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記録ID: 4486584
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雪山ハイキング
塩見・赤石・聖

奥茶臼山回顧録【24.03.15作成】

2010年04月18日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.7km
登り
1,142m
下り
1,126m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2010年04月18日(日)

アイゼンデビュー!
わっくわくのサックサクだったけど、思いのほか過酷な山行に…
詳細は感想欄にて。
2010年04月18日 08:38撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
9
4/18 8:38
2010年04月18日(日)

アイゼンデビュー!
わっくわくのサックサクだったけど、思いのほか過酷な山行に…
詳細は感想欄にて。
奥茶臼から中央ア。
2010年04月18日 12:12撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
8
4/18 12:12
奥茶臼から中央ア。
塩見。
2010年04月18日 12:24撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
12
4/18 12:24
塩見。
荒川。
2010年04月18日 12:17撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
10
4/18 12:17
荒川。
赤石。ド迫力。

てか最近のスマホカメラ性能良いので十分満足してたんだけど、当時の一眼レフの写真引っ張り出してくると、全然違うんだと実感しますな。
久しぶりに山に一眼レフ持ち込みたくなったかも。
2010年04月18日 12:43撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
12
4/18 12:43
赤石。ド迫力。

てか最近のスマホカメラ性能良いので十分満足してたんだけど、当時の一眼レフの写真引っ張り出してくると、全然違うんだと実感しますな。
久しぶりに山に一眼レフ持ち込みたくなったかも。
撮影機器:

感想

2010年04月18日(日) [日帰り]
『アイゼンデビューと、人の温かさに触れた山』

◆登山の背景
3月の八ヶ岳にて、残雪期におけるアイゼンの必要性を痛感した我々。
4月に買っても使える時期は限られますが、GWの涸沢を目指し思い切ってアイゼンを購入。
初使用の山として奥茶臼山を選びました。
今はこのくらいの距離の山は割と普通に歩きますが
当時の私たちの感覚では、日帰りで14.7kmの山は途方もない距離でした。
なのによく残雪期にここ選んだな…

まぁ結果的に、その選択のツケは私自らの体で清算する羽目になるのですが…


◆登山の詳細
初めて買ったアイゼンはペツルのバサック。
安定のグリベルは他の人と被りそうなので却下。
ブラックダイヤモンドはステンレス製で、当時はまだ耐久性が未知数だったので却下。
カジタックスは確か当時廃業するしないでゴタゴタしていたので却下したような?
半ば消去法でペツルになりました、今ではお気に入りメーカーですけどね。

さて、山は4月半ばの割にそこそこ残雪があり
アイゼントレーニングにはちょうど良い塩梅だったと記憶しています。
ただかなり序盤からアイゼンを装着し、慣れない足取りで長距離を歩くことになりました。
景色を存分に堪能し、山頂を折り返したところで本日唯一の登山者と遭遇。
『途中で引き返そうと思ったが、お二人のトレースに勇気づけられてここまでこれた』
と言っていただきました。
その方は山頂へ向かい、我々は下山ということでそこでお別れしたのですが
さぁそこからが地獄の始まり。

股関節痛の再発です。

この頃は膝痛よりも股関節痛に悩まされることが非常に多かったのですが
ここでの股関節痛が過去イチ痛かったです。
あまりの痛さに足が全く進まず、登りの倍の時間をかけて下る羽目になりました。
30分おきくらいに休憩しながら足をマッサージして再び歩き始める。
これをひたすら繰り返し、あと1時間くらいで登山口というところで休憩をしていると
先ほどお会いした登山者の方が追い付いてこられました。
股関節痛のことをお話ししつつ、先をお譲りしようと思ったのですが
ゆっくり休憩してから行きますから、ということだったので
最後、登山口まで我々の後ろを付かず離れず、一緒に歩く感じになりました。

下山後、冷静になって考えたのですが
あちらの方が明らかにペースが速く、我々を追い抜いて下山することは容易だったはず
しかしあの日あの山域にいたのは我々とあの方の2組だけ。
私の股関節の状態を聞き、あえて我々の後ろを我々のペースで歩いてくれたのかな?と。
何かあった時の為に。
山を始めて1年も経たない未熟者でしたから、危ういな…と思われたのかもしれません。
たださりげなく、恩着せがましくもなく見守っていただいたんだな…と思うと感謝しかない。
今の自分ならできるか?と言われてもなかなかその気遣いはできませんよ。


◆登山の感想ほか
アイゼンで凍った雪面をザクザク歩くのがスゲー楽しかった記憶があります。
ただ、股関節痛の影響から最終的には全工程で12時間以上時間がかかりました。
不本意ながら、1日で12時間以上歩いた初めての山、ということになりますw

ただそれより何より、目に見えない人の優しさ温かさに触れた山行だったかなと思います。

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コメント

あっきーさんこんにちは。

ゆっきーさんは始めましてになります。
いつもあっきーさんには大変お世話になっておりますm(_ _)m

いや、社交辞令ではないですよ。本当にお世話になってるんです(笑)

心温まる素敵なお話でしたね。
僕もいつの日か、山でさり気なく誰かを助けられるような格好良い登山者になりたいと思います😁

当たり前の事ですが、お二人にも初めての時期があったのですよね。

色々と試行錯誤されている姿見ると、遠い存在だったお二人がとても身近に感じられて嬉しいですし、経験の浅い自分にはあっきーさんがその当時感じた事や考えた事が書いてある感想はとても参考になります。

過去の山行記録のUP、これからも楽しみにしています。
2024/3/15 17:18
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2
しろちゃんさん、こんばんは!
コメントありがとうございます(*'▽')

いや〜今でこそ上から偉そうに講釈垂れてますが
始めた当初なんて、ご覧の通り失敗の連続でしたよσ(´∀`;)
私達には師匠と呼べる方がいなかったので、独学で失敗繰り返しながら今に至ります。

こうやって記録にして人にお見せするのは正直恥ずかしくもあるのですが
仰る通り、始めたての頃の失敗やそれに至る心理って、山始めて間もない方たちにとって教訓になる良いサンプルなのかも?と思って、詳細を記載している側面もあります(*'▽')

いやほんと、さりげない気遣い素敵ですよね。
下手に『一緒について行きましょうか?』とか言わないあたり、スマートな見守り方だったなぁと、今なら余計に感じますね。

応援ありがとうございます♪
初期の記録は特にグダグダなものが多いですが、そう言ってただけると励みになります(*^^*)
2024/3/15 18:37
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1
しろちゃんさん はじめまして
こんばんは(^^)
いつも拍手をありがとうございます。
お世話になっております😊

私は最初の頃、山でどんな物を使うのか全然分かりませんでした。
まず道具の名前を覚える所からのスタートでしたよ😁
道具の種類が沢山あって、名前を覚えるのに苦労した記憶があります。

しかも、雪山で転びまくって結構やらかしていますね😓
恥ずかしいですが、まだまだ過去レコにも出てくるはずです😭
今後も気をつけねばと改めて思いました。

過去レコ楽しみにしていただきありがとうございます😁
私達も昔の事を振り返り、懐かしさを感じております🥰
今後ともよろしくお願いします😆
2024/3/15 20:25
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