大倉山氾濫原周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 321m
- 下り
- 326m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
午前中だけ時間が空いたので嫁さんのオフ車を借りて一人、大倉山経由で氾濫原に散歩に行って来た。オフ車はホンダのSL-230なのだが緑のトンネルのダートをとことこバイクで走るのはなかなか気持ちがいい。家から桑沼を過ぎて大倉山の登山口迄は60分ぴったりで到着。
さてだらだらと大倉山の斜面を登る、大した登りじゃないのだが、この日の暑さは尋常じゃなかった。真夏の雰囲気で虫の声がものすごい。蜩(ひぐらし)なのか他の虫なのかとにかくいろんな虫の声が緑の中にあふれていた。大倉山山頂には難なく着き長倉沢に降下する。大倉山の尾根は結構立派なブナの林があっていつもここでキャンプしたいなとか思うのだが(長倉尾根の野営指定地もいい雰囲気だったなあ)なかなか機会がない。
長倉沢の水音が聞こえてくるとしっとりとして冷たい氾濫原の空気が漂ってくるのが感じられた。とても涼やかで気持ちいい。顔の周りにまとわりつく虫を除けば。氾濫原への入り口付近の斜面が崩れていて大きな木の根っこを越えてようやく氾濫原に到着。いずれ大きくここが崩れたら長倉沢の中流域に湖ができるのであろうか。
氾濫原の入り口付近の大倉山とは反対側の山の中腹からきれいな湧き水が滝のように流れ落ちてくる。考えてみると長倉沢を少し登ったところにも滝があるらしいから、この氾濫原一帯の空気はよく言われるところのマイナスイオンが沢山集まってくる場所になっている。その成果よく分からないけど、とても空気が清々しくて気持ちが落ち着く森になっている。薪も沢山落ちていて野営してみたいなとか思うのだが、多分夜は冷えるだろうなとも思う。
お湯を沸かしてインスタントのコーヒーを作る。ちょこっとパイプタバコなんかも吹かしてみる。ここではきれいな水の流れが至る所を横切って行くが、沢山の羽虫が風に乗って流れて行くので空気の流れもよく見えてまるで自分が水の中にでもいるような錯覚を感じる。とても不思議な場所だなと思う。森は花の季節は過ぎたので完全に緑の洪水であった。
帰りは尾根に登り返すのが面倒なので林道へのショートカットを使って戻った。尾根を乗り越すときに一人行き過ぎた以外に誰とも会わない静かな散歩だった。まあこの時期は団塊の登山者さん達は朝日や飯豊のビッグネームに行っているだろうからこんな低山は顧みられないんでしょうね。虫が多くて帰りはずっと防虫ネットをかぶって歩いた。スキー場迄出るとお風呂にでも入っているようなもっさりした空気に戻ってうんざりした。
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