神ノ川ヒュッテ〜大室山〜犬越路〜神ノ川ヒュッテ
- GPS
- 06:35
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,071m
コースタイム
天候 | 晴れのち一時曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ほとんどの方が路肩に駐めています。 7時前の到着時にはヒュッテ近くの路肩は埋まってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは一部崩れていますが補修されています。 下りは破線ルートの為、分岐の箇所が全く分かりません。 ただ、登りで利用するには分かりやすいと思いますが、急登になります。 |
写真
感想
16日(金)、名古屋出張の往復新幹線車内で久しぶりに「岳」を読んだ。
人は単純なもんで、その影響で18日(日)に山に行く事を決定。
前々から調べていた裏丹沢大室山に決定。
コースは 神ノ川ヒュッテ〜鐘撞山〜大室山〜犬越路〜神ノ川ヒュッテを計画していたが、現地に着いて準備している際に、 鐘撞山への登山口が結構車を駐めた場所から遠かったので、 鐘撞山は止め、神ノ川ヒュッテ〜大室山〜犬越路〜神ノ川ヒュッテに戻ってくるコースに気分で変更。早速出発した。
神ノ川ヒュッテに入って、順調に前へ進む。ただ、人と会うことがないので、ちょっと不安になりGPSで場所を確認。当初登ろうと思っていた登山口では無いことが判明。てっきり大室山に向かっているかと思っていたが、犬越路方面に向かっている…。確かに途中の道標にも書いてあった気がする。
反時計回りで行く予定が、「時計回りでいいや」と、またここで予定変更。
後で気付くのだが、時計回りで良かった、と。反時計回りで行くと登りが急登も急登。急登が終わると、大室山に着くという何が楽しくてずっと登るのか分からないようなコースだった。
とは言っても今日は日曜日。天気も良い。車も結構停まっていた。が、人と出会わない。それはそれでいいんだが、なんせ単独の思いつきなので、それはそれで不安でもある。
たまに景色を見つつ、上を見つつ、足下を見つつ。マップのコース時間通りに犬越路に到着。そんなに広くないが、綺麗な避難小屋もあり、ここで停まっても良いかなぁ…、的な場所だ。ここには数組人がいたが、広さからすると混んでいる訳ではなく良い感じの人口密度だった。
10分程度休憩し、大室山へ。ここからは稜線っぽい感じで気持ちが良い。風も適度に吹き、景色も良く、ゆっくり回りを見ながらあるく。が、またまた人に出会わない。この時点では、大山とかメジャーな山とちがって最高に気持ちが良い。
大室山到着。あまり見晴らしは良くなかった。でも、日向は暖かいし、風も適度にあって、休むのには気持ちが良い。
あまりお腹が空いていなかったが、荷物を軽くしたいので、食料減らしにパスタを食べた。
お腹いっぱいになり、さぁ下山。ここから破線ルートなので、回りを確認しつつ進む。
これが失敗。やはり破線ルートは道が分かりにくい。マップに「分岐不明瞭」と記載があったが、その通り。GPSを確認し、現状の場所を照らし合わせ、リボンを探すが見当たらず…。当然の如く、他に人は全くいない。そういう時に限って登りにあった看板を思い出す。「親子熊目撃情報あり」。
どんどん自分の中で緊張感が高まっていく。
その場で悩んでいても先には進めないので、とりあえず現状の居場所が分からなくならない程度に回りを散策。
「あった!」。リボンを見つけてその方向へ。するとちゃんとありました、道が。
そんな事を2回も繰り返し、無事登山道を見つけひたすら下る。
「親子熊目撃情報あり」。
こんな状況で熊に出会ったら、助けも呼べず、逃げるにも逃げ切れず…。
「サッ、サッ、サッ」、何かの足音か、擦れる音が聞こえる。自分が止まると音も止まる。
聞こえる音は、風の音、風に揺られる木々の音、自分の歩く音、そして、自分の独り言と、「サッ、サッ、サッ」。
どんどんスピードは上がるが、音も早くなる。
スピードがどんどん上がる。
手をザックの肩ベルトを掴み、スピードを更に上げる。
が、その瞬間「サッ、サッ、サッ」が消えた…。
なんてこと無い、ベルトの余った部分と服が擦れていた音だった。
そんなこんなで独りで緊張感を高め、そそくさと下山、
予定時間を大幅に繰り上げ、見覚えがある神ノ川ヒュッテ付近着。
なんかホッとしたので、急にスピードが遅くなり、あとちょっとだってのに小休止。
やっとゆっくり風の音、風に揺られる木々の音が気持ちよく聞けた。
ヒュッテに到着しても人が誰もいない。
でも路肩に駐めてあった車は多少減っている。
とりあえず、自分の車へ行き、さらに安堵。
おかげで非常に疲れた下りだった。
今回は良く分かった。
「独りでの、破線ルートは、楽しくない」
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