八ヶ岳(赤岳 地蔵尾根で敗退)


- GPS
- 25:56
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,287m
- 下り
- 1,082m
コースタイム
美濃戸口11:09 → 11:54美濃戸→13:48赤岳鉱泉(宿泊)
[TOTAL:2時間39分]
<4/6>
赤岳鉱泉07:30→08:07行者小屋→09:30地蔵尾根で敗退→10:38行者小屋→11:04赤岳鉱泉(昼食)12:00→13:03美濃戸
[TOTAL:5時間33分]
天候 | 4/5(土):晴れ 4/6(日):曇り一時晴れ、ガス、雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(4/1から値上がりした模様) https://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/minotoguchi20131105.pdf 行き:茅野駅 10:25→11:03美濃戸口 帰り:美濃戸口 14:45→15:23茅野駅(最終:美濃戸口16:30→17:08茅野駅) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<美濃戸口〜赤岳鉱泉> 登山ポストは八ヶ岳山荘にあります。 美濃戸から簡易スパイク(GRIVEL SPIDER)を履きました。 *赤岳鉱泉 http://www.alles.or.jp/~akadake/ <赤岳鉱泉〜地蔵尾根> 12本爪アイゼン&ピッケル(行者小屋の先くらいまでストック使用)。 地蔵尾根は森林限界を超えるあたりからアイスバーン状の堅雪に新雪が乗ってアイゼンを効かせにくい所多数、一部クラスト。ピッケルのシャフト刺さらないところも。撤退地点までのクサリは雪に埋まっておりほとんど使えませんでした。 <その他> 下山後は八ヶ岳山荘で日帰り入浴(\500) http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html |
写真
ガイドさんの3名パーティは岩を直上したあと行き詰るも、右側にクライムダウンして突破。流石です!
感想
1年ぶりの赤岳、当初は3名の予定がソロに。今回は茅野からバスに乗り、初日は赤岳鉱泉までのアプローチのみ。ここでは初投入のGRIVELのSPIDERが活躍。軽いし、リュックのすき間にねじ込めて便利〜♪
赤岳鉱泉には2時間40分ほどで到着、去年はサンマだった晩ゴハンは嬉しいことに待望のステーキ(食品業界ではステーキと云っちゃあいけないお肉らしい)、まいう〜!
食後はpatagoniaのアンバサダーでもあるクライマー&山岳ガイド、花谷泰広さん達と談笑させていただき、ガイド顧客の方にちゃっかり一杯御馳走になってしまったりで、楽しい話や役に立つ話を沢山聞けて楽しく過ごしました。
2日目、朝は晴れて午後から荒れる疑似好天の予報。出発する頃に雪は止み、回復を期待しつつ、今年は地蔵尾根から登ります。
途中、先行の3人組パーティ×2組に追いついたので先に行かせてもらうものの、森林限界抜けたあたりからトレース判然とせず、雪に埋まった鎖場はアイスバーン状の堅い雪に新雪が乗った嫌な感じ。ピッケルはピックしか刺さらないところ多く、クラストしているところも。新雪の下の氷にピッケルのブレードでステップ切ったり、トラバース気味の緊張する斜登に手間取りました。
9:30頃、落ちたらヤバそうな、岩下を巻く急斜面のトラバースを前に、自分の技術ではここまでかなと、撤退することにしました。遅くとも10時には稜線に出たいと思ってましたが、ここまでかなり予定より時間がかかっており、雪の状態、今後下り坂の天気なども考えると突っ込むのはやめたほうがよさげです。
さきほど追い越したガイドさんの3人パーティは、僕が諦めたトラバースを避けて岩の上を直上し、一旦行き詰ったものの、右側にクライムダウンして突破して行きました。流石プロの判断!ついていこうかなと悩みますが、やはりバスの時間の関係もあり、登頂は無理と判断して下山しました。
赤岳鉱泉まで戻ると、地蔵尾根上部で男性が滑落とのこと。僕が下ってくるときに地蔵尾根ですれ違ったのは男女2名パーティ1組と単独のひとだったと思う。そのうちのひとりだろうか。スタッフが救助の仕度をしてあわただしく飛び出して行きました。どうやらナイフリッジあたりでの事故で目撃者がいたらしく、足の骨折をされたとのこと。命に大事なさそうでなによりですが、無事救助されることを祈ります。
赤岳鉱泉で予定より早くなっちゃったランチ、ビーフカレー&ビールを流し込んで12時に下山開始。下りもSPIDERが活躍、足が軽い〜。
美濃戸に着くと、ちょうどお昼に肉うどん(おいしいらしいです)を食べてこれから下りるというガイドの花谷さん達にばったり、美濃戸口までお車に乗せていってくれるとの有難いお言葉にちゃっかり便乗させていただきました。おかげ様でバス待ちの時間が1時間できたので、八ヶ岳山荘でひと汗流すことが出来ました。大変お世話になりました〜!
コメント
この記録に関連する登山ルート

http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51150455.html
この日の滑落事故について翌日の赤岳鉱泉のBLOGに記述がありますが、地蔵上部というのは私の聞き違いかなにかで、文三郎道のほうだったようですね、訂正しておきます。
しかし、軽アイゼンにピッケルなしで冬同然の赤岳に登るとはちょっと信じられません。大怪我をされてお気の毒ですが、もっと上のほうで滑落していたらと思うと、不幸中の幸いだったんじゃあないでしょうか。あれ?しかし無傷で生還とありますね。違う人?遭対協の人や山岳警備隊も上がって行ったし、美濃戸口には救急車も来てましたが・・・。
4/6に文三郎尾根分岐から赤岳を目指していました。
時間帯がずれているのでお会いしていないと思いますが、
私も撤退しましたので同じような気持ちで読ませていただきました。
新雪の雪質のせいで歩きにくく
トレースがわかりにくくてやっかいでしたけど、
水墨画みたいな景色が見れてけっこう満足しました ^^
赤岳鉱泉の夕食の写真ありがとうございます!
参考になります。次は私も泊まってみたいと思います!
silvetさん、はじめまして!去年は天狗で敗退、今年は赤岳で敗退です。(涙)
ブンザのほうも、厳しかったのですね。初日に美濃戸でお会いした方も、雪質が難しくて敗退したとおっしゃってました。それを聞いて地蔵にしたんですが、まだまだ僕の技術では厳しかったです。
ところで、帰りのバスはたぶん同じ便ですよね。茅野につくまで吹雪いてたのが、駅についたら晴れました。変な天気の1日でした。
赤岳鉱泉、去年はサンマでしたがそれも美味しかったですよ〜。
2年連続でしたか...
でも、あの天候でしたのでご無事でなによりです ^^
いえいえ、むしろ地蔵のほうが厳しそうですし。
分岐の手前ぐらいから歩きにくさが増してきまして、
分岐を越えたあたりからは風でトレースが消え気味でしたので
強風で飛ばされるよりも
コースから外れて滑ったらやだなって思って引き返しました。
14時45分のバスでした!
バスをおりて蕎麦食べて出てきたら青空が広がってて
もっと早く晴れてくれたら...って思いましたので
たぶん同じバスですね!
次に行くときは赤岳鉱泉泊まって
できれば阿弥陀まで歩いてみたいと思います (^-^)/
はい、去年は天狗敗退のリベンジを赤岳で晴らしたのですが、今年は東天狗まで行けたけど赤岳には見事手痛くリベンジ喰らいました〜(笑)
地蔵も、僕よりかなり前に出られた女性ソロの方が展望荘まで吹雪いてたと言って下りて来られましたし、下りる途中は3名くらいの方がすれ違いで登って行かれました。あの状況をすんなり行っちゃう人は行っちゃうんだから、すごいですね〜。
バスは、たぶんsilvetさん左の前のほうですね、スマートなお姿に見憶えが。僕はそのすぐ右後ろだったんじゃあ、ないかなあ。お互い、次回頑張りましょう〜
左側の前のほうで
ニット帽を深くかぶってひたすら寝続けてました...
赤いザックなんで目にとまったかもです。
いえいえ
YOS1967さんこそスマートですよ ^^
右後ろぐらいといわれれば乗ったときに
お見かけしたようなしてないような(笑)
お互いがんばりましょうね!
ありがとうございます ^^
たしかに寝られてましたね〜。
僕はメタボですよ、ダイエットしても山に行くと食べて飲んでで、体重増えます。(笑)
またお会いするかも知れませんね、よろしくお願いします
あれ?
スマートな雰囲気がしたのですが...
赤岳大好きになりましたし、
八ヶ岳はあちこち行ってみたいので、
またどこかでお会いしましょう♪
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