記録ID: 4418097
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ハイキング
奥武蔵
秩父東 経塚🚏〜大霧山〜美の山〜いこいの村ヘリテイジ美の山♨️〜親鼻駅🚉
2022年06月20日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:30
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 958m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:07
距離 16.0km
登り 959m
下り 1,128m
外秩父七峰縦走ハイキングロードのファンの多さに納得する。四峰を分けて歩いたが、変化に富み、整備されていてどの山も思い出に残っている。後、二峰を次回に取ってある。ラスト外秩父が楽しみだ。剣ヶ峰はまた今度。然も。今回、図らずも江戸巡礼古道を歩けた。嘗て、江戸の庶民は観音信仰から秩父三十四所を目指した。そのルートは川越、小川町を抜け粥新田峠から外秩父の山を越える。熊野権現から始まった観音巡礼の最終の地は秩父、権現は明治になり失われたが、観音巡礼だけは庶民の心に残っている。今も惹きつけるものがあるのだろう。これから秩父の山へ向かう。楽しみが増えた。山岳信仰の聖地、秩父の山、楽しみだ。
天候 | 朝方曇りがち、風なく、気持ち良く歩ける。昼近く晴れてきて暑くなる。湿度も上がり、足が止まる。キツい登山となってくる。全般的に霞みがかっていて、眺望は致し方なし。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
05:41 本川越 徒歩 05:49 川越市 東武東上線急行・小川町行 06:27 小川町 徒歩→ローソン握り飯3茶1 06:46 小川町駅 イーグルバス小川町駅−白石車庫(和紙の里経由)・白石車庫行 07:16 経塚 帰り:15:33 親鼻 秩父鉄道・羽生行 16:05 寄居 東武東上線・小川町行 (実際は寝過ごし、寄居の次まで行ってしまい一便遅れています。) 16:29 小川町 東武東上線急行・池袋行 17:12 川越市 徒歩 17:22 本川越 西武新宿線急行・西武新宿行 17:55 小平 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大霧山は外秩父七峰縦走ハイキングルート、歩きやすかった。道も広く整備されている。道標は心憎いほど、道に迷うことはないだろう。蜘蛛の巣攻撃ない。美の山は里山らしく道は狭く細い。一部ぬかるんでいる。トレッキングコースになっているようなので道標はしっかりしている。民家の間を抜ける場所やルート選択を要する場所で戸惑う。蜘蛛の巣が一部襲ってくる。美の山は車で登るもののようだ。 |
その他周辺情報 | いこいの村ヘリテイジ美の山は登山ルートに近く便利で、露天風呂はないが、風呂からの眺望はいい。サラリとした適温の温泉が楽しめる。サウナがあって眺望風呂一つで880円、今回クーポンで770円で入れた。早く着いていれば2時発の送迎パスで西武秩父駅まで送ってもらえたようで残念、レストランも2時まで、早く行く必要あり。 https://www.ikoinomura-minoyama.jp/ |
写真
外秩父第3弾、戻ってきた。今回は経塚駅から親鼻駅16km(大霧山〜美の山)。東武竹沢から小川町:16km(金勝山〜官ノ倉山〜石尊山〜仙元山)、白石車庫からときがわ町:17km(笠山〜堂平山〜都幾山)に続く。前回以上に蒸し暑く、きつい。予報では30℃。バス停で下りたのは私以外4名のセレブっぽいシルバー男女、大霧山〜皇鈴山〜登谷山、寄居まで20kmを越える道程。凄い、秩父の暑さに耐えられるか?フル装備。私は無理せずこのルートを短く切って登る。次回が外秩父ラストとなる。「夏どこか行かれますか?」と聞かれた。東京多摩でもよく聞かれた質問。要はセレブにはこんな山は相手ではない。練習だと言いたい。けしてメジャーな山ばかりが山ではないと言いたかったが、そこは言わぬが花。どこにも行きません。と答え、一人、道を急いだ。暑くなる前に距離を稼がなければならない。既に臨戦態勢、ストックを握る。
寄居の山を登っていて分からなかった中央の三角の山の名前をお伺いしたところ、何と答えは”山”名はないとのこと。そう言えば、八ヶ岳の麓に住んでいた時、地元の人に山の名を良く聞いたのだが、答えはやはり”山”だった。名のある山は特別なのだと妙に感心したものだ。女性も元々塩尻の出とのこと。諏訪湖の向こう側だ。懐かしい。
誘惑には勝てない。林道に下りてしまう。秩父高原牧場の中を抜ける道。江戸巡礼古道だった。粥新田峠を通って、小川町と秩父を繋ぐ道。川越道。小川町からのバス通りに沿い、橋場から峠に抜ける。道理でバス通り沿いの家々が古く立派なはずだ。今頃気が着いた。私も川越から小川町に来た。小川町は東武線の終点になる。秩父へ向かう山越前の宿場町。
美の山を舐めていた。工程的にまだ半分しか来ていない。これから標高差357mを登っていかなければならない。大霧山のように道が整備されていればいいが。実際は里山特有の嫌らしい道行きが待っていた。甘くはなかった。兎も角ヤマレコを信じて上っていく。二十三夜寺をまず目指す。
この辺りで足に違和感を感じ始める。里山の道は林道と車道と荒れた道の行きつ戻りつなので、足をひねる。ストックを持って来て良かった。疲れもある、然も蒸し暑い。足が前に行かない。喘ぐ。
凄まじい所が随所に。ここで携帯の画面が暗くなる。やっと判った。太陽の熱で携帯の液晶が音を上げたのだ。電源を切り休ませれば元に戻るのであろうが、電源は切れない。日陰に収めると直る。
更に道なき道に入る。藪漕ぎ、東京里山行脚を彷彿。藪の先の崖には要注意。ワイルドな道。更に行けたのだろうが。半ズボンなので断念。車道へ下りる。車が良く通る。皆、山頂の駐車場に向かうようだ。何のための藪漕ぎじゃあ
山頂標は見つけにくい。ヤマレコの山頂マークは全く外れている。辿り着くには一捻りがいる。しかし、ここで山頂標は美の山になっている。蓑山ではない。地域住民から見れば昔ながらの蓑山、観光客から見れば美の山と言うことだろう。登山ルートは住民配慮必要でしょうね。なんか勝手に上がりこんでごめんなさいという感じを受けた。
美の山公園さようなら。また来たい。次は車かな!孫連れて!夢でのお話し。公園で2歳くらいの孫をあやすおじいちゃんに声をかけた。初孫ですか?いいえ、3人目。このくらいが一番かわいい。と羨ましいお答えを頂きました。おばあちゃんと孫の親の娘と4人で幸せそうでした。
榛名神社がまたあった。江戸巡礼古道にもあったが。榛名神社は元々、萬行大権現。そもそも観音巡礼は熊野権現から始まっており、権現と観音信仰は結びついていた。ところが明治になって権現を本地垂迹の否定から神仏分離により神社名にしたから訳が分からなった。各地の危うい神社の存続問題はここに発している。名を元に戻せば見えてくるものがある。
下りるとホテルの裏手。表に回る。レストランがある。しかし2時までで昼の部終了。送迎バスはもう出てしまう。全て諦めて♨に入り、親鼻駅に向かうしかない。下りるのに1時間半と脅された。実際は1時間かからない。45分ほど。お風呂は残念ながら露天はないが、サウナあり、眺望抜群。山並みを見ながらゆったりお湯に浸かる。しかし、帰りの電車の時間があり、ゆっくりは入れなかった。
親鼻駅を目指すが、→は皆野駅になっている。オカシイ。実はこの時15:44発の西武秩父経由の電車を目指しており、焦っていた。1時間を切っている。皆野駅なら近くなる。しかし...
畑の先に親鼻駅。なんともかわいらしい駅舎。駅の回りは何もない。15:44発御花畑経由だと18:01小平着、その前の電車15:33発寄居経由であれば17:55小平着になる。電車代は高くつくがまあいいかと早い電車に飛び込んだ。しかし秩父電車の中でついつい気持ちよくなり、寝過ごした。結果的に御花畑経由を選択しても帰る時間より遅くなってしまった。情けない。
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
ストック
ウォーターバック
リストバンド
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感想
秩父は遥か山の中の盆地、夏は蒸し暑い。これをどう乗り切るかが勝負。半袖半ズボンで勝負を賭けたが、美の山で参った。美の山は里山、登山道はけして甘くない。道は隘路、荒れ、草生して、泥濘、蜘蛛の巣攻撃も受ける。ハイキングコースとは雲泥の差だ。里山との戦いには東京の里山100選で辟易したが、同じ経験をした。ストックと手袋は正解だったが、熱くともコンプレーションインナーは肌を覆うものでなければだめだろう。しかし、今週末、この里山の登山道をトレッキングとは、ケガされないことを祈る。
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