記録ID: 4429964
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ハイキング
奥武蔵
秩父東 橋場🚏〜皇鈴山〜登谷山〜長瀞駅.🚃.皆野駅〜梵の湯♨〜皆野駅🚉
2022年06月25日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:00
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 702m
- 下り
- 756m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:52
距離 19.9km
登り 711m
下り 786m
16:31
ゴール地点
最後は熱中症に罹ったようで、兎に角、炭酸水をがぶ飲み。きつかった。当初の計画は内手から二本木峠、2山、そして早々に和銅鉱泉に歩いて向かう予定だったが、まず欲がでて橋場から粥新田峠、秩父高原牧場経由で2山とし、和銅鉱泉は電車でと思ったら温泉は改修で休みと登山の前日HPを確認し、代わりに梵の湯とした。何でも確認は必要だ。ヘロヘロになって山から温泉に向かい、やっていなかったなんて悲劇以外の何物ものでもない。星音の湯に送迎バスありと事前に知っていれば、そこにしたかった。丁度バスが長瀞の駅を出たところだった。悔しいの一言。結果として梵の湯に往復45分費やした。徒歩でトホホ。このクソ熱いのに。
天候 | 一日中晴れ、風なし、湿度低くカラッとしており、梅雨明けかと思えるほど。温度が時間と共に上がる。真夏を思わせる。キツい山行きとなる。しかし、ジトーとこないので何とか耐えられる。これが秩父の暑さなのだろうか? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
05:55 新所沢 西武新宿線・本川越行 06:13 本川越 徒歩 06:24 川越市 東武東上線準急・小川町行 07:04 小川町 徒歩 07:10 小川町駅/イーグルバス・小川町駅−白石車庫(和紙の里経由)・白石車庫行 07:35 橋場 中間移動:13:54 長瀞 秩父鉄道・三峰口行 14:04 皆野 帰り:16:33 皆野 秩父鉄道・飯能行 17:42 飯能 西武池袋線急行・池袋行 18:09 所沢 西武新宿線急行・西武新宿行 18:18 小平 |
コース状況/ 危険箇所等 |
車道や林道を多く通るので、歩きやすいが、車やバイクの交通量が多いので要注意、ほぼ山上まで車が上がれるようになっている。観光地なので致し方ない。山上はハイカーは少なく、トレイルランナー、観光客、カメラマン、ライダーがメインになる。 |
その他周辺情報 | ・秩父高原牧場:ミルクハウスのちちぶ山麓牛乳180mℓなんと100円、ソフトクリーム350円、美味い!安い!モーモーハウスは酪農、牛の勉強ができる。分かり易い、乳牛の一生は僅か5年に驚かされた。あんなに大きくなる。太く、短い一生。 https://www.pref.saitama.lg.jp/kogen-bokujo/ ・梵の湯:私の好みのヌルヌル湯。荒川に臨んで露天風呂と内風呂、サウナは温度差攻撃で2部屋つながっているのが面白い。入口がアルミの扉で素人ぽさがある。風呂御代はこの地域の880円と定番価格。わらじカツ丼が有名、1000円也。場所は皆野町駅から皆野橋を渡り徒歩20分程度、バスは本数が少ないので歩く方が良いよう。皆野橋は歩いて渡ると怖い。高いわりに欄干が低い。その分景色はいいが。 https://www.bon-chichibu.jp/ |
写真
東秩父最終章は、小川町駅からバスに乗り、橋場BSで下りて粥新田峠を目指して登る。そこから秩父高原牧場に抜け、2つのピーク、皇鈴山と登谷山を踏破する。定番の寄居には下りず、長瀞へ向かい、野上駅から秩父鉄道に乗り、皆野駅で下り、歩いて梵の湯へ、帰りは皆野駅から西武線で帰るもの。当初は遥か手前、皇鈴山への入口の内手BSで下り、早々に登ってしまおうと思ったが、前回、大霧山に登った際、粥新田峠の手前から下山。この峠道が江戸巡礼古道と知り、小川町から峠に向かう道も歩きたくなった次第。3.5km距離が長くなる。牧場を抜ける道、牛に逢えることを期待している。元々和銅鉱泉まで歩くことを考えていたので、そのことを考えればいいだろうと安易な考えに嵌る。和銅鉱泉が改修のためお休みと前日HPを見て知り、電車利用で皆野の梵の湯に変更した経緯がある。心配は暑さに耐えられるかだ。予報では35℃を超えるとなっている。朝から晴れ渡った空、この時期でこんなに暑くなるのか。体力が持つか心配だ。
登山道に辿り着くまで車道を歩く。天気のいい週末、車やバイクがひっきりなしに走っていく。今も秩父に抜ける幹線道路でもある。道端の木にオレンジ色の実がたわわに実っているのを見かけた。おいしそうだ。口にするとほのかに甘い、自然で衒いのない、あっさりした味、少々ぬめりがある。桑の実の親戚。楮(コウゾ)の実。道理で美味い。木の皮は和紙の原料になる。中国から紙の技術と共にやってきたそうだ。今も東秩父を和紙の里にしている。
次の日が第一回みなのトレイルランニング大会。30K/50K、明日も暑いようだから大変。計1000人参加なんて信じられない。結果が公表されていないので完走者は何名か分からないが、何れにしてもお疲れ様。美の山登山は大変だったに違いない。
乳牛が集まっている。皆、各地の酪農家の若い牛が集められ、交配され、戻しているとのこと。とするとミルクは絞っていない?毛並み抜群。元気いっぱい。モーモーハウスがこの先にある。チラッと覗いたのだが、乳牛の命は僅か5年とある。私を見つめる目は何を物語っているのだろうか?
山頂標は広場と離れて本来の山頂広場に朽ちて落ちていた。何と言うギャップ。車で上れる山は本来の姿は失われる。しかし、そのままの山頂では木々に覆われ風景が失われる。観光のためには開発もいいことだが、山のあるがままの姿もある程度残すべきなのでは?皆さんはどう思われますか?
登谷山山頂は夜景が美しいので有名。頷ける。眼下に寄居の街並み。山の下に見える大きな工場はホンダの寄居工場かな?私以外にもう一人ハイカーが登ってきたので聞いてみた。何と以前ホンダに勤めていらっしゃったとのこと。ホンダ寄居工場は遥か東、寄居から外れる。実際はドイツのボッシュの工場。でかい。自動車部品を作る。その方は小川町に住まわれ、長野県大町出身とのこと。先日大霧山でお会いした女性のハイカーは寄居に住まわれ、長野県塩尻出身であった。やはり長野出身は山が好きなんだなあと納得。私も八ヶ岳の麓に住んでいたことがあるのでお気持ちが分かる。山に住んでいた人間は山に戻る。
その方が教えてくれた蝶アサギマダラ。私は全く知らなかった。動きが鈍いので写真に納め易いのが特長。渡り蝶で、ここで生まれ、育ち、遥か南の台湾、南西諸島で越冬するらしい。凄い。こんな小さな体で何千キロも旅をするなんて。感動に浸る。
歩きやすい道、車両用に整備されている。日が照り、きついが、足が攣らないし、何とかヘロヘロにならないで歩ける。道がいいからだろう。上り下りも少ない。実際は帰りの電車の中で両足が攣った。みっともないので薬を即飲んだ。
最早、予定の電車に乗れず、1時間ずらした電車とする。まだましな方。1時間遅れで済むはず。予定より1時間半遅れを最早30分取り戻した。然らば野上駅ではなく長瀞駅へ。少々距離的には遠いが皆野駅には近くなる。急ぐ。
なかなか歩きやすい道、助かる。日本水の森へと下りて行くことになる。ヤマトミズと読む。水源の森100選に選ばれている由。後で味わえるとは思いも寄らない。途中下りた民家の先で道を間違える。上から声がする。その家から女性が、私の進む道は行き止まりと教えてくれた。ありがたい。民家の先、泉から水が流れ落ちている。思わず口に含む。美味い。水を得た魚。ヤマレコを確認しまた歩き始める。
梵の湯までどうも遠回りしたようだ。この時、既に熱中症に罹りかけていた。炭酸水が兎に角欲しくなる。道は遠く、ぐるっと荒川を抜ける道に入り、車道を歩き続けた。この道は止めたほうがいい。手前の看板の星音の湯は長瀞と皆野からバスの送り迎えがあるらしい。知らなかった。
オートキャンプ場に入る。いい風景だ。セレブの世界。オートキャンプ場に日帰り温泉梵の湯は並んでいる。河川敷。写真も撮る余裕もなく温泉に入る。帰りの電車は2時間後、皆野駅から。温泉で聞くもそれしかないようだ。バスの本数が少ない。
撮影機器:
装備
個人装備 |
コンプレッションインナー
短パン
スポーツシャツ
靴下
グローブ
リストバンド
日よけ帽子
登山靴
ザック
スマホケース
おにぎり
茶
栄養ドリンクゼリー
防犯ブザー
ベアスプレー
ヘッドランプ
携帯バッテリー
ケーブル
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
スマホ
タオル
ストック
着替え
|
---|---|
備考 | コンプレッションインナーを上下長袖にしたが、この暑さでは無理だった。次回半袖にしなければならない。熱中症にかかってしまったようだ。 |
感想
次の日の第一回みなのトレラン大会はどうだったのか。ヤマレコでのみ確認したが、相当しんどかったようだ。寝ないで富士山を巡るウルトラトレイル・マウントフジ2022を走るランナーを間近で見た時は驚くとともに勇気と元気をもらった。不思議なものだ。彼らからオーラが出ていた。超人ランナーを初めて見た皆野の人々に感動を与えたものと信じる。今回の山行きは何とか時間遅れではあったが無事に終えた。外秩父最終章を有終の美で飾れた。道端で食べたコウゾの実の味。東秩父に残る秩父事件の記憶、秩父高原牧場で乳牛の僅か5年の一生を知ったときの心の辛さ、皇鈴山の朽ち果てた山頂標と立派な見晴台とのギャップに感じた疑問、登谷山で初めて見た蝶アサギマダラが数千キロを旅することを知った時の感動、そして教えて頂いた名も知らないハイカーへの感謝の気持ち、全ては私の心に刻まれた。山は何も語ることはないが、汗をかいて歩くものには見えるものがある。
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