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記録ID: 4357503
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ハイキング
近畿

西野水道から山本山

2022年06月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:54
距離
6.9km
登り
272m
下り
266m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:24
休憩
0:31
合計
2:55
12:29
23
西野水道
12:52
12:52
26
西野峠
13:18
13:18
30
13:48
14:19
28
14:47
14:47
37
15:24
西野水道
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場/西野ほりぬき(水道)公園
コース状況/
危険箇所等
道の状況/手入れ、表示板整備されている。気温25度なるも涼風と木陰歩きに暑さには耐えられる
その他周辺情報 古保利古墳群を経て山本山を訪ねようと西野ほりぬき公園の駐車場を利用したつもりだったが、この西野水道の歴史や西野峠の歴史まで学ぶことができ、とても見所の多いコース
初めて訪ねる駐車地の西野ほりぬき公園。西野水道って何だろう
2022年06月03日 12:30撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:30
初めて訪ねる駐車地の西野ほりぬき公園。西野水道って何だろう
三方を山に、一方を余呉川に囲まれた西野集落は古くから大雨のたびに浸水、飢饉に見舞われたため、琵琶湖に通ずる山を掘り抜き、水を放水しようと苦労して水路を作ったと言う
2022年06月03日 12:32撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:32
三方を山に、一方を余呉川に囲まれた西野集落は古くから大雨のたびに浸水、飢饉に見舞われたため、琵琶湖に通ずる山を掘り抜き、水を放水しようと苦労して水路を作ったと言う
その水路の入り口。能登、伊勢の石工と村民達により手堀りで6年の歳月をかけ全長220m、1845年の6月3日、折しも今日この日に貫通したと言う
2022年06月03日 12:38撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
1
6/3 12:38
その水路の入り口。能登、伊勢の石工と村民達により手堀りで6年の歳月をかけ全長220m、1845年の6月3日、折しも今日この日に貫通したと言う
古保利古墳群は今から行くコースの稜線上にある
2022年06月03日 12:31撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:31
古保利古墳群は今から行くコースの稜線上にある
公園を抜け林道を右へ、間も無く獣作を通過する。公園入り口に熊注意の看板があったが、まさか、こんな所にいるのかと思っていたら早速、路上にそれらしきフレッシュなフンが!
2022年06月03日 12:39撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:39
公園を抜け林道を右へ、間も無く獣作を通過する。公園入り口に熊注意の看板があったが、まさか、こんな所にいるのかと思っていたら早速、路上にそれらしきフレッシュなフンが!
やがて歴史散策木戸の道と表示板。担いだ物資をこの先の西野峠を越えて琵琶湖の木戸湊まで運び、船で大津、そして京都へ。幕末には琵琶湖に120の湊があったと言うから驚きだ
2022年06月03日 12:45撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:45
やがて歴史散策木戸の道と表示板。担いだ物資をこの先の西野峠を越えて琵琶湖の木戸湊まで運び、船で大津、そして京都へ。幕末には琵琶湖に120の湊があったと言うから驚きだ
西野峠までの登りでの一服場だったとか。米俵2俵120kgを担いでいたと言うのか
2022年06月03日 12:48撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
1
6/3 12:48
西野峠までの登りでの一服場だったとか。米俵2俵120kgを担いでいたと言うのか
西野峠。400m降れば木戸湊跡。我々は左の稜線に乗る
2022年06月03日 12:52撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:52
西野峠。400m降れば木戸湊跡。我々は左の稜線に乗る
道は整備されている。今日は気温25度との予報だが、風が稜線を東から琵琶湖の方へ吹き抜け、汗が噴き出すほどではない
2022年06月03日 12:53撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:53
道は整備されている。今日は気温25度との予報だが、風が稜線を東から琵琶湖の方へ吹き抜け、汗が噴き出すほどではない
早速、古保利古墳群の表示板。3〜4世紀、古墳時代前期のものだと言う。稜線の自然地形を利用して一列に幾つも続いている
2022年06月03日 12:59撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:59
早速、古保利古墳群の表示板。3〜4世紀、古墳時代前期のものだと言う。稜線の自然地形を利用して一列に幾つも続いている
こちらは明らかに前方後円墳の面影を感じる。他にも前方後方墳、円墳、方墳など132基にも及ぶ一大古墳群で登山道はその縁を歩いている
2022年06月03日 13:05撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 13:05
こちらは明らかに前方後円墳の面影を感じる。他にも前方後方墳、円墳、方墳など132基にも及ぶ一大古墳群で登山道はその縁を歩いている
この道は賤ヶ岳から山本山までの稜線を「近江湖(うみ)の辺の道」として平成22年に整備された
2022年06月03日 13:21撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 13:21
この道は賤ヶ岳から山本山までの稜線を「近江湖(うみ)の辺の道」として平成22年に整備された
そうこうしていると山城の雰囲気
2022年06月03日 13:45撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 13:45
そうこうしていると山城の雰囲気
山本城本丸跡、山本山山頂
2022年06月03日 13:48撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 13:48
山本城本丸跡、山本山山頂
山本城は室町時代の浅井氏の小谷城の支城だったとのこと
2022年06月03日 13:51撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 13:51
山本城は室町時代の浅井氏の小谷城の支城だったとのこと
二の丸跡から琵琶湖竹生島が見え、眼下に余呉川河口。向こうに比良山系が見える。
この地は歴史が古いなあ、今日はたくさん勉強したぞ
2022年06月03日 14:18撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 14:18
二の丸跡から琵琶湖竹生島が見え、眼下に余呉川河口。向こうに比良山系が見える。
この地は歴史が古いなあ、今日はたくさん勉強したぞ
来た道を帰る。戻った駐車場から向こうに伊吹山。そして、左に浅井氏の小谷城があった小谷山が見えて、なるほどその位置関係も分かる
2022年06月03日 16:01撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 16:01
来た道を帰る。戻った駐車場から向こうに伊吹山。そして、左に浅井氏の小谷城があった小谷山が見えて、なるほどその位置関係も分かる
さて、西野ほりぬき公園に戻って来た。改めて見学すると、朝、入口を見た水道は初代のもので、この管理室でヘルメット、長靴、懐中電灯を借りて見学もできるようだ
2022年06月03日 15:31撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 15:31
さて、西野ほりぬき公園に戻って来た。改めて見学すると、朝、入口を見た水道は初代のもので、この管理室でヘルメット、長靴、懐中電灯を借りて見学もできるようだ
こちらは二代目水道の入り口。通ってみよう
2022年06月03日 12:31撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 12:31
こちらは二代目水道の入り口。通ってみよう
真っ暗なこのトンネルは昭和25年に完成した。釣り人が時々通り抜ける
2022年06月03日 15:41撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 15:41
真っ暗なこのトンネルは昭和25年に完成した。釣り人が時々通り抜ける
潜り抜けたその先に
2022年06月03日 15:44撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 15:44
潜り抜けたその先に
竹生島を正面に琵琶湖が広がる
2022年06月03日 15:45撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
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6/3 15:45
竹生島を正面に琵琶湖が広がる
公園のように
2022年06月03日 15:45撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
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公園のように
水辺が広がる
2022年06月03日 15:47撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 15:47
水辺が広がる
振り向けば、昭和55年竣工の三代目の余呉川放水路西野トンネル。対岸に釣り人、トンネルの上の稜線を先ほど往復したのだ
2022年06月03日 15:45撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 15:45
振り向けば、昭和55年竣工の三代目の余呉川放水路西野トンネル。対岸に釣り人、トンネルの上の稜線を先ほど往復したのだ
こちらが初代水道の放水口
2022年06月03日 15:49撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
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6/3 15:49
こちらが初代水道の放水口
こっちは今通り抜けできる二代目水道の放水側になる
2022年06月03日 15:50撮影 by  iPhone 11 Pro, Apple
6/3 15:50
こっちは今通り抜けできる二代目水道の放水側になる

感想

稜線に古墳並びし山本山 二の丸跡から竹生島近く

この時期に標高324mの低山は暑いのではと思ったが登山路は木々に覆われ、風が尾根を越えるように常に琵琶湖側に抜け、汗を抑える。この地形を利用して古墳群は一列に並んでおり登山路はその縁を進む。行きは右に帰りは左に琵琶湖の水面を感じながら。そして、山本山山頂から見える竹生島は「滋賀県の山」の中では一番近い位置にある。

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