八方尾根 無名沢滑走 尾根筋は強風で本命はガラガラ沢だった日
- GPS
- 05:30
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 509m
- 下り
- 1,602m
コースタイム
09:10 第1ケルン
09:35 石神井ケルン
09:50 八方池
10:10 下の樺
11:05 上の樺
11:20 無名沢
11:40 南滝高巻き
12:20 堰堤高巻き
13:30 南俣橋
天候 | 晴れ 尾根筋は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方ゴンドラ \860+リフト2本 \300x2 で八方池山荘前 |
コース状況/ 危険箇所等 |
無名沢の出口付近南滝から下部の渓谷は両サイドとも怖い場所です。 堰堤越えても安全地帯は先です。 この日の状態 八方池から上部はスキーを背負っていると煽られて動けないほどの風 上の樺周辺はウインドクラスト、無名沢筋はヒザ下くらいのパウダー軽い! 南滝高巻き下からは重い! 堰堤高巻きからは湿雪 林道は小日向の湯までまだ滑って下りれます。 |
写真
感想
3/23 山麓は春の陽気でしたが、八方池山荘からの尾根上は、風が大変強い日でした。
それでも、第2ケルン辺りまでは余裕はあった。
石神井ケルン辺りから、吹き付ける地吹雪とザックに付けたスキーが煽られて、
止まる時間が長くなり、八方池辺りで、時々耐風姿勢をとるようになる。
下の樺から上は、登山の方達についていけなくなる。
風の合間に少しずづ動くようになり、”じっと”待つ時間が。。。
気がつくと前を行っていた方のトレースも消えて、
足元をキラキラと流砂(見たこと無いけど)のように雪が流れてる。
写真では撮れないなと、デジカメでビデオに記録。
1分くらい撮った気持ちが実際は20秒だった。
風は強いけど、寒さはそれほどでもない。
冬ではないんだなと実感。
上の樺への急斜面からのやせ尾根部も、ほとんどの時間止まっていて、僅かなスキに前進。
上の樺でたたずみ15分以上。 登山では、”ない”時間。
下を見ると、多くのBCスキー、ボードと思われる方達
八方池までも来ない。ガラガラ沢から下でエントリーしているようだ。
滑走だけならそれが正解な状況でしょう。
上り始めると上る事に集中し、滑走する事を忘れて、
少なくとも丸山ケルンには着かなくてはという、気持ちだったな。
上を見ると丸山手前の斜面で、待機しているボーダー1名。
この風で、あの傾斜で換装するのは大変だ。と、樺の木の根元の平な部分で滑走準備。
準備中、先行のボーダーが無名沢へエントリー。
この時点でも、ガラガラ沢へ戻るラインを取るか迷っている。
上の樺からの数ターンはいい具合のアイスバーン。
下には先行したボーダーのシュプールが見える。軟らかいな。
無名沢行きます。
無名沢、先行ラインもほとんど消えて、ノートラック状態。
年相応に、歓声などは出ない。
かなり上に取っているラインを気にしながらも、気持ちよく滑って
南滝滝口まで降りてしまった。
上り返しの高巻き、ボーダーはスノーシュー使っていて、トレース踏んでもはまります。
モタモタしてる場所ではない。
堰堤越えは、上目のラインで少し歩いてパス。
越えたらその先はデブリ地帯。新しい。
振り返ると、先ほどまでいたとは思えない峡谷が見える。
沢沿い、林道と歩いたり、少し滑ったりしながら、ガラガラ沢からの戻りルートと合流。
ガラガラ沢が輝いてる。何か悔しい。
南俣橋周辺では、デポした車で帰るグループ。
一人なんで、第1駐車場まで45分歩いて帰る。
この次は、自転車デポでもしよう。
追記
3/22所要にて長野に戻ると、信濃毎日新聞1面に ”栂池スキー場上部で雪崩 死亡事故”の記事
3/21(金)昼頃に発生した雪崩で男性1名の方がお亡くなりになっているのを知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
日本雪崩ネットワークでの白馬山域は、
3/23 ”Moderate"
3/22は、1段高い ”Considerable"
3/21の状態は把握していません。
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