ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 412226
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳中山尾根

2014年03月01日(土) 〜 2014年03月02日(日)
 - 拍手
tkn-z その他2人
GPS
13:05
距離
15.2km
登り
1,342m
下り
1,336m

コースタイム

3/1 4:30美濃戸口5:15-6:15美濃戸山荘6:30-8:30行者小屋9:30-9:40中山乗越-10:30下部岸壁10:45-15:05縦走路合流15:20-16:10行者小屋
3/2 行者小屋7:15-美濃戸山荘8:45-9:25美濃戸口
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・3/2に降雪の予報のため、美濃戸に閉じ込められることを恐れて車は美濃戸口に駐車。美濃戸までは四駆の車が上がっていました。
・雪は多かったものの、通常ルートのトレースはばっちりついていまいた。
・中山尾根までのトレースもついており、快適にアプローチでき、かつほかのパーティがいなかったので快適にクライミングできました。
・前日の予報で、3/2は山間部で20cmの積雪との事であったため、山口まで帰れなくなることを恐れて、赤岳主稜の予定をあきらめ下山を決意。明け方は10cm程度の積雪であった。しかし、下山開始7時ころから天気が良くなり、これなら登れたなあと後悔。非常に後悔。
中山乗越ですトレースついていました
2014年03月01日 09:39撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/1 9:39
中山乗越ですトレースついていました
下部岸壁取りつき
2014年03月01日 10:44撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/1 10:44
下部岸壁取りつき
2p目は左から
2014年03月01日 11:47撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/1 11:47
2p目は左から
上部岸壁
2014年03月01日 13:29撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/1 13:29
上部岸壁
ラストピッチでリード。寒くなってきました
2014年03月01日 14:28撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/1 14:28
ラストピッチでリード。寒くなってきました
終了
2014年03月01日 15:21撮影 by  TG-810 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/1 15:21
終了

感想

中山尾根は学生の頃の目標だったけど、タイミングが合わず登れずじまい。20年ぶりの挑戦です。
2月の土日に2週連続の大雪の名残で、美濃戸口周辺も残雪。美濃戸までの林道も雪が多く残っており、また今週末も天気が崩れるとの予報があり、美濃戸に車が閉じ込められたたら怖いので車は美濃戸口に停める。

さて、今回は後輩君2名との3人パーティです。不眠の運転をしてきたにもかかわらず後輩君たちの足は速く、快適に林道を進む。メンバーの足並みがそろっていると気持ち良いね。
天候は曇り。風も少なく、八ヶ岳としては気温が高い方?

美濃戸山荘から南沢に入る。トレースはしっかりついているけど、ちょっと踏み外すとラッセル状態。それにしても暑い。気温が高いせいか、前日に買ったばかりのフェニックスの厚手のインナーが効き過ぎるのか、それとも単に前の晩にビールを飲み過ぎただけなのか、とにかく汗がでる。結局、上半身はインナー一枚で行者小屋まで歩いた。
行者小屋には思ったよりテントが少なく、いい場所にテント設置跡があったので苦労せずに一等地にてテントを設営できた。
9時30分頃行者小屋を出発、中山尾根へ。中山乗越からもしっかりとトレースがついており、下部岩壁取りつきまでは楽に到達できた。意外にも先行パーティも後続のパーティもいなく、3月の土曜日だというのに中山尾根を独占!

そして、登攀開始。いよいよ学生の頃の宿題にトライです。
3人登攀なので後輩君にトップをお願いした。1ピッチ目は通常ルートより左手に取りついたようで、思ったより手ごわく感じた。2本目は灌木沿いの岩壁左ルート。そこからコンテで上部岩壁まで移動。この頃から気温がぐっと下がり始める。
上部岩壁の核心部は、A0になるかと思いきや、手ごろなガバに恵まれ、なんちゃってチムニー登りで楽しく越えられました。うん、おもしろかった。そこから草付き雪陵を2ピッチほど登り、いよいよ最後の岩壁。ここだけトップをやらせてもらう。岩に氷が薄く張り付いており、ちょっといやらしい感じがしたけど、久々の冬のバリエーションのトップという心地よい緊張感の中で登ることができた。ただ、トサカ状岩壁基部に回り込んてピッチを切ったので、後輩君たちに声もホイッスルも届かないというハプニングが。だけど、上手なタイミングでついてきてくれ、最後はバンドを稜線までトラバースし終了。
地蔵尾根を経由して無事下山。これにて、学生の時にやり残した宿題終了。お疲れ様でした。
夜は、後輩君の用意してくれたおいしい料理でビールにウイスキーをしこたま飲んでの宴。天気予報では翌日は平野部でも積雪との予報だったので、赤岳主稜をあきらめて翌朝下山することに決定。

翌朝、10cm程度の積雪ののち小康状態。3パーティほどバリエーションルートへ消えていかれましたが、我々はすぐに天気が悪くなると思い、下山開始。しかし、天気がどんどん良くなるではありませんか。やっぱり登っていればよかった〜と、非常に後悔しました。まあ、これも一つの判断です。良い経験になりました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:828人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら