北石橋(きたしゃっきょう)と糸岳周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:20
天候 | 晴たり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
糸岳を巡るルートは荒れている。 |
その他周辺情報 | 秋保温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
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感想
仙台近郊でもっとも存在感のある山、それは大東岳だろう。その西側にはブナ林が広がり、豊かな水量の沢が何本も流下する。その中で大行沢は「天国のナメ」の異名を持つ滑の連続する沢である。その沢を見下ろしながら大東岳の山懐に入ってゆく。大行沢の対岸には裏磐司の岩盤が屏風のように連なる。小屋の近くで大東岳へのルートを離れ、大行沢のナメを横切って北石橋へと向かう。小尾根をトラバース気味に登りつつ回り込んだ沢に北石橋がある。石橋(しゃっきょう)とは岩が水の力によって撃ち抜かれ、橋のような形で沢をまたいで立つものをいう。仙台近郊には、3つの石橋があるが、水流が石をぶち破って作った本当の石橋はこの北石橋だけだ。この景観は素晴らしい。これを目の当たりにしたときには声も出ないほどの感動が呼び起こされる。特に下流側から眺めるとその美しさは圧倒的である。こんな景観であれば、東京や大阪の近郊ならば行列ができていることだろう。今日は土曜日だが、我々以外に人の気配は全くない。ずっと眺めていたいところだが、今日の行程は長い。そろそろ出発の時である。ここから糸岳までは道が荒れ気味だし、厳しい登りとなる。二口峠から登ればさして困難のない糸岳に登りつくと、妙にほっとした気分がする。一息ついたら今度は磐司岩の方角へと下る。あの巨大な岸壁の西端をかすめて通るというのもまた楽しである。絶壁の眺望を楽しんで、さらに下ってゆくと、やがて岩盤の上をはねるようにして流下する沢の傍らに出る。これが白糸の滝の上部にあたる。滝というが、沢がずっとナメ滝になっている。その幅も相当あるので、実に見ごたえのあるナメ滝である。二口の本流に流入するところはすでに林道脇である。2パーティーほどの先行者がいるが、このアクセス容易な美瀑ですら、この程度しか人はいない。出合下を渡渉して林道に上がり、駐車地点へと急ぐ。磐司岩を今度は下から見上げて、その夕景を味わう。最後は二口温泉(すでに廃業)で汗を流すばかりだ。
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