逆8の字で下った鎖場を登りたくて8の字で雪彦山

2022年03月30日(水) [日帰り]

• GPS: 08:01
• 距離: 7.6km
• 登り: 1,080m
• 下り: 1,069m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:42
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:02

7:11 スタート地点
9:00 9:00 地蔵岳
10:20 11:00 雪彦山
11:20 11:20 鉾立山
11:30 11:30 ジャンクションピーク
13:20 14:00 大天井岳
15:13 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

帰りは林道周辺の木の切り出しのために作業車が何台も入っており、狭い場所では注意が必要。

コース状況／危険箇所等

今回は天気のせいか朝早かったせいか木々にも多く露が降りていて、特に裏登山道は足下がヌメッて滑る場所も多く、最上部の鎖の最初は足が無くて腕力登攀になってしまった部分もあった。

写真

3/30 7:12

裏登山道の鎖場は下りに使う人が多そうなので、バッティングしないよう早めに出かけたら1番乗りだった。

3/30 7:23

以前は下った虹ヶ滝への遊歩道も、下から見ると結構カッコいい光景も。

3/30 7:42

椿の花？
ここは山蛭が出るというので以前も確か同じような季節に来て同じようにこの花を見た記憶がよみがえってきた。

3/30 7:58

このあたりもまだまだ石垣の跡が残ってるが、岩場の山らしく昔は修行のためのお堂などもあちこちにあったのか。

3/30 8:18

さてここからがこの日の目的本番。
久々にヘルメット着用。

3/30 8:30

前半はこういうロープやトラロープがほとんど。

3/30 8:34

曇りというかガスというか、視界が開けない中突然現れる地蔵岳。

3/30 8:41

前半のロープ場は登り半分トラバース半分といった感じ。

3/30 8:44

以前もこのコースは湿った感じだったが、この日は前夜からガスの中で露が降りたのか、木々にも露が付いていたし地面もヌメル感じでロープがありがたい。

3/30 8:53

ここまで来たらやはり寄っておきたい。

3/30 8:59

登ってはみたが。

3/30 8:59

何も見えず即下りた。

3/30 9:17

だんだん登りの岩が長くなってくる。

3/30 9:23

最上部、この日の目的の鎖場。
右の少しやさしいらしい迂回ルートの方には以前は見た記憶の無い真っ赤なロープが新設されていたが、勿論左の鎖の方に。
最初の繋がった鎖は順調に登れたが、最後の短い一本はちょっと離れていて、そこにまっすぐ行こうとしたら岩ではなくザレ場で怖いことになったので少し戻ってすぐ右にかかっているロープで登り、そこから少し左にトラバースして最後の太い鎖に。
しかし最初がうまい足場が無く、フリクションでと思っても少しぬめった感じで滑ってどうしても上がれず、やむなくかっこわるいとは思ったが完全に鎖に頼った腕力登攀に。

3/30 9:40

なんとか上り着いた鎖場てっぺん。
しかしてっきりここがもう一般登山道と合流したところと勘違いし、ちょっと下って今度は迂回ルートの方を下りそうになってしまって慌てて戻った。

3/30 9:59

以前はここも下って結構急だった記憶があるが、今回は後でここから登り返してくる予定。

3/30 10:07

鹿ヶ壺への分岐。

3/30 10:09

こちらも鹿ヶ壺への分岐。

3/30 10:11

前回はここは下ったせいか、こんな石の階段状があった記憶が無い。

3/30 10:24

以前逆8の字で回った時はお昼過ぎくらいでウィークデイでも人がいっぱいだったが、この日は早かったせいか天気のせいか誰もおらず。
とりあえず朝出る前に食べてから6時間くらい経って腹も減ったので一回目の飯。
結局食べ終わって出発するまで誰も来なかった。

3/30 11:08

ドロカベコースとかいう虹が滝へのエスケープルートらしいが通ったことはない。
このあたりから北はそれまでの岩岩しい感じはなくなりのんびり穏やか模様。

3/30 11:20

通称鉾立山って、こんな山頂標識もあるのか。
下に掛かってる温度計は古くて壊れてるように見えてよく見ると結構正確だった。

3/30 11:20

この展望標識はいったい何十年前の物なのか。
しかし元々はこれだけの展望があったとすると、天気が良ければこの冬通った氷ノ山や東山も見えるのかと思うと不思議な気持ちになった。

3/30 11:37

唐突に現れる折り返し地点とも言える林道。

3/30 11:39

この林道はあの高圧線鉄塔建設や管理のための物なのか。

3/30 11:46

これを付けてくれた方にもその言葉をお返ししたい。
いつも登山道整備、ありがとうございます。

3/30 11:59

この渓流は苔むしていて陽が当たれば相当綺麗と思うが、台風被害なのか多くの木が根こそぎ倒れていて荒れた感じになってしまっている。

3/30 12:13

ドロカベコースの虹ノ滝側合流点。

3/30 12:27

向こう岸は以前は橋なども整備された遊歩道が通っていたらしく、ここが徒渉点と思われる痕があるが、まさかこれらの石が人工ということはないと思うが、それにしては綺麗な形。

3/30 12:33

ここから右に新下山道という下山用らしい道を上っていく。
岩場ではないが結構な急登で、出だしいきなり記憶になかったロープ場が続いてダブルストックが邪魔で仕方なかったが、途中すれ違ったダブルストックの方にロープ場のこと話したら、ここはよく通っていて逆にロープが邪魔と思っているとのこと。
着実な足取りの方で、なるほどと思わせられた。

3/30 13:07

新下山道を登りきって朝方通った一般道に合流。

3/30 13:45

雪彦山頂以降2回目の飯休憩。

3/30 14:13

久しぶりの雪の無い山で小さいザックで来ていたのでギリギリ通れた。

3/30 14:19

右上の鎖はその下に繋がっているロープのための物で、右下のロープを登ったら次は左のロープに移ってルンゼ状の中を登るって自然に分かるが、下ってくると最初頼もしげな鎖の方に行ってしまい、固定されていて動かないのにびっくりした。

3/30 14:23

以前通りボルトベタ打ちの出雲岩。

3/30 14:28

最後までハッキリクッキリのマーキング。
裏登山道迂回コースの真っ赤な新設ロープといい、もしかして赤をここのシンボルカラーにしようという試みなのか。

3/30 14:48

最後に見上げられる場所から一枚。

3/30 15:11

登山口まで下りてくると落石で道が塞がれていた。
もしかして雪が多かった今年はこのあたりもだいぶ積もって溶けた水がしみ込んでまた凍ってを繰り返して崩れたのか。

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ヘルメット

感想

takuro_n

今年は雪が多かった関西でもさすがにもう雪山は終わりかと久しぶりにもう雪の無さそうな山を考え、4〜5月になればヒルが出ると注意されている雪彦山に今のうちに行くことに。
そういえば前は登山口から大天井岳に登って裏登山道の鎖コースを下り、そこから渓流伝いにジャンクションピークに登り返して雪彦山に戻ってきて新下山道を下って林道を登山口まで戻るという結構多くの方が取る逆8の字コースで行ったので、次は裏登山道の鎖場を登ってみたいとも思っていた。
そこでその鎖場で下りの方とバッティングしないよう早めに行ったら余裕の一番乗りで、目的の裏登山道の鎖場も最後は結構苦戦ながらも前後を気にすることなく登れたが、8の字で登るとこの裏登山道もそして後半新下山道も登ることになり、二つの急登のおかげで以前どちらも下りに使った時とは比べものにならないくらい疲れてしまった。
そのせいか最後大天井岳から登山口への下りも以前登りに使った時は特に難しくも感じなかったのが、今回はもう最後で疲れて足も踏ん張りが利かなくなった状態だと妙に心許なくて参った。