野猿谷ボルダー
- GPS
- 07:05
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 157m
- 下り
- 129m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
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▼触った課題
ドロシー 4級○
モンキー&クラブ
→センター 5級FL
→レフト 3級FL
→ライト 2級✕
マジカルナンバー7 3級○取付きに疑惑あり?
カメレオンフェース 5級○
光と崖 3級✕
蝌蚪(かと) 5級○
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初めて野猿谷ボルダーに行ってきた。
なんでもハサマリングが楽しめる課題が目白押し、そんな我々のニッチな需要に答えてくれるという野猿谷ボルダー。噂の真相を確かめる為、我々は一路山梨の野猿谷に向かった。
GWの3連休初日ということで、行きの中央道は始発集合でも30kmという、ちょっと下り方向では見たことないレベルの渋滞にハマりつつそれでもなんとか10時過ぎには到着。マウントピア黒平で協力金を払ったらボルダーエリアに向かう。入金したグループの名簿を見ても同日の記入は10組程度でそこまで混んで無さそう。実際人気と思われるエリア周辺でもストレス無い程度に人混みは無く快適だった。
【特に面白かった課題】
■ドロシー
足先行の体勢を作ってからスタートするワイドクラック課題。こういった足先行ムーブをインバージョン、或いは界隈では「アメリカンドリーム」と呼ぶ事がある。前からワイドクラックでアメリカンドリームの練習をしたかった私には、垂涎の課題と言えるが、実際アメリカンドリームで登れそうな課題が見た限りそこかしこにあった。なるほどここが夢の国か。
ドロシーは下地も良く、比較的リスク少なく足先行で遊べる良課題だろう。4級というグレードだが、登り切るには技術と体幹が問われる。某ワイドクラッカーの方のブログでも「足先行は身体を如何に反転させるかが核心になる」とある通り、インバージョンでスタートして僅か2mで終わるこの課題の場合、身体を反転する事がほぼ全てと言っても過言ではない。「そんなに大変なら逆さにならなきゃいいのに」と思うかも知れないが、足先行にならないと支持するのは不可能なホールドでスタートが限定されているから、スタートとゴールの設定上、足先行になるのが合理的なんだなぁ。というか多分それでしか登れない、これは課題設定の妙だな。最終的に登れたが、色々初体験で解決までが楽しかった。
■モンキー&クラブ
チョックストーンのセンター、左右でそれぞれ3ルートある。面白いのはハンドジャムが試される左3級と、足先行になる右2級だろう。
左は甘いハンドジャムの処理が肝。右はアメリカンドリームでどうやって高度を上げるか、だ。左は改心のFLで解決、ギリギリだった。右はこの日解決出来ずだったが結構進んだ。ダブルフィストで中間部までは行けるが、サイズが広くなる区間を突破するにはもうひと押しアイデア(技術)が必要だろう。やってみて分かったのは、アメリカンドリームの体勢維持は見た目以上に辛いということ。黙って脱力してぶら下がっているだけでもジャムっている足は攣りそうになるし、頭に血が登って(下って)気持ちが悪くなる。身体を持ち上げるには腹筋を中心に体幹が酷使されるし、降りたあとしばらく耳鳴りが止まなかった。また、腹筋が攣りっぱなしになって、しばらく休憩から復帰出来なかった。問題は傍から見ても辛さが全く伝わらないところだろう。でも、あまりの辛さに一周回って笑えてくる。
■マジカルナンバー7
ぱっと見、なんでこれが3級なの?(簡単そうという意味)という感じだったが、下が小さな洞穴みたいになってて、一段下がってみると急に禍々しく変貌して見える課題。下に降りて低い体勢からハンドジャムスタート(我々はそうしたが、もしかしてトポの位置的にもう少し低いのかも知れない。しかしそれだと可能性を感じなかったので許してほしい)、その体勢から洞穴を抜け出してチムニースタイルで上部に抜ける。チムニー体勢に移行すれば勝ち確だが、そこまでが辛い。かなり苦戦したが二人共登れて良かった。
■蝌蚪(かと)
蝌蚪はオタマジャクシの事らしい。最後に緩く5級でも、と始めたら地獄の幕開けだった。上のチョックストーンを手前から奥に抜けて登り切る課題。パッと見ホールド十分で「これは一撃狙いでしょ」と思ったが激甘ちゃんだった。二人共ドハマリして終わるまで帰れない闘いとなる。最終的に諦めかけたラストトライでスピードと勢い重視のアメリカンドリームで解決。これが今日の集大成や!!(5級だけど)そして、次のトライできっちり落としてくるゆーまさん熱い。張り合って来ますね〜。最後気持ち良く帰れて良かった!
以上、噂は本当でした!
ゆーまさん、ありがとうございました!また隙を見つけて行きましょう!
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