娘と歩く東海道五十三次その22・由比駅→柚木駅→原宿

2022年05月07日(土) 〜 2022年05月08日(日)

• GPS: 10:58
• 距離: 31.7km
• 登り: 68m
• 下り: 63m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:23
• 休憩: 2:52
• 合計: 7:15

距離 14.2km 登り 94m 下り 88m

9:16 由比駅
10:07 11:48 由比宿（見学・昼食）
12:15 蒲原駅筋
13:00 13:40 蒲原宿（見学）
14:30 14:40 ツル家（休憩）
15:00 15:10 富士川民俗資料館分館（見学）
15:37 岩淵常盤邸（見学）
15:59 16:10 水神社
16:31 柚木駅

2日目

• 山行: 5:43
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:57

距離 17.5km 登り 10m 下り 14m

7:36 柚木駅
8:57 8:58 西木戸跡
9:10 10:13 吉原宿（昼食・見学）
10:55 左富士
11:30 吉原駅付近
11:50 12:00 妙法寺（休憩）
13:00 東田子の浦駅筋
14:33 ゴール地点

天候

1日目 晴れ 2日目 曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

　
★スタート地点
JR東海道本線 由比駅徒歩3分

★ゴール地点
JR東海道本線 原駅徒歩3分

　　

コース状況／危険箇所等

　　
先日の長崎街道で江戸→長崎を終え一区切りついたので、
街道歩きの集大成として娘と東海道復路を歩くことにしました。
街道についての説明は今までは写真欄にてしておりましたが、
資料が豊富に出回っているので基本的には省略することにし、
迷いやすい場所や調査の段階で謎だった場所を主に掲載します。

ルート選定は分間延絵図並見取絵図（1806）を踏襲しています。
この絵図でルートを精査し参考本で補正する形にしました。

●この区間での注意点

蒲原宿の先から富士川駅付近にかけては、
元々は富士川沿いを進んでいましたが浸食の影響で
江戸時代末期に山越えのルートが開削されています。

分間延絵図は旧ルートが描かれていますが、
崩落などで痕跡を留めてない場所が多いことから
山越えの新ルートを経由することにしました。

車の交通量で少々気になった区間は

・由比駅から由比本陣手前にかけて
・富士川駅付近から岩淵にかけて
・原宿手前の1車線区間

これ以外は特に問題ないと思います。

また、この区間の大きな見所である富士山は、
晴れであっても季節によっては見えないことが多く、
確実性を高めたいのであれば冬場の通過がオススメです。

●飲食、トイレなど

東田子の浦駅辺りなど飲食店が少ない場所もありますが
コンビニや何かしらはあるので問題ないと思います。

由比は桜エビのシーズンは飲食店が混みあいます。

これ以外は特に問題ないでしょう。

1日目の昼食・由比　桜えび茶屋にて桜えび定食
1日目の夕食・富士　らんにてしょうが焼き定食
2日目の朝食・ホテルの無料のもの
2日目の昼食・吉原　cafeにてつけナポリタン
2日目の夕食・新幹線でご当地カレーパンなど

●参考文献
五海道其外分間延絵図並見取絵図（1806）
地形でわかる東海道五十三次 ほか多数

　　

写真

5/7 6:31

ポイントが貯まったのでゆとりのグリーン車で♪

5/7 9:14

3日前に訪れた由比駅前。今日も晴れました〜

5/7 9:21

実はこの何気ない路地が東海道なのです。

5/7 9:29

桜えび通りに出ました。GW終盤ということや朝早いこともあって静かな空間でした。

5/7 9:47

せがい造りの伝統的な家々が並びます。海と山に挟まれた漁村的な光景がどこか懐かしさを感じました。

5/7 9:52

鯉のぼりと触れ合ったり〜

5/7 10:05

由比本陣公園の亀が甲羅干しをしてました。ひっくり返したらアカンて！

5/7 10:10

藍染のお店の中の立派な藍がめ。ここで東海道五十三次の手ぬぐいを買いました。

5/7 10:17

お決まりの。

5/7 10:55

広重美術館で版画体験もしました。綺麗に出来てるでしょうか？

5/7 11:00

裏手にある桜えび館で昼食。清水にいた頃はいつも素通りでした。今こうして入るのは不思議な感じです。

5/7 11:15

桜えび定食を奮発。娘はかき揚げを食べないと踏んでたのですが私のをあげると半分近く食べられました（笑

5/7 11:39

由比の高台から。さすがにこの時間になると暑くなってきました。

5/7 11:43

良き良き。

5/7 11:51

東の桝形跡。そんなこんなで由比には2時間近く滞在しました。歩く距離を短くしてるのでゆっくり見て回れるのがGOOD！

5/7 12:12

一見、晴れ渡ってるように見えますが奥にあるような雲が富士山を見えなくさせる元凶なのです。高い山なので雲が全部ぶつかっちゃうわけですね。

5/7 12:25

ここでモナカを投入。ツバメがよく飛んでいました。

5/7 12:30

イルカのスマシ。蒲原はイルカを食べる習慣があって一つの名物になっています。味はいわゆる珍味といったものです。

5/7 12:38

暑くなると休憩は欠かせないです。こういう東屋はオアシスです。

5/7 12:54

蒲原宿は左に曲がって山沿いを進むのですが元々は直進でした。津波被害で移転せざる得ませんでした。

5/7 13:02

歴史的建造物は全体の3割らしいのですが洋館、旅籠、なまこ壁などバリエーションに富んでいて個人的には非常にポイントが高いです。

5/7 13:22

旧五十嵐歯科医院を見学。大正3年築。

5/7 13:11

娘は旧家の中に入るのが凄く楽しいようで特に2階がお気に入り。

5/7 13:26

モミジのガラスが美しい。

5/7 13:30

なまこ壁が良いですね。蒲原、由比、興津とこの界隈は実に見所があります。

5/7 13:48

導・水・管！

5/7 13:56

元々は直進だったのですが江戸末期に左の山道にルートが変わります。富士川による浸食が原因で分間延絵図では旧ルートが描かれています。

5/7 14:00

そこそこの勾配が続きます。遠くに見える駿河湾が綺麗でした。

5/7 14:13

本来なら真正面に富士山が見えるのですけどね〜

5/7 14:33

左手のツル家さんで和菓子を購入して休憩しました。

5/7 14:34

栗の粉餅は昔からの名物で岩渕の間の宿で食べられていたものを現代風にアレンジ。これが美味しいのだけど娘はプリン。

5/7 15:11

岩淵の一里塚。対になって残っています。

5/7 15:03

娘と比較すると・・・。デカイ！！

5/7 15:09

富士川民俗資料館分館で一服しました。

5/7 15:21

間の宿 岩淵。左の常盤邸は女優常盤貴子と関係があります。

5/7 15:30

昔のトイレをお試しで。男のほうも試していました😅

5/7 15:50

喜ぶように富士川の橋を渡りました。

5/7 15:55

下を見れば溶岩の石の間に激流が流れるという凄まじい光景だったのですが怖がらなかったのは天竜川や大井川で慣れたのかもしれません。

5/7 16:04

水神社でフォロワーさんから頂いたお菓子を一緒に食べました。Twitterでの実況を見て橋の手前で待っててくれてました。ありがたや〜。

5/7 16:30

身延線の柚木駅で1日目終了！ずいぶんと日焼けしました。

5/7 17:59

ご飯がマンガ盛り。晩飯は富士駅前の定食屋「朝食とランチのお店らん」にて。雰囲気良くて正解でした。コスパ最強！

5/8 7:31

2日目スタート。袖師駅で手を振る娘。車掌さんが振り返してくれました。

5/8 7:55

間の宿 本市場。煙突のある光景がなんとも富士市らしい・・・。

5/8 8:12

この日は朝からムシムシ。まるで梅雨のようでした。

5/8 9:03

富士市の花は「バラ」文化会館の名前はロゼシアター。綺麗なバラと富士山が見られる公園がたくさんあるそうです。

5/8 9:09

吉原宿。渋い商店街。その賑わいは宿場であった頃を彷彿とさせるものがあります。

5/8 9:11

ここの名物は「つけナポリタン」。食べたいけど店はどこも11時半からと諦めていたところ・・・

5/8 9:55

なんと！ご厚意で1時間早く提供して頂けました。とにかくありつけて良かったです。カミレオンカフェというお店です。

5/8 9:35

待ち時間の間はまるでテーマパークのようなスナック街を散策してました。

5/8 10:19

静岡の中部はこのようなアーケードを持つ町がよく残ってますね。岡部は驚きましたが吉原もなかなかのもの。

5/8 10:27

岳南鉄道の吉原本町駅。路線は変わった形をしてますが古い時代の東海道（根方街道）を縫うように敷かれています。

5/8 10:58

本日の左富士はこの通り。ほんとは雄大な富士山を眺めながら歩ける区間ですが今の時期はなかなか厳しいですね。

5/8 11:01

左富士神社の休憩（私のみ）。娘は回転する遊具でずっと回ってました（笑

5/8 11:21

左富士の名所は津波で吉原宿が移転したことで道が北上する形になったのがきっかけで生まれます。江戸から京に向かうと富士山はいつも右に見えるので特別な場所でした。

5/8 11:30

半袖になっていたのも束の間、昼前から少し寒くなってきました。しかし、なんちゅー格好だ😅

5/8 11:55

妙法寺は三大ダルマ市が開催され厄除としても有名なお寺。 ダルマは拝殿の中にいらっしゃいました。ここでしばし休憩。

5/8 12:22

ここからはほぼ一本道で原宿まで続きます。

5/8 12:49

浮島沼はかつて存在した大湿地帯のこと。富士山をバックに大小の沼が点在していたそうです。今は埋立てられ水田となり宅地や工場用地として開発が進んでますが地盤が脆弱なので新幹線や東名高速は一帯を避けて建設されています。

5/8 12:54

なつかしい！

5/8 13:01

東田子の浦駅を通過。富士山が見えればまだマシなのですが面白味があまりない区間です。

5/8 13:25

211系に手を振る娘。

5/8 14:30

原宿。殺風景な光景が続く中で元宿場というだけで心が踊ります。

5/8 14:34

若者の街 原宿 イェーイ。

5/8 14:32

浮島ヶ原の東の砂丘上に出来た宿場だったので「原宿」ここも津波被害で現在地に移転を余儀なくされた経緯をもっています。

5/8 17:08

新幹線で完歩ぃ。いよいよ次は箱根峠！

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　　
前回のさった峠から中2日での街道歩き。

こうも立て続けに歩くとなると、
街道が嫌いになってしまう危険があるのですが、
娘に関しては全くそういう素振りがないのです。

「アイスが食べれる！」「スタンプが貯まる！」
と、上機嫌。3月頃までの嫌々がまるで嘘のようです😅

今回の区間も前回と同様、富士山を楽しめる区間ですが、
晴れたにも関わらず全然顔を出してくれません。

私「ちゃんとテルテル坊主作ってきた？？」
娘「輪ゴム足らなくなるでしょ！」
娘「ティッシュなくなってしまうやろ」

と、怒られる始末で・・・トホホ

まぁ、この時期は見えれば超ラッキーなので、
前回さった峠であれほど眺めれたので良しとしました。

ただ、その分、吉原駅から単調な区間は暇で暇で。
娘も飽きてきた様子で疲れも出ている感じでした。

こういう時は肩車をすれば万事オッケーなのですが、

私「頭の匂いってどんな匂いがする？」
娘「なんかようわからなん匂いやから汗の匂いにしとくわ！」

こんなしょうもない会話をしながら切り抜けました（笑

次回はいよいよ箱根峠。
天気次第ですが春はこれで休憩を頂きまして、
10月頃からまた再開できればと思っています。

なお、今回の街道歩きの記録は以下のブログでもまとめています。
https://borabora.seesaa.net/article/490968604.html
https://borabora.seesaa.net/article/491099118.html

　　

コメント

京のスター

ヤオニャオスケさん、凄過ぎます(・・;

宮宿で長居し過ぎて、足が動きません(笑)

ヤオニャオスケさんが日本橋に着かれても再スタート出来てないと思います(泣)

しかし、娘さんご立派！!！

恐れ入りますm(_ _)m

yaonyaosuke2

HIDENORI-Tさん　勢いでここまで来れましたが次は10月ということで中だるみしないか心配です😅再開の前にどこか山でトレーニングさせないと。いつも見ていただきありがとうございます

うみさま

53画像
殆どが固定されたこの時代
回転できるようになってるはレアかと＞どこに反応してんねん?

yaonyaosuke2

umisamaさん　やはりレアですよね見かけること自体が少なくなっちゃいましたね。ジャングルジムなんかも。