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Yamareco

記録ID: 422864
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ハイキング
南アメリカ

インカトレイル(インカ道)をマチュピチュ遺跡まで歩く

1997年10月12日(日) 〜 1997年10月15日(水)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
26.6km
登り
3,275m
下り
3,752m

コースタイム

10/12 8:40 km88 インカトレイル出発 17ドル-13:30 3530m付近、空気が薄いためキャンプ
10/13 6:40発-6:55 リュリュチュパンパ3655m-8:30 ワミワヌスカ峠4198m-11:00ルンクラカイ-12:15サヤクマルカ3998m-15:15キャンプ地
10/14 6:05発-7:30第3峠3700m-9:15ユースホステル-10:35インティプンク-11:30マチュピチュ入口-14:30アグアスカリエンテス-15:30温泉、ホテル
天候 晴一時雨
アクセス
利用交通機関:
電車
10/12 7:53オリャンタイタンボ発 61ドル 8:30 km88着(標高2400m)
10/15 7:15アグアスカリエンテス発-12:00クスコ着 10ソル(ローカル列車)→現在は観光客は乗れません。
コース状況/
危険箇所等
石畳の多いトレッキングコース。歩きやすいが高低差が多く、空気が薄いため息切れが激しい。
歩き始めてすぐに村がある。ケチュア語をいくらか覚えていくと良い。現在は単独行動は禁止。高い金払ってガイドをつけないと歩けなくなっている。食料と飲料水は持参する。山の水を飲むと大変な下痢をします。(私は内蔵がなくなるほどの下痢をした)遺跡入口のホテルでサンドイッチなど食べられます。また、駅に行くと飲食店多い。温泉もあるので水着持参で。
km88という場所でトレインを降りる。普段は停車しないので、車掌に言って降ろしてもらう。今回降りた人は私一人。
2000年11月25日 04:18撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:18
km88という場所でトレインを降りる。普段は停車しないので、車掌に言って降ろしてもらう。今回降りた人は私一人。
最初の吊り橋、ここでインカトレイル通行料17ドルを払う。
2000年11月25日 04:18撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:18
最初の吊り橋、ここでインカトレイル通行料17ドルを払う。
放し飼いのブタがうろついていた。
2001年03月25日 22:24撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
3/25 22:24
放し飼いのブタがうろついていた。
最初は平坦な道が続く
2001年03月25日 23:59撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
3/25 23:59
最初は平坦な道が続く
最後の村がある。
2000年11月25日 04:18撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:18
最後の村がある。
橋を渡り、上り坂が始まる。
2000年11月25日 04:18撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:18
橋を渡り、上り坂が始まる。
朝、ロバの鼻息で目が覚めた。コンロは成田空港で没収されたので、クスコでパスポートと引き換えに借りたもの。
2000年11月25日 04:18撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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朝、ロバの鼻息で目が覚めた。コンロは成田空港で没収されたので、クスコでパスポートと引き換えに借りたもの。
しばらく歩いたら、ヨーロッパ(ドイツ系)のパーティのキャンプがあった。
2000年11月25日 04:17撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:17
しばらく歩いたら、ヨーロッパ(ドイツ系)のパーティのキャンプがあった。
4050mの峠越え。空気が薄くしんどい。
2001年03月26日 00:00撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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3/26 0:00
4050mの峠越え。空気が薄くしんどい。
たくさんの遺跡と壮大な風景が続く。
2000年11月25日 04:17撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:17
たくさんの遺跡と壮大な風景が続く。
池が見えてきた。
2000年11月25日 04:21撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:21
池が見えてきた。
また、遺跡が見えてきた。
2000年11月25日 04:21撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:21
また、遺跡が見えてきた。
ルンクラカイ、サヤックマルカあたり
2000年11月25日 04:21撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:21
ルンクラカイ、サヤックマルカあたり
2000年11月25日 04:21撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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サヤックマルカあたり
2000年11月25日 04:21撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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サヤックマルカあたり
2日目のキャンプ地。雪山が美しい。
2000年11月25日 04:21撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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2日目のキャンプ地。雪山が美しい。
途中の遺跡
2001年03月26日 00:03撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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途中の遺跡
アンデス!
2000年11月25日 04:20撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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アンデス!
2000年11月25日 04:20撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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2000年11月25日 04:20撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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マチュピチュが見えた。感動!
2000年11月25日 04:20撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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マチュピチュが見えた。感動!
マチュピチュまでのインカ道
2000年11月25日 04:20撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:20
マチュピチュまでのインカ道
着いた!
2000年11月25日 04:20撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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着いた!
アグアスカリエンテスのホテルから
2000年11月25日 04:19撮影 by  SP-1500, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
11/25 4:19
アグアスカリエンテスのホテルから

感想

2年前にマチュピチュ遺跡とワイナピチュ登山をした時、インカトレイルの存在を知り、ぜひ歩きたいと思っていた。まだ、歩く人は少なかったため、資料も少なかったが、そんな時に英語のガイドブックを見つけ、計画を立てた。当初3泊4日のコースで計画を立て、古いテント・シュラフなどをザックに詰め込み、成田へ。さっそくコンロを危険物として没収されてしまう。クスコでタクシーのおっさんにコンロを借りるところを紹介してもらい、パスポートと引き換えにコンロを借り、遺跡の街オリャンタイタンボへ。時間が止まったような場所でのんびりとくつろぎ、お湯の出ないシャワーで軽く汗を流し、床につく。翌日、駅で切符を購入、観光列車のようでヨーロッパ系の観光客でいっぱいの列車に乗り込み、km88というところで降ろしてもらう。車掌に言わないと素通りしてしまうので、あらかじめ降りる場所を言っておく。橋の入口のところで通行料を払い、平坦な道を歩き始める。やがて最後の村を越えたあたりから、登り坂がはじまり、小雨も降り始める。13:30ころ標高3550m付近で息が苦しくなったので、ここでキャンプ。ドイツ人のパーティが過ぎゆく。夕方と、明け方雨が降る。
朝はロバの鼻息で目が覚め、テントから顔を出すと、2頭のロバがテントの周りをうろついていた。テントをしまい、草原、小川、滝など美しい景色を眺めながら、最初の峠を目指す。4198mの峠越えでは心拍数が半端ない。激しい高低差を繰り返しながら、至るところにあるマチュピチュに似たような遺跡を見て歩く。15:15頃景色もよく、また、水が豊富な平坦な場所でテント2泊目を決める。やがて一人のフランス人キャンパーもやってきて同じ場所で、キャンプをするが、テントなしでサバイバルシートのみで野宿のようだ。夕食用に水を汲むと、冷たくて気持ちが良い。ついがぶがぶ飲んでしまった。夜になった。激しい腹痛と内蔵がすべて出てしまうほどの下痢が。外は土砂降りと雷。腹も土砂降りと雷。生きた心地がしない。
3日目、雨も上がり、腹も落ち着き、フランス人と一緒に記念写真を撮り、彼は先に出発。遠くにはアンデスの山並みが。しばらく歩くと石段ばかりの道が続く。マチュピチュに近づくと小屋があり、ここでコーラ購入。3ソル。スッキリしたあと最後の上り坂。石の門を超えると遥か先にマチュピチュが...感動で今までの疲れが吹っ飛ぶ。ここの岩の上で濡れたテントを乾かしながらしばらく遺跡を眺める。予定よりも1日早まったので時間に余裕ができる。遺跡までなだらかな道をくだり、遺跡を散策したあと、アグアスカリエンテスで宿を探す。クスコに帰るつもりでいたが、1日余裕ができたので温泉にゆっくり浸かり、泊まることに。温泉では欧米人ばかりで、だいぶぬるめの湯でしばらく疲れを癒す。その後、温泉街をぶらつく。マスフライがうまそうな店を見つけ、早速注文。うまいが量が半端ない。頑張って平らげると再び、急降下の始まり。今度こそ内蔵がなくなりそうだ。もう動く気力もない。しかし帰らなければならない。宿で休み、もう何も口にすることなく10ソルを払いローカル列車へ乗り込む。現地人だけの列車だけに車内は汚く、なにか臭う。車内販売もあり、チキンフライやバナナやゼリーなどいろんなおばちゃんが売りに来る。食べてみたいが、小康状態の腹の具合を考えると、ガマンガマン。朝から何も食べてないが、食べたあとのことを考えるととても食べられない。そんなこんなでクスコに12:00に到着。コンロを返しにゆき、心配だったパスポートを受け取り、帰りの飛行機のリコンファームを確認し、クスコ見学。ケチュアの女の子と知り合い、しばらく公園で話をする。その後2年前に知り合ったフォルクローレの店の兄ちゃんに会いに行く。と首からぶら下げていた当時最新の型の私のカメラが欲しいという。店の品物と交換してくれというので、あれやこれやセーターやポンチョ、楽器などとフィルムを出したカメラを交換。兄ちゃんは満足そうだった。
クスコで1泊後、昨日知り合ったケチュアの娘に約束していた時間に会い、ロバのガイコツでできたギロ(南米の楽器)を土産にいただき、クスコを後にした。

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