熊野古道:紀伊路(紀伊駅ー川辺王子ー川端王子ー布施屋駅)【和歌山県】
- GPS
- 01:41
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 6m
- 下り
- 20m
コースタイム
- 山行
- 1:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:40
紀伊駅 537 ― 川辺王子旧跡 546 ― 県道7号バイパス横断 558 ― 中村王子跡 603 ― 川辺王子跡(力侍神社参道入口) 606/力侍神社往復/613 ― 国道24号横断 615 ― 紀ノ川堤防下 625 ― 県道64号「川辺大橋」袂 628 ― 川辺大橋右岸 630 ― 川辺大橋左岸 639 ― 堤防を降りた地点 643 ― 吐前踏切 653 ― 吐前王子跡 656 ― 川端王子・布施屋駅分岐点(A) 709 ― 川端王子 711 ― (A) 715 ― 布施屋駅 716
● 行動時間 1:39
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(和歌山市内=<JR阪和線>=紀伊) 紀伊駅―川辺王子―川端王子―布施屋駅 (布施屋=<JR和歌山線>=和歌山) ●登山口へのアクセス ○紀伊駅、川辺王子旧跡 ・JR阪和線「紀伊駅」は、天王寺から1時間強。和歌山から10分弱。川辺王子旧跡までは徒歩約10分。本数は多い ○布施屋駅、川端王子 ・JR和歌山線「布施屋駅」へは和歌山駅から10分強。単線なので列車にもよる ・駅前直角方向にある、庭先じゃないかと思うほどの小径を入り、出たところを左折すると紀伊路ルートにぶつかる (いずれの記述も2022.3現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○紀伊駅〜布施屋駅 ・舗装路をずっと行く。ただし、古くからの里道のような道であることが多く、車一台分程度の道幅の区間もある ・標示は特徴的で、曲がり角では路面に埋め込まれた「熊野古道」を探してそれに導かれる (いずれの記述も2022.3現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・コース上にはコンビニエンスストアはない。紀伊駅そばに始まり、コースをちょっと外れたところには多数ある ・食べるところもコース上にはないものの、コースを外れれば都市部だけに付近にはある ●日帰り温泉 ・一帯では、「川辺の湯安庵」などのスーパー銭湯系もある (2022.3現在) |
写真
感想
土曜日だが仕事。ただ、朝あまりにも早く目が覚めてしまい、さてどうしたものかと思案した結果、“ちょっとだけハイキング”に向かった。紀伊駅から布施屋駅までの熊野古道紀伊路へ。
和歌山駅から阪和線の二番電車に乗り紀伊駅へ。まだ乗客もちらほら。紀伊で降りる人も他にはなく、とぼとぼ外へ。日の出前の薄暮の中、クルマ通りも少なくない道を通り、川辺王子旧跡を目指す。前回山中渓から歩いたときに通った道の巻き戻しだ。全く同じでは面白くないので、途中からは川沿いの古い地道を進む。その道をくねくねと進むと川辺王子旧跡。
遠く布施屋のマンションが煌々と輝いているのが目につく。それを目指して歩き始める。
今日は曇りのため、日の出を過ぎてもなんとなく暗い。古道マップを見ながら曲がり角で注意を払うが標示がない。怪訝な思いで曲がっていくと、よく見ると地面に埋め込まれた“熊野古道”印。そう、和歌山市内では、もっぱら路面にあるマークが古道を伝う目印になっている。
田んぼの中のあぜ道をこれまたクネクネ進む。古くからあるような水門などもあり、のどかなところだ。やがて最初のマーク地点「中村王子跡」。しかしここは看板だけで跡形ない。
そこからほどなく「力侍神社」の参道前に着く。ここも川辺王子跡となっているが、そもそもこの区間については紀ノ川の氾濫などが影響した変遷があって王子跡にも諸説があるとのこと。
力侍神社にお詣りし、再び古道を進む。すぐに国道24号が現れる。クルマ通りの多い片側2車線のバイパス道だ。古道歩きの人向けの案内では、近くの信号を渡れとなっているが、土曜の朝、まだ交通量もない中なので、そのまま歩いて渡せてもらった。
すぐに24号旧道も横切り、味のある旧家の角を右折すると紀ノ川の堤防下へ。ここから堤防に上るとクルマ通りの割には道幅の狭い“堤防バイパス”何と呼ばれているのかは知らないが、和歌山から岩出に行く場合、行き先によっては国道よりも至便な道だ。しかし、それゆえに飛ばすクルマの脇を慎重に歩く。
一旦堤防下におりてから県道64号の歩道に出る。折り返すように「川辺大橋」へ。端正なトラス橋で、薄緑の三角形が果てしなく続いているかのように見える。
橋の上から紀ノ川を見ると、ちょうどサギが川面を飛び立つところ。あたかも和歌の世界だ。
川を越え、堤防沿いに左折。しばらくのところで堤防を降りて進むと旧大和街道に合流。同時に熊野古道紀伊路でもある。ちょうどその合流点に「熊野古道」と書いた珍しい標示を発見。前後に同様のものはないようで、どうやら気まぐれな標識のようだ。
大和街道は国道24号の旧道のようなもので、時には大型車もやってくる。しかしそれに比して道はあまりにも細々しており、またも注意深く歩くことに。しばらく行くと踏切の音が聞こえてくる。渡る「吐前踏切」だ。和歌山線の新型227系電車を見送り、踏切を渡る。旧国鉄の車掌車の車体を横目に進むと「吐前王子跡」。ここも跡形ないのだが、奥に小高い土地がかつての所在であろうか。
王子跡の先にある三つ角に突き当たり右折。これまででも屈指のか細い車道を布施屋駅へと進む。駅方面を分け左に屈曲し、住宅街を進むと川端王子。今日は時間の都合上ここまでだ。
これまででも屈指の短いハイキング。高低差も殆どない。とはいえ機会も少ない中なので、紀伊〜海南についてはミニウォークでつなぐことにしよう。
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