微笑みにして届けます 扇山
- GPS
- 04:45
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 619m
- 下り
- 905m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 鳥沢駅 |
写真
感想
こうしてこうすりゃ、こうなるものと 知りつつこうして こうなった。(
都々逸)
具体的に何も語ってもいないのに、話を聞く人それぞれに違うことを思い浮かべる。
山嶺に辿り着くと、誰をも「なるほど」と納得させるところが山の凄さだと思う。
今日も来た。浅川BSからのスタートだ。中央線の車窓から空を眺めると鈍色の雲が天に張り付いているかに見える。列車はさらに東京から遠くざかるにつれ、その雲はちぎれ始め、白い雲の間に青空が見えてきた。スマホをタップして天気ナビを見る。曇りのち雨とある。天気は悪い方向に向かっているのか。車窓から眺める天気は回復の兆しさえあるのに。
見慣れた浅川峠に着いた。足の具合さえ良ければ、権現山〜扇山ルートだったが、今日のところは扇山に的を絞って登ると決めた。山頂から富士が白い顔をのぞかせている。おぉこの天気でよくも頑張ってくれていた。昨晩、親指にネット包帯を強く巻き過ぎたため、深夜にズキズキした痛みで目を覚めてしまった。最善とはいえない状態で山に入ることにためらいがあったものの登りは順調であった。問題は下りである。特に石がゴロゴロした山道では痛みが脳に反響する。足先にしびれを感じる。もう少し長く歩いて足の調子を見たいと思い下山路は梨木平に出た。ここは、鳥沢駅からバスでくる登山者の起点となるところだ。下山者はいなかった。強い痛みを伴うことはなかったが、まだまだ違和感が残った。鳥沢駅で靴紐を解き足を開放してやる。ホッとする感じが伝わってきた。ひにもす柔らかな日差しが差し込み、私の薄い影が山道に落ちていた。天気は何とか持ってくれたようだ。
久方振りに会った友人も「そうだよね」「いろんなことあるね」でおおよそ通じるもんだ。はっきりと言わない世界もあるのだろう。
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