樹氷にうっとり明神平から明神岳


- GPS
- 07:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 864m
- 下り
- 847m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大又林道の駐車スペースまで積雪や凍結箇所はなく、ノーマルタイヤで大丈夫でした。 この日は前日の新雪で駐車地の先から全行程で積雪がありましたが、トレースがあり歩行に問題ありませんでした。 登山ポストは林道終点にありました。 トイレはありませんが、駐車地の手前1kmほどの場所に公衆トイレがありました。 下山後に『やはた温泉』で日帰り入浴しました。大人500円 http://www5.kcn.ne.jp/~furusato/yahata_onsen.html |
写真
感想
10回目の雪山ハイキングはずっと行きたかった明神平です。
行きたくても行けなかったのは、我が家の愛車はノーマルタイヤな
ので、登山口が標高600mを超える場所にある明神平は、とにかく
アクセスが困難だったのです。
ただ最近のヤマレコのレコで見る限り、登山口に至る大又林道の駐
車地に積雪はなく、ノーマルタイヤでも大丈夫そうだったので、雪
がまだ残っている間に行こうと決めました。
予定コースは明神平から明神岳。もし余裕があれば薊岳にも行って
みたいところですが、あまり早朝からの出発は林道の凍結が心配だ
し、トレースがないと困るので、駐車地に午前8時に着くかんじで
自宅を出発しました。
想像以上に山深い大又林道には期待通りに積雪や凍結はなく、ほぼ
予定時刻の午前8時過ぎに林道の駐車スペースに到着しました。
先着の車は6台ほどで、15〜20台くらいは停めれそうです。
準備を済ませ、午前8時30分に駐車地をスタート。
私たちが準備をしてる間にも4〜5台の車が到着して、ほぼ同時に
5組くらいの方が出発されたので、3連休の中日で天気予報がよか
ったせいもあるでしょうが、人気がある山なんだと思いました。
駐車地から歩き始めると、道にも周囲の木々にも雪があったので、
どうやら昨日にも積雪があったようです。
10分ほど歩くと林道の終点となり、車止めのゲートと登山ポストが
ありました。いつも通り登山届を投函して、広い舗装路を進んで行
きます。
道はすぐに山道となりますが、沢沿いの道は以前の台風被害で荒れ
ており、倒木があちこちで道を塞ぐワイルドなコースです。
スタートから30分で、前を歩いていた数組の人が詰まっていたので
どうしたのかな?と思ったら、最初の渡渉地点が現れました。
幅が7mほどの沢にはロープが張られていて、皆さんが慎重に渡られ
ていました。
私たちの順番になり、緊張しながら一歩一歩慎重に渡ります。
水の流れている所は雪がないのでむしろ安心なのですが、渡り始め
と、渡り終わる時の雪の付いた岩が滑りそうで怖かったです。
その後、2回目の渡渉(ここは幅が10m以上ありました!)を越えて
更に進むと、ヤマレコで下調べした時に見たFISH岩がありました。
3回目の渡渉地点を矢印で示しているのですが、なぜFISHなのか?
不思議な岩でした…
渡渉後にアイゼンを着けて更に登ると、周囲に増えた霧氷の間に滝
が見えました。ここが明神滝なのかな?
すぐに標識があって、やっぱり明神滝でした。
この辺りから霧氷はどんどんと育ち始めて、高度を上げていく毎に
立派になり目を奪われます。
4度目の渡渉を終え、葛折りの道を登っていくと視界が開けて、明
神平の入口、あしび山荘に着きました。
あしび山荘は天王寺高校所有の山荘の為、一般使用は出来ないので、
手前の東屋で短い休憩をしてから、広い雪原を再び歩き出しました。
天気予報では晴れ時々曇りだったのですが、出発からここまでどん
よりとした雲に覆われています。
きっと天気が良ければ綺麗な所なんだろうなと思いながらも、雪と
雲と樹氷で白一色に染められた明神平はとても幻想的です。
次の目的地の明神岳に向かう為に、なだらかな明神平を暫く登ると
三ツ塚の分岐点に。ここに桧塚奥峰を示す標識があるものの、薊岳
や明神岳への標識がありません。途中でトレースもなかったので地
図で確認すると、明神岳は桧塚へのルート途中にあるようなので、
そのまま標識の方向へ歩いて行きました。
ほぼ平坦な尾根を歩いて行くと、大きな倒木がありそこからトレー
スは下へと下っています。
明神岳へ標高を下げるのは変なのでGPSで確認すると、明神岳は
いつのまにか通り過ぎてました…
どうやら山頂を巻くトレースを歩いてしまっていたみたいです。
桧塚に行く予定はなかったのですが、明神岳は帰りに寄れるので、
このまま桧塚奥峰へ行ってみることにします。
暫くすると前から来た男性が、この先でトレースが引き返していて
どうやら間違っているみたいだとのこと。
私たちも再度GPSで確認してみると、確かにコース地図のルート
より南にずれているようです。
その方は本来のルートを探すとのことでしたが、私たちは始めての
山だし、本来の目的は明神岳なので、そのままトレースを戻って、
明神岳に向かうことにしました。
その方が明神岳から下りて来たらしく、戻ってみると明神岳へのト
レースはしっかりとありました。
明神岳へ着くと時間は12時過ぎで、いつの間にか空には晴れ間が出
てきました。
山頂から少し下りたところに展望のいい場所があったので、ここで
お昼にすることにしました。
風もなく、ぽかぽかとした山頂付近で気持ち良く昼食を食べたあと、
そのまま明神平に下りていくと、三ツ塚の分岐に出てきました。
薊岳へのトレースはやっぱりありませんでした。
時間は13時過ぎでしたが、薊岳は次のお楽しみにして、そのまま行
きとは違って、時折晴れ間が覗く明神平を散策しました。
広い雪原に圧巻の樹氷は、今まで見たどの雪山よりも綺麗で、時間
を忘れます。
写真を撮ったり、トレースのない場所を滑ったりしながら30分ほど
遊びました♪
数張りのテントもあり、羨ましく思いながら13時40分に下山開始。
下山し始めると、またいつかのようにお天気は快晴に…
なんか損をしたような気分になりながら、気温が上がって雪解けか
らなのか、幾分か水量が増した気がする渡渉を4回こなして、15時
30分に無事に林道駐車地に帰ってきました。
駐車地には朝よりも多い車があったので、テント泊される方が多い
のかも知れません。
帰りは明神平では定番らしい、やはた温泉でゆっくり温泉に入りま
した。
何もかもが想像以上だった明神平。今日は行けなかった桧塚や薊岳
にも行きたいし、これから冬には毎年必ず来たいと思います!
但し、先にスタッドレスタイヤを買わないと…(笑)
天候回復が遅かったので 昼過ぎても霧氷は とってもきれいでしてたね!!
ノートレースで引き返した先に 桧塚奥峰・千秋峰・ヒキウス平などあって
春のシロヤシオ 秋の紅葉なんかも最高です。
毎年の定番コースになりそうとか?
ヤマレコで事前情報見て また行ってみて下さい。
私は すでに自他共に認める 明神平中毒のようです。
この病気は感染しますから もう手遅れかもね??
NANIWANさん♪こんばんは☆
初めての明神平だったのですが、素晴らしい霧氷に感激でした。
今回はNANIWANさんのレコも参考にさせて頂いていましたので、ありがとうございます。
仰る通り、季節を問わず訪れてみたい山ですね♪
明神平でお見かけしたNANIWANさんはまさしく、明神平の主のようでしたよ♪
これからもよろしくお願いします。
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