りから、深い踏み抜き後は腰までいっていました。
先週よりかなり積もりました。
でも、雪は重く冷え込みのおかげで固くなっていたので、わかん履くと先週よりも踏み抜かなかったです。
順調に歩くも、最初に斜面を横切る箇所が難所に・・・。
斜度は先週よりもきつくなっており超危険。
後ろから来る、スノーシューの方は年配の方だったので、このトレースでは危ないと思いトレース工事開始しながら歩きました。
山側にトレースまだ取れる箇所は山側崩し、わかんで踏み固めての繰り返し。
そうこうしているとスノーシューの方も追いついてきて、2人でトレース固めながら歩きました。
ひと段落して2人で休んでいると、後続の方達が続々来て先に進んでいきました。
スノーシューの方は、踏み固めている時に左足を痛めた様で心配だったのですが、ここで先に進ませてもらいました。
この方とは後でヤビツ峠で会え安心しました。
斜面を横切る箇所はこの先も超危険箇所に。
誰も踏み固めておらず、トレースの位置取りも谷側だったり・・・。
また、この日は天気良く斜面の雪は崩れ易くなっていました。
今度は後ろから来た、1個上のわかんを履いたお兄さんと共にトレース固めながら歩く事に。
何番目の斜面だったか忘れましたが、お兄さんが先に斜面を歩くと、トレースが崩れ5メートルくらい滑り落ちてしまいました。
ピッケル持っていたので自力で上がれ良かったです。
ここはトレース付いていたのが谷側。
下に地面がない所にトレース付いており、誰が踏み抜いて落ちてもおかしくない状況になっていました。
後から、蓑毛からヤビツ峠へたどり着いた方とお話すると、場所は分かりませんが他にも1名の方が落ちてしまったとの事。
何10メートルも落ちてしまったらしく、助けるのに大変だったと言っていました。
終始、山側を崩し、踏み固めて私も歩きましたが1人、2人でやった程度ではトレース固まりません。
ここを今後通る方は、山側にトレースを自分で付けて歩くつもりで歩かれた方が良いです。
気温の高い日、太陽が当たっている箇所は本当に危険です。
トレース固めながら歩くとヤビツまでは先週と同じく3時間かかっちゃいました。
ヤビツで休憩しながらこの後の行動予定を考えました。
三の塔まで行くのには、時間的にこの雪では無理。
下山でヤビツまで登り上がって来た道を使うのは危ないので無理。
菩提峠をへて、岳ノ台を踏んで1周してくると、下山は蓑毛までの林道を歩くしかなく、林道歩きは嫌いなので無理。
大山経由で蓑毛に下山するのが安全でベストだなと決定。
しかし、天気が本当に良く、岳ノ台から富士山が見たいなとの思いが消えず、登りのリミットを1時間に設定してピークだけ踏みに行く事にしました。
ここからは1個上のお兄さんと2人で終日歩きました。
岳ノ台の登山道はトレースなし、深い所は腰まで容赦なく埋まりました。
夏道が分からないので、2人であそこの斜面からなら登り上がれるかな?などと意見交換しながらピークを目指しました。
リミット1時間前に山頂に立て、滑り落ちても危険箇所はなく楽しく歩けました。
山頂は展望良く気持ち良かったです。
イタツミ尾根から大山山頂、蓑毛までの道は多くの人が歩いた様でした。
トレースは付いていますが、皆さんつぼ足の様で踏み抜き跡が凄かったです。
腰まではまっている箇所も多数見られました。
大山からの下山道も、雪は多い所で腰までの踏み抜き跡がありました。
大山も、雪がここまで積もるとかなり楽しく歩く事ができるなぁ〜と思いました。
日没前に、予定通り下山する事ができ大変満足な1日になりました。
蓑毛からヤビツ峠を歩かれる方は、本当に気をつけて下さい。
気温、天候によって、今付いているトレースは危険です。
トレースを鵜呑みにせず、安全箇所をご自身で判断して歩かれる事をお勧めします。
私も、雪のあるうちにヤビツから表尾根を歩き塔の岳に行きたいのですが、蓑毛からの道がこの状態では、気温低く、曇りの日でないと歩くのは無理かなと思っています。
ヤビツに着く前から終日ご一緒していただいたお兄さん。
1日お疲れ様でした。
岳ノ台への道のりは、1人では心細かったと思います。
一緒に考えながら歩け楽しかったです。
また、どこかの山でお会いした時は一緒に歩きましょう(^^)
今回は、蓑毛からヤビツ峠までの道で体力、気力ともに疲れましたが、2つのピークを踏め大変満足の行く雪山登山になりました。
トレースの取り方や気温、太陽が出ている時、出ていない時での雪の状態の変化など、歩かないと分からない事をいっぱい経験できました。
これからも、ドンドン歩きます!!
全然関係ない話なんですけど、オリンピックのスピードスケート選手の発達した太ももを見て、あの太ももあったらガンガン山登れそうだなぁ〜。
いいなぁ〜とか思ってしまいました。
こんな事を考えるのは私だけですかね!?(^^)
この山行でお世話になりました『滑落男』ですw
yuirekoさんと一緒だったからこそラッセルでも心が折れずに歩けたかなと。
とても印象に残る、そして充実した山行になりました。
またどこかの山でお会いしましょう!ありがとうございました。
追) 岳ノ台への直登が面白かったですねw 蓑毛〜ヤビツ峠のトラバースも痺れましたけど(笑)
メッセージありがとうございます!!
心が折れず歩き通せたのは私の方です。
ご一緒に歩き、色々と山のお話もでき楽しかったです(^^)
岳ノ台面白かったですね。
下りでの、ザクザク、サクサクとわかんの歯が刺さる音が忘れられません。
この冬、あの様な雪面を歩ける事はもうないのではないかと思います。
記録にも書きましたが、また、お会いした際には一緒に歩きましょう!!!
怪我もなかったので笑い話ですが、無言で冷静に滑り落ちて行くお兄さんの映像が私の脳に鮮明に焼き付いております(^^)
お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
yuirekoさん、yasbyです。記録を拝見していてびっくりしました。2週続けていらしたとは…すごすぎます。体力もさることながら、気力も。 敬服します。
yasbyさんお久しぶりです!
大雪後また行っていました(^^)
1度目の大雪の経験を生かす絶好のチャンスとか思いまして。
今回の方がヤビツまでは大変な事になっておりましたよ。
さすがに危険を感じました(><)
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