番城山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 745m
- 下り
- 738m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:10
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道なし |
その他周辺情報 | 蔵王温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
蔵王の西に知られざる山々が連なっている。地図に「番城山」と大きく記されている山も、訪れる人稀な不遇な存在である。へそ曲がりのasakinuはこの山が気になって久しい。ebiyanさんのブログを参考に、登ってみることにした。北麓の「古屋敷」という集落からアプローチする。この集落は、80年代に製作された山村のドキュメンタリー風映画、「ニッポン国・古屋敷村」の舞台になったところで、製作当時は8戸が生活していっというが、今や廃村であり、古い藁葺きの家がぺしゃんと潰れてそこにある。この国の衰えをいやがおうにも感じさせる。
古屋敷から林道に乗り入れ、林道終点近くから作業道跡を辿る。すぐに沢を渡渉し、植林後間もない荒れた斜面をジグザクに作業道跡に沿って登っていく。作業道跡が下りに転ずる地点の右手に大きなアスナロの木があり、ここから踏み跡を拾って小尾根に乗る。周囲は若いブナ林となって好ましい林相をなしているが、メマトイやブヨの多いこと。普段、気にしないasakinuが初めて音を上げて「黒御簾頭巾」の人となる。藪が左右から被り、倒木と岩屑が邪魔をする。小尾根から一旦大きめな尾根に乗って小ピークの西側を巻いてゆく。左から窪が寄ってくるので、そこからは窪を登っていく。ひたすら登って主稜線に乗ると、雪庇の跡が残っている。多少とも歩きやすいところを選んで尾根のすぐ脇をたどり、最後は篠竹の中に踏み跡を拾って山頂に至る。意外にも山頂にはほとんど潰れた(かに見える)シェルターがある。なおも雪を豊富に擁する蔵王を、こうして西側から眺めるというのもオツなものだ。飯を食うにしても食べるたびにメマトイやブヨが一緒に口に入ってくるのには「閉口」した。
下山はまっすぐ降るので速い。若葉を吹いたばかりのイワガラミ、ぶっといワラビ、高貴な香りを漂わせるウワミズザクラの花穂を採りながら、野生的な登山を十分に楽しんだ1日であった。
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