残雪の平頂台地「大沢高森山」(奥会津)


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 472m
- 下り
- 474m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 5:30
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪尾根ルート |
写真
装備
個人装備 |
地形図(2.5万図)
アイゼン
ピッケル
長靴
|
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感想
1.福島・栃木県境の日本ニ百名山「帝釈山」(2,059.9m)や天空の湿原「田代山」(1,971.0m)の北側にはここを源頭とする二本の清流河川(西根川、湯ノ岐川)が北へ流れている。
2.そしてこの両河川の左右には小粒ながら標高800〜2,000m弱の自然豊かな魅力的中高山が幾つも林立し、奥会津でも私の大好きな山域である。
3.今季の残雪登山は体調不良から若干出遅れたが、今回その第1弾として西根川右岸の「大沢高森山」(1,375.8m)に挑んだ。契機は前年3月同川左岸の「三仏沢山」(さぶさわやま、1,314.1m)を踏破した際南東山稜に頭を出す未踏のピークを発見し、以来入山口やルート等を下調べしていたものである。
4.残雪登山の成否は中高山でもひとえに入山時の残雪状況がその鍵を握る。そのためタイミングの見極めが難しく、早過ぎれば寒さや表層雪崩、雪庇崩落、軟雪疲労等々があり、遅過ぎれば融雪による残雪のブロック崩落や薮の露出等(更には熊の冬眠明けや狩猟被弾等も✜)のリスクが増大するからである。(✜:下山後地元コンビニで銃声の件を尋ねたら、近時熊の出没があり特別狩猟許可が発出されているとのことだった。)
5.今回は雪解けが進んで一部にデブリも見られたが、例年比増の積雪量と薄曇り天気の気温上昇抑制も奏功して良好なコンディションに恵まれた。
6.未踏ルートの下りでは今回も支尾根の分岐に神経を使ったが迷わず下山が出来た。ただ裸地化した細尾根では転倒に繋がるワカンの躓き(爪の引っ掛かり)には注意した。
7.最後は橋(西根川橋)への迂回が面倒で予定外の渡渉を決行してショートカット(約1.5km)を狙ったが片足浸水とカメラ水没のドジを踏んでしまった。(泣)
8.マイナーな未踏ピークながら会駒連峰等の絶景を展望出来て楽しい周回踏破が出来た一日だった。
(完)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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残雪期のリスク、色々ありますが、鉄砲の発砲は勘弁願いたいところです。ただ、地元には事情もあるのでしょうね。
奥会津のマイナーな山のレコ、また見せてください
おはようございます。
普段近くから雪山を眺められない所で暮らしている為現地の積雪状況を予測しながら出掛けていますが、今回は上手くいきました。いつもハラハラしています。(笑)
登山中の銃声は稀に聴こえることがありますが、普段登山者の入らないマイナー無名峰山域の場合は注意標識や猟師車両の発見等でもなければ入山しまいますね。またそんな山域こそ猟師さん側の入山者存在意識の有無にも不安がありますね。
今回藪・バリ登山特有の?リスクを再認識しました。
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