白毛門〜巻機山敗退記(白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳)


- GPS
- 16:32
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,092m
- 下り
- 2,052m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 8:45
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:01
天候 | 3/19 吹雪 3/20 吹雪 3/21 曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白毛門登山口〜ジャンクションピークまでは以前も積雪期に歩いたことはあるが、例年に比べかなり雪が多いと感じた。全体的にノートレースで、帰りも吹雪で自分のトレースがリセットされてしまった。3日目白毛門より下は、登ってきた方のトレースが出来ていた。 白毛門登山口〜白毛門 クラック、雪庇多数。最後の鎖場のみ鎖が見えており、使用可能。 白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳 笠ヶ岳の登りがかなり急登。下降時は後ろ向き推奨。 朝日岳〜ジャンクションピーク〜初日テント場(1750mくらい) アップダウンはあるが、危険箇所はない。広い稜線なので道迷い注意。 |
その他周辺情報 | 下山時間が早かったので、お風呂と食事はなし 立ち寄るなら、以下がおすすめ 温泉:湯テルメ 食事:育風堂精肉店、みなかみホルモン亭 |
写真
初日にきた時は雪が吹き込んでませんでしたが、二日目のお昼過ぎでだいぶ溜まってました
入口は閉まらなかったので、シートをかけて、誰も来なそうなことを確認し、中でテントを張りました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
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感想
【計画】
昨年の同時期、馬蹄形縦走中に眺めて巻機山。
今年は是非と言うことで、三連休に計画しました。
が、生憎の天気。なかなか谷川方面に縁がありません。
土日と悪そうなので、おそらく縦走は無理と思いましたが、今シーズンは雪山テント泊を一度もしていなかったので、無理のない範囲で行ってみることに。
今シーズンは雪が多いので、時期的には残雪期ですが、厳冬期の様相でした。
(ちなみに、同行予定だった師匠は、トレーニング不足でDNS)
【初日】
久しぶりのソロで、黙って運転してると、なぜか眠くなる。行程は余裕なので駐車場について、30分仮眠しました。スタート序盤は、晴れ間も見えましたが、すぐにガスと吹雪の地獄の世界へ。去年のデジャブかな?笑
ほぼ全行程ノートレース&ラッセルでしたが、予定どおりにジャンクションピークまで到達し、巻機山への縦走ルートまでしばらく下降し、適当なところへテントを張りました。スコップで整地して、スペースを作りましたが、今思えばもう少しテント場所を選定して、整地も頑張れば良かったです。風向きが変化し、夜は凄い風でした。
【二日目】
朝、起きると凄い風と雪。整地した場所もかなり雪が溜まりました。ちょっと停滞してみるも、今日は好転しない予定だったので、渋々テント撤収作業。
風強すぎて、テントポールが曲がっていた。。悲しい。。
ここで、どこに向かおうか瞬時に検討。
(1)巻機山方面→しばらく標高を落とせるが、モロに稜線上で風を受ける風向き。エスケープもないし、テント場の目星はつけているものの、稜線歩きが相当にしんどいことが予想されるのでNG。
(2)馬蹄形方面→標高は上げる方向だが、一度歩いており、だいたい頭に入っている。しかし、この視界ではナイフリッジの通過が危ない。清水峠の避難小屋も今年は雪が多く、埋もれているようで、一人で掘り出して、あのクオリティの避難小屋はコスパが悪すぎる。また、稜線上の風も強い可能性が高い。NG。
(3)白毛門方面にピストン→初日に笠ヶ岳避難小屋が使えそうなことは確認済み。標高は朝日岳まで上げることになるが、比較的広い稜線で滑落の可能性低い(道迷いの可能性はある)。白毛門を下山で使うのは嫌らしいものの、一番記憶が鮮明なのはこのルートだし、ピストンすることに決めた。
結果、ラッセルと視界不良、20m/sを越える吹雪、地獄のような環境で時間はかかったものの、笠ヶ岳避難小屋まで到着。誰か来る可能性もあったので、しばらく小屋の横にテントを張っていたが、誰も来なそうなので、中に移動。快適快適。扉は最初から半開き(開かなくなるのを防ぐため?)だったので、吹き込むものの、そのままとし、シートを使って、風避けをしました。夜は風が強くシートのバタバタが凄かったです。
【三日目】
最終日が一番マシな天気。風も弱い。視界があるとこんなにも早いのか、、、というペースで笠ヶ岳→白毛門と移動。白毛門では馬蹄形目標の人と会話しましたが、この日もそんなに良く無さそうなので、一緒に下山してきました。その後も白毛門ピストンのパーティといくつかすれ違いました。(久しぶりに人に会った!!)
白毛門より下はトレースもあり、さくっと下山出来ました。
【まとめ】
今シーズンやってみたかった白毛門〜巻機山は失敗でしたが、そもそも今シーズンは雪が多く、谷川回りは、まだ残雪期という感じでもないように見えました。時期が早かったかもしれません。今年リベンジするかはわかりませんが、踏抜地獄にならない且つ雪が安定した時期を狙うのが重要だと感じました。(天気ももちろん!!)
たぶん今年はGWまで行けるんじゃないかな〜。。
今回は下見にすらなっていませんが、去年は雪山で二泊出来てなかったので、感覚を取り戻すという意味では良い登山でした。同行者を選ぶコースではありますが、悪天候のせいか1人は少し寂しさもあった(笑)ので、次回は師匠に仕上げてもろうて、ぜひリベンジしたいです。
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