姥ヶ岳改め大日ヶ岳ならず鎌ヶ峰
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コースタイム
--10:25鎌ヶ峰--11:26水後山--12:19リフト小屋--13:11檜峠登山口
天候 | 曇り時々晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大日ヶ岳--郡上市白鳥町檜峠登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口960mからリフト小屋1,360mまではスキーコースを歩行(退屈)、緩斜面には10〜20cm程度の雪が残る。。 リフト小屋から勾配きつく雪堅くアイゼン着用 すぐにブナ林の稜線逍遙 水後山手前から急勾配、雪庇目だち始める 水後山から鎌ヶ峰は雪庇が発達してクラックが生じている ここからピッケル使用 一部土が露出しているが難易度は徐々に上がる 鎌ヶ峰の手前は急勾配を無雪部分を辿って登る 雪庇は徐々に高く細くなる ついに1m以上のクラック入の雪庇 右側は崖、左側も急勾配 私の技術では通過難しいので、ここまでで引き返した |
写真
装備
個人装備 |
ストック
アイゼン(10本)
ピッケル
昼食、行動食
ヤッケ
バーナー
水(2?)
その他
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感想
土曜日午後9時出発
大野の市街地をとうに抜けた頃
当初ナビに午前2時着の予定で出ていたのが
気がつかない間に午前5時着予定に
変わっているのに気づく
しかも当初R157に入る設定をしていたのに
知らぬ間に勝原スキー場を越えて
九頭竜湖に向かっている
引き返してR157に入り直して
いくつかのトンネルを抜けると
目の前にバリカーが現れ、通行止の看板
ナビは設定後に通行止め情報をつかんだの?
気を取り直してカーナビが修正した後の道を確認
その道は九頭竜湖を90kmを迂回して
林道のような県道で目的地に導いていた
さすがに疲れたので九頭竜湖道の駅で
明るくなるのを待つことにした
仮眠から目が覚め、R158をダムの方向に進め湖畔を東に向かう
ダム湖に架けられた橋に着いてみると
この県道も雪崩れや落石のため
5月31日まで通行止との表示
気を取り直して、持ってきた資料で検討
美濃に抜けて白鳥の檜峠から
大日ヶ岳に登ることにした
6時半頃、峠の広場に着く
準備を済ませて、7時前に出発
既に標高は1000m近い
登山口のの表示は山ほどあるが
積雪もあっていきなり笹野原に迷う
方向を定めて歩くと日帰り温泉に抜け
そこからスキー場のゲレンデを延々登るという
とても興ざめな展開
スピーカーからはスキー向きの曲が鳴り響き
ゴンドラリフトもせっせと動いている
登山道のゲレンデは尾根なので雪は途切れ今は休止状況
雪の積もった沢側のゲレンデのみ営業のようだ
標高1360mリフト小屋を越えると
雪がしっかり締まってきてアイゼンが必要となる
急な坂は穏やかな稜線にかわり
雰囲気の良いブナの森に入ると
ゲレンデに響く音楽も遠くなっていった
空は真っ青とはいかなかったが
風もほとんど無い穏やかな天候
右手には、大日ヶ岳とその前衛峰が並んで見える
広い尾根が徐々に狭まり
バームクーヘンのような側面を見せた1m程の積雪が
その狭い尾根の上に乗っかっている
雪が崩落した部分は地面が露出している
9時50分最初のピーク水後山1558mに着く
水蒸気をたくさん含んだような
もやっとした展望だが
野伏ヶ岳と薙刀山らしき白い並びが
右側に見える
ここまででも雪庇やクラックらしいものはあったが
だんだんと雪庇は大きく棚から落ちそうになってる
クラックは小さなクレパスのようになってきた
右は雪庇を踏まないように
左は斜面を滑落しないように
気をつけながら歩く
時にヒドンクレバスのようなクラックに
足を取られる
黒い小さな帽子を被ったような切り立ったピーク
地形図に名は書いていないが
近づくにつれ山名柱が立っているのが見えてくる
最後の急坂を登り切ると
柱には、鎌ヶ峰と書いてあった
北東には大日ヶ岳の幅の大きな山容が見える
その頂上にはスキー場方向から登ってきたと思われる
登山者の姿が豆粒のように見える
ここから頂上まで往復2時間といったところだろうか
そして北側には野伏より一回り大きく真っ白な
三角錐の山体が2つ並んでいる
あれは白山や別山か?
鎌ヶ峰山頂から一旦下がり付属峰と思われるピークに着く
狭いピークの上には年輪を重ねたような雪が
1m以上積もっててクラックが入ってる
この上に乗ったら崩れて右側の谷に落ちるかもしれない
しかし左側も急傾斜の斜面
ここをアイゼンの前爪立てて回り込んでも
この先は急な下りに見えるし
ヘタすると進退窮まる恐れもあるなあ
あーあ、大日ヶ岳は目の前だけど--
多分10分くらい迷ってたと思う
でも結局あきらめて大日に背を向けた
これなら確実にダイナランドから登った方が良かったかな--
でもここまでの縦走路も歩きごたえあった
満足のような不満足のような気持ちで来た道を戻る
ごついクラックを横から見る
上からだとこんな大っきいとはわからない
水後山で今日唯一多治見から来たという人に会った
その人はゴンドラリフトで登ってから
歩き出したようだ
聞くとスキー場は山菜の宝庫らしい
入場料1,000円はいるらしいが
成果はあるとのこと
しかし、山菜も毒草も薬草もわからない私には
難しいだろう
下りはゆっくり雪庇の写真を撮りながら歩く
登山口付近の日帰り温泉で湯に浸かって
帰路に着いた
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