荒川左岸の鴻巣市・滝馬室 〜 北本市・高尾を歩く

2022年03月24日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 20m
• 下り: 13m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:45
• 休憩: 1:10
• 合計: 3:55

11:50 鴻巣駅
12:10 12:28 勝願寺
12:55 13:05 洪水碑
13:15 13:20 滝馬室橋
13:28 13:33 滝馬室氷川神社
13:43 13:48 常勝寺
13:55 13:58 原馬室橋
14:13 14:15 馬室埴輪窯跡
14:30 14:35 高尾橋
14:45 15:00 阿弥陀堂
15:33 15:35 石戸村(一等三角点)
15:45 北里大学メディカルセンターバス停

天候

☀ ・最低／最高気温 (熊 谷： 1.3／16.8 ℃)
　　　　　 　・昼間の時間： 12:16 (日出：5:41 日入：17:57)
　　　
・24日の気象[全国] : 気象人
　　https://kishojin.weathermap.jp/diary_detail.php?date=2022-03-24

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

JR鴻巣駅下車、東口からまず線路沿いに 県道27号線を横断して
「勝願寺」へ👣🐾。

コース状況／危険箇所等

◎ 県道27号線の「御成橋」上流「災害復旧記念碑(1947.9月
カスリン台風)」から荒川左岸の堤外地 (滝馬室橋 〜 氷川神社 〜
常勝寺 〜 原馬室橋 〜 高尾橋 〜 阿弥陀堂 〜 石戸一等三角点)
を歩く👣、極めてのどかな 田園地帯です。
　・行程：鴻巣駅〜滝馬室〜原馬室〜北本市高尾〜石戸宿〜
北里大学メディカルセンターまでの 約12.4kmです。
　歩いたところの標高は ほぼ24m〜32mです
　　　　　　　　・・・・・(一等三角点:石戸宿30.6m)。
　
・最初に訪れた「勝願寺」。鴻巣駅から10分ほどの場所にあり
　鴻巣公園が南側にあって,市民の憩いの場ともなっている所です。
　　創建は鎌倉時代の中期らしい。
　　伊奈忠次,忠治という"治水・利水の大家”のお墓があります。
　伊奈氏は、江戸時代初期に於いて"伊奈流"として、地方(ちかた)の
　基本を作った人です。
　　と同時に、特に忠治(ただはる)は、父,兄の仕事を引き継いで、
　新田開発や河川の付け替えなどの治水・利水を長きに亘って
　行ったことで、埼玉県の 今日(こんにち)の一級河川及び農業及び
　農業水利の発展は、江戸時代の 伊奈氏 (忠治) による"開発行為"
　が大きく貢献しているのです。
　
　ちなみに「埼玉県伊奈町」の町名は、伊奈氏の屋敷(小室藩)が
　あったことに由来します。
　　・・・(江戸時代初期の関東郡代で,利根川東遷事業を行った
　　　　　忠治の父・伊奈忠次を輩出した伊奈氏の屋敷があった)。
　　
　・歩いたところの「御成橋」上流、鴻巣市大間・吉見町古名新田
　付近は、有名な「川幅日本一(((o(*゜▽゜*)o)))!!」。
　県道27号線「御成橋」の両側に「日本一」の看板があるそうです。
　　コースは、その下を潜って その広大な堤外農地を眺めながら
　左岸側の緑豊かな 自然堤防 (河岸段丘)が 続くところを、
ひたすら下流にのんびり👣と。
　　(二つの「冠水橋」を見ますが、川幅はせいぜい30m前後。)

　で、その日本一の川幅は 2,537mと云うことになっていますが
それは 実際には 堤防(吉見町)〜堤防(鴻巣市)間と定義されていて、
ごく平坦な堤外農地を歩いているだけでは、その幅を実感する
ことは不可能です。
　・国交省が認定した場所は「御成橋」から上流に630m程の地点
だそうですから、正に昭和22年のカスリン台風「災害復旧記念碑」
あたりがその地点か?。

　・「氷川神社」は,⛩が河川側を向いています。何故?と思って
　しまいますが、現在は河川法上"堤外地"となっておりますが、
　昔は"街道筋"でしたから 当然です。
　・「高尾橋」の左岸側・上下流は、いわゆる「高尾河岸跡」です。
　　また「高尾橋」の前身は、渡し(渡船)だったそうです。
　　　(〜明治末期)　

　・前回(3/11)は「大宮台地」を歩いているという認識がなかった
　ので、今回はしっかりと最高地点を見極め (県道57号線の
　高尾二丁目 〜 荒井交差点あたり一帯が,32m)、かつ付近の
一等三角点(石戸宿)まで 確認してきました。

写真

3/24 12:05

勝願寺本堂を見る

3/24 12:16

勝願寺の仁王門
を見る

3/24 12:21

伊奈忠次(ただつぐ)
忠治(ただはる)の墓
父子とも埼玉県に
とっての功績が
大きいです。

3/24 12:24

伊奈忠治(ただはる)
の墓。
1653(承応2)年没。
徳川家綱の時代です

3/24 12:55

災害復旧記念碑。
内閣総理大臣
岸 信介 書

3/24 12:56

災害復旧記念碑の
裏 面。
昭和22年9月の
カスリン台風による
大間堤防の決壊に
より・・・
文部大臣 松永 東

3/24 12:58

大間堤防は
ここで終わり、
ここからの左岸は
自然堤防

3/24 13:05

鴻巣市・
大間堤防は
菜の花畑

3/24 13:11

いわゆる堤外農地の
河川法上の占用許可証

3/24 13:14

滝馬室橋を
左岸(吉見町)から
見る。
幅員1.6m。
軽の幅が1.48m。
通る時は神業!?

3/24 13:15

滝馬室橋の
河川占用許可証

3/24 13:17

滝馬室橋より
下流「御成橋」
を見る

3/24 13:21

菜の花の
咲き乱れる中
氷川神社へ向かう

3/24 13:26

滝馬室氷川神社。
現在に於いては、
鳥居が河川側を
向いてる。
桜の頃がいい

3/24 13:28

滝馬室氷川神社

3/24 13:33

建61.2k杭。
下流から61.2km

3/24 13:36

旧内務省と
旧建設省の
河川境界杭

3/24 13:45

常願寺本殿

3/24 13:54

原馬室橋の
河川占用許可証

3/24 13:55

原馬室橋。
冠水橋です

3/24 13:56

原馬室橋より
下流を見る

3/24 14:26

湿地帯

3/24 14:32

高尾橋から下流
旧舟渡し場を見る

3/24 14:32

高尾橋を
右岸側から見る

3/24 14:36

「高尾橋」下流
左岸にあった
水神宮&水神さま。
L昭和9,R昭和42の
建立と意外と
新しい。
「高尾河岸」の
安全と水難防止を
祈願したらしい。

3/24 14:49

阿弥陀堂

3/24 15:00

阿弥陀堂遺跡の
案内板

3/24 15:33

一等三角点30.59m
明治29年,旧石戸村
農地の中にあり、
失礼して!!。

2/25 10:33

県道27号線の
御成橋袂にある
川幅日本一の看板
140225(key55)撮影

3/15 9:48

<おまけ>
川島町加胡(かご)
地内の市野川
徒(かち)橋 〜
市野川大橋間にて。
絵になる一枚!!
220315(key55)撮影

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX7 SONY

Xperia X Performance SO-04H docomo SONY

AQUOS sense3 SH-M12 SIMフリー シャープ

感想

fuya0123

◎ 3月11日(金)の「のどかな田園風景を楽しむ/北本市 氷川神社
〜北向き地蔵」に引き続き、荒川左岸地域(大宮台地)を歩きました。
　 お彼岸を過ぎて春にはなりましたが、昨年とは違い、桜や新緑は
ちょっとまだでした。
　でも「阿弥陀堂・エドヒガンザクラ」の1本は満開でした。

・3/11同様「key55・map」が道案内となりました。
　　必要な位置や情報が簡潔にイラスト風に書かれており、生きた
　道案内となりました。

・「川幅日本一」を思い出して、ちょっと書いてみました。
　　それをモチーフに「幅広うどん」なんてものもあったっけ!!。

　　昔はそんなキャッチフレーズはなかったので、ご当地うどんと
　言えば「川田谷(かわたや)うどん」が有名でした。
　　店の主がお堅い職業だったためか?、麺が極太で硬く、渦を巻いた
　デザインのそっけない"ラーメン丼"に、そこに 渦を巻いて麺が
　入っていて そっけない揚げが載り、1本 々 食べるような太さ
でして、顎(あご)が疲れるほどの硬さでした。
　　( ⇒ 今は当然代が替わっていますから、麺は多少は柔らかく
なったと思います。( ´艸｀))

コメント

key55

ぶらぶらウォーキングお疲れ様でした。
小生は昨年11月以来すっかり山から遠ざかってしまい、もっぱらウォーキングばっかりです。
荒川流域は神社、寺、道標等、所々に昔の遺構や面影が残っており楽しいですね。
荒川に注ぐ、市野川沿いもウォーキングにお勧めです。
まぁ。。。歩いた後のビールの旨さは格別ですね。
また宜しく !

fuya0123

key55さん　おはようございます。
　これから陽気も良くなって、田んぼの爽やかな緑の中、
荒川左岸の河川敷や、「大宮台地」歩き👣いいですね。
　今後は、伊奈氏の河川改修の"足跡"を辿るもいいかも
知れません。
　一級河川の起点碑に行けば、その辺のことが記されていますね。
　そして合間をぬって、少しは秩父の山も歩きましょう。
　いい汗を掻いて、美味しいで"山談義"に花を
咲かせましょう。〜 また宜しく!! 〜