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記録ID: 4361
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積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳

2010年02月28日(日) [日帰り]
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zen その他1人
GPS
06:48
距離
11.9km
登り
1,007m
下り
1,004m

コースタイム

2/27橋本16:20=新宿=高崎19:28=水上20:36=土合21:00…谷川ロープウェイベースステーション21:20(仮眠) 2/28ベースステーション5:00…一の倉沢出合6:40・・・一ノ沢出合7:00〜7:30(ピットチェック)・・・西黒尾根取り付き8:40・・・鉄塔下940m地点(ピットチェック)9:00〜9:10・・・1390m地点10:40〜10:53…(スキー滑降)・・・1256m11:00・・・12:10ベースステーション13:15・・・水上(入浴)…水上14:40=高崎=八王子=橋本18:45
天候 雨後みぞれ、雪、曇り、晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年02月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
一ノ倉沢出合に真新しい左岸からの全層雪崩の巨大デブリあり。右岸から巻いて一ノ沢出合まで、登り、ピットチェックを行う。50cmくらいまで、雨が染みたようなザラメ状、その下にやや脆い層があったが、ショベルコンプレッションテストの結果、層は安定していて、特に弱層は確認できなかった。湯桧曽の新道は、積雪が少なめで、よく締まっていて比較的歩きやすい。旧道も一部でデブリがあるが、歩くことは可能。
ファイル
非公開 4361.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54)
久しぶりに土合地下駅、486段の階段を上がって、改札へ。土合駅からベースプラザまでは、月明かりを歩く。
久しぶりに土合地下駅、486段の階段を上がって、改札へ。土合駅からベースプラザまでは、月明かりを歩く。
谷川岳ロープウェイベースプラザ、5時出発。小雨の中、土合橋の新道入口へ下る。
谷川岳ロープウェイベースプラザ、5時出発。小雨の中、土合橋の新道入口へ下る。
とりあえず、スキーを履いて。
とりあえず、スキーを履いて。
新道は、よく締まっていてツボ足でもOK。東屋は、屋根が出ている。
新道は、よく締まっていてツボ足でもOK。東屋は、屋根が出ている。
東屋は出ているので、積雪は少なめ。
東屋は出ているので、積雪は少なめ。
一ノ倉沢出合の巨大デブリ!!
一ノ倉沢出合の巨大デブリ!!
デブリの左の樹林から一ノ沢出合をめざす。
デブリの左の樹林から一ノ沢出合をめざす。
デブリの上方。全層雪崩!?
デブリの上方。全層雪崩!?
正面に一ノ倉沢テールリッジがかすかに見える。
正面に一ノ倉沢テールリッジがかすかに見える。
ここでも左岸側から雪崩痕
ここでも左岸側から雪崩痕
一ノ沢出合。ここでピットチェック及び弱層テストを2カ所で行う。
一ノ沢出合。ここでピットチェック及び弱層テストを2カ所で行う。
ピットチェック
一ノ沢全景
雪に埋まった一ノ倉沢及び岩壁群
雪に埋まった一ノ倉沢及び岩壁群
一ノ倉沢出合。旧道を西黒尾根登山口に向かう。
一ノ倉沢出合。旧道を西黒尾根登山口に向かう。
マチガ沢出合。
旧道も、雪は少なめで、比較的歩きやすい。
旧道も、雪は少なめで、比較的歩きやすい。
雪のない部分もあり。
雪のない部分もあり。
登山指導所上で、訓練中の方々
登山指導所上で、訓練中の方々
登山指導所の上部から西黒尾根に取り付き直登。
登山指導所の上部から西黒尾根に取り付き直登。
鉄塔下で、ピットチェック。
鉄塔下で、ピットチェック。
土合駅、湯桧曽川を望む。
土合駅、湯桧曽川を望む。
西黒尾根南側に雪庇
西黒尾根南側に雪庇
上方の1390m地点まで登ったところで、吹雪で超寒い。時間切れとなり、疎林を100mほどをスキー滑降。ガリガリ斜面で快適とは言い難い。
上方の1390m地点まで登ったところで、吹雪で超寒い。時間切れとなり、疎林を100mほどをスキー滑降。ガリガリ斜面で快適とは言い難い。
樹林が濃くなったところからは、ツボ足で下降。
樹林が濃くなったところからは、ツボ足で下降。
西黒尾根の途中には、雪洞泊をした箇所あり。
西黒尾根の途中には、雪洞泊をした箇所あり。
土合橋が見えてくる。
土合橋が見えてくる。
鉄塔下の急斜面
ベースステーション帰着。皮肉にもこの頃より天候が回復青空も。
ベースステーション帰着。皮肉にもこの頃より天候が回復青空も。

感想

日曜日朝方は雪の予報だったが、出発時は雨。湯桧曽新道は、締まっていて歩きやすい。一ノ倉沢出合で、巨大デブリに遭遇。左岸の尾根筋からの全層雪崩が、一ノ倉沢出合を埋め尽くしている。本谷及び一ノ沢にも多少雪崩痕があったが、出合のデブリほどの規模ではなかった。このところの暖かさと雨の影響のためか、50cmくらいの深さまでザラメ状となっていて、その下やや柔らかい層があった。ショベルコンプレッションテストの結果、特に弱層は確認できなかった。
 

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コメント

もしかしてすれ違ったかも
週末はタカマタギが雨だったため、転進して西黒尾根に行きました。
時間的にも同じころ尾根を歩いているようです。

どうも、写真の雪洞は我々のものにみえます。
2010/3/1 22:42
ニアミス
yhiroさん、こんにちは

 西黒尾根を登る時には、雪洞の箇所には、赤布が立てられていました。その先で、数名のヘルメットを被った方々とすれ違いましたが、もしかしてその中におられたのでしょうか? 似たような方がいたと思いましたが、タカマタギに入っていると思っていたので、失礼しました。
 下山時には、赤布はなかったので、入れ違いに下山したのですね。いずれにしろ、立派な雪洞でした。
2010/3/3 13:51
偵察と西黒の両方は時間的に厳しい(HKさん)
天候は、朝は雨が降り、次第にみぞれ・吹雪と変化した。一の倉出合は一の倉尾根側からの巨大なデブリ。2/27の底雪崩の様だった。一の沢出合で雪質テストをしたが、50cm程のザラメと堅雪との境界がある程度だった。今後の新雪とブロック崩壊が警戒すべき点の様だ。その後、旧道経由で西黒尾根に向かったが、旧道は大きなデブリが二か所あり、土の露出も見られた。河原や新道・旧道付近では雪の少なさが目立ったが、鉄塔下より上では昨年よりはやや雪が多い様子。50CMほど下にザラメのやや弱い層が見られたものの、上下は安定した堅雪だった。ただし、昨日の雨で融けた雪面は凍っており、今後の積雪に注意が必要。西黒に入るまでに予想外に時間がかかり、時間切れでラクダのコブの前で撤退した。偵察と西黒の両方をするのは、時間的に厳しいようだ。
(同行者HKさんの感想)
2010/3/3 13:57
ACMLでも一ノ倉沢出合の情報あり
ACMLでも一ノ倉沢出合の情報が流れていたので転載します。

>山下@横浜蝸牛です。

 土・日と谷川岳一ノ倉沢出合に行ってきました。
先週の暖気と金曜日の大雨にやられてボロボロです。
滝沢リッジはオムスビ岩から下が雪がほとんど無く藪です。
 滝沢大滝(F1)は立派な氷瀑になっていますが、20分おきに三スラから雪崩が襲ってきます。
ニノ沢右壁も盛んに雪崩れていました。雪崩は全層雪崩で、一ノ倉尾根の出合からコップスラブまでの南斜面はズダズダになって、本谷に大きなデブリを出していました。
 偵察で一ノ沢の入口まで入ったのですが、すぐ後ろで一ノ倉尾根からデカイ雪崩が出て、直前に歩いた所が埋まってしまいました。
烏帽子と衝立の岩壁は真っ黒で大氷柱は陰も形も無く、水がシャバシャバ流れていました。
 この後の天気にもよりますが、登れそうなのは東尾根くらいでしょうか?それも、上部がどうなっているやら…。第二岩峰あたりでボロボロになっているかも知れませんねぇ。
 日曜も朝の暗いうちから雪崩の音が響き渡っていました。谷川岳登山条例も温暖化に伴って時期を書き換えた方が良いかも知れません。
2010/3/3 14:22
プロフィール画像
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