表丹沢/大倉(登山者カード記入促進活動)

過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
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コース状況/ 危険箇所等 |
秦野市観光課と我々表丹沢救助隊が中心となり 早朝から大倉バス停にて登山者カード(登山計画書)記入促進活動を行います。 大倉からの登山者は、当日カードに記入していただくか 事前に自前で作った登山計画書をご提出ください。 計画書の提出は、山岳保険加入と同じく登山者の常識です。 遭難防止や遭難時の命の絆となりますのでよろしくお願いします。 |
感想
早朝より8:30までの間、大倉バス停どんぐり前にて
警察とともに大倉を起点とする登山者に
登山カードを記入、提出してもらった。
7月までと比べると随分バスを降りる登山者数は減った。
こちらの呼びかけにご協力いただいた皆さんありがとうございました。
ただやはりまだ登山の基本を知らない方が結構見受けられました。
例えば
雨具や地図などの基本的装備を持っていない、
ご自分の登ろうとするコース(尾根)や山の名前が完全に把握されていない、
登ろうとするコースの所要時間を把握していない、などなど。
登山やハイキングの志向理由はそれぞれあると思いますが
街や公園を歩くのとはわけが違います。
そのコースへ行くにはどんな装備が必要なのか?
同じくどんな技術や知識が必要なのか?
どのようなトレーニングが必要なのか?
(*登山は「スポーツ」であり、それ故、目標とするコースを登るためには
陸上やサッカー、野球と同じく継続的なトレーニングは必須です)
どのような危険が潜んでいるのか?
また「登山者が守るべき常識」というものも存在します。
そのような事柄を学べるのが山岳会やハイキングクラブです。
中には名ばかりで実際に教えてくれるベテランがいなかったり
会員の安全を確保する山行管理がなかったりする組織もありますので
入会前に問い合わせしたり、実際に例会・集会などを覗かせてもらったりして
事前に確認しましょう。
(*日本勤労者山岳連盟や日本山岳協会などのHPを見ると全国に存在する
会のHPへリンクが貼られていたりします)
なおツアー登山ではそのようなことを学べることはあまりありません。
登山の技術を知らなかったり、できなかったりする場合は
自然という猛威の中、死にいたることもままあります。
よく「そんなこと知っていなくても使わない山しか行かないから大丈夫」
という声を聞きますが
それはあくまで「運がよかっただけ」のこと。
たまたま運が悪ければ「=遭難」に簡単になってしまいます。
低山のハイキングもこの例外ではないことは
過去の遭難事例から明らかです。
是非、しっかりした地元の会に入るなり、講習を受けるなりしてから
入山してくださることを切に祈っています。
私も微力ながら各種講習会を開いて
そのような方々のフォローに努めていきたいと思います。
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