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Yamareco

記録ID: 4535113
全員に公開
ハイキング
近畿

Mt Oeyama(大江山)

2022年07月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:56
距離
18.6km
登り
1,083m
下り
1,082m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:37
休憩
0:20
合計
4:57
10:42
22
スタート地点
11:04
11:06
39
11:45
11:45
15
12:00
12:00
16
12:16
12:28
14
12:42
12:43
13
12:56
12:57
30
13:27
13:27
23
13:50
13:51
16
14:07
14:08
69
15:17
15:19
20
15:39
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
大江山登山を二瀬川駐車場からスタートです。前回、黄色が剥げて実力が発揮できなかった虫よけオニヤンマ君も再出動です。

テキトーにペイントしていますが、黄色と黒のコントラストさえあればよいみたいなので、あえて雑なカラーリングで効果検証です。
2022年07月30日 10:43撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 10:43
大江山登山を二瀬川駐車場からスタートです。前回、黄色が剥げて実力が発揮できなかった虫よけオニヤンマ君も再出動です。

テキトーにペイントしていますが、黄色と黒のコントラストさえあればよいみたいなので、あえて雑なカラーリングで効果検証です。
大江山と言えば「鬼」です。こんなフレンドリーな赤鬼と青鬼がいろんなところに立っています。ふと思いましたが、これ闇夜だと相当不気味でしょうね・・・。
2022年07月30日 10:44撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 10:44
大江山と言えば「鬼」です。こんなフレンドリーな赤鬼と青鬼がいろんなところに立っています。ふと思いましたが、これ闇夜だと相当不気味でしょうね・・・。
まさに里山という道を歩きます。
2022年07月30日 10:45撮影 by  SCV48, samsung
7/30 10:45
まさに里山という道を歩きます。
酒呑童子を退治した源頼光の腰かけた石。
2022年07月30日 10:49撮影 by  SCV48, samsung
7/30 10:49
酒呑童子を退治した源頼光の腰かけた石。
二瀬川にかかるつり橋。
2022年07月30日 10:50撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 10:50
二瀬川にかかるつり橋。
わざわざつり橋を渡りたくて遠回りのルートを選択しています。
2022年07月30日 10:50撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 10:50
わざわざつり橋を渡りたくて遠回りのルートを選択しています。
つり橋から南側
2022年07月30日 10:50撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 10:50
つり橋から南側
つり橋から北側
2022年07月30日 10:51撮影 by  SCV48, samsung
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つり橋から北側
大江山登山口とありますが、ここからしばらくゆる〜い舗装路が続きます。
2022年07月30日 10:57撮影 by  SCV48, samsung
7/30 10:57
大江山登山口とありますが、ここからしばらくゆる〜い舗装路が続きます。
山伏の恰好をしている源頼光一行。大江山が修験の山であり修験者であればウロウロしても怪しまれないという当時の状況がうかがえます。
2022年07月30日 11:05撮影 by  SCV48, samsung
7/30 11:05
山伏の恰好をしている源頼光一行。大江山が修験の山であり修験者であればウロウロしても怪しまれないという当時の状況がうかがえます。
鬼の交流博物館の鬼瓦オブジェ。実際には結構大きいです。これも闇夜でみたら怖いだろうな〜。
2022年07月30日 11:06撮影 by  SCV48, samsung
7/30 11:06
鬼の交流博物館の鬼瓦オブジェ。実際には結構大きいです。これも闇夜でみたら怖いだろうな〜。
鬼の交流博物館外観。以前、拝観させていただきましたが世界各地の「鬼の仮面」もあり、日本人のもつ「鬼」のイメージにくわえ様々な視点で「鬼」を学ぶことができました。小さいですが非常に濃い展示でした。

https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/onihaku/oni/index.html
2022年07月30日 11:06撮影 by  SCV48, samsung
7/30 11:06
鬼の交流博物館外観。以前、拝観させていただきましたが世界各地の「鬼の仮面」もあり、日本人のもつ「鬼」のイメージにくわえ様々な視点で「鬼」を学ぶことができました。小さいですが非常に濃い展示でした。

https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/onihaku/oni/index.html
舗装路をずっと歩いていくと鬼嶽稲荷神社さんがあります。ここから山道になります。
2022年07月30日 12:20撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:20
舗装路をずっと歩いていくと鬼嶽稲荷神社さんがあります。ここから山道になります。
鬼嶽不動尊まで100m。なにやらおもしろそうなので寄り道してみます。
2022年07月30日 12:21撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:21
鬼嶽不動尊まで100m。なにやらおもしろそうなので寄り道してみます。
さびさびの鳥居がありました。なにか凄味を感じます。
2022年07月30日 12:21撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 12:21
さびさびの鳥居がありました。なにか凄味を感じます。
お不動様にご挨拶をして引きかえします。
2022年07月30日 12:24撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:24
お不動様にご挨拶をして引きかえします。
さて山道にすすむぞ!と思ったそばから「鬼の洞窟」とあります。こちらもおもしろそうなので寄り道します。
2022年07月30日 12:29撮影 by  SCV48, samsung
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さて山道にすすむぞ!と思ったそばから「鬼の洞窟」とあります。こちらもおもしろそうなので寄り道します。
途中、祠がありました。さすが修験の地。
2022年07月30日 12:31撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:31
途中、祠がありました。さすが修験の地。
道がどこだかわかりません。ヤマレコの予定ルートから寄り道しているのでどこにいるのかわかりません。とりあえず道らしくみえるルートを進みます。
2022年07月30日 12:35撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:35
道がどこだかわかりません。ヤマレコの予定ルートから寄り道しているのでどこにいるのかわかりません。とりあえず道らしくみえるルートを進みます。
あやしい穴を発見。ここが鬼の洞窟です。
2022年07月30日 12:43撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:43
あやしい穴を発見。ここが鬼の洞窟です。
なかはこじんまり。酒呑童子が好きだったと伝わるお酒が供えてあります。
2022年07月30日 12:43撮影 by  SCV48, samsung
7/30 12:43
なかはこじんまり。酒呑童子が好きだったと伝わるお酒が供えてあります。
寄り道をもどって正規ルートに復帰しました。
2022年07月30日 13:01撮影 by  SCV48, samsung
7/30 13:01
寄り道をもどって正規ルートに復帰しました。
正規ルートを歩いてすぐに、またもや「酒呑童子供養塔」へ看板が!ここでまたもや寄り道します。
2022年07月30日 13:02撮影 by  SCV48, samsung
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正規ルートを歩いてすぐに、またもや「酒呑童子供養塔」へ看板が!ここでまたもや寄り道します。
しばらくあるいて供養塔まで到着しました。いくつかお供え物があります。ちょっと気になったのが魚肉ソーセージやペットボトル。これって誰も持って帰らないのなら最後は「マイクロプラスチック」になってしまうと思います。

お供え物で大事なのは「心」なので、一度お供えして「お下がり」で持ち帰るのがよいと思います。お供え物が最後は廃棄物や環境負荷物質になるのは酒呑童子の御霊も望んではいないでしょうし。
2022年07月30日 13:13撮影 by  SCV48, samsung
7/30 13:13
しばらくあるいて供養塔まで到着しました。いくつかお供え物があります。ちょっと気になったのが魚肉ソーセージやペットボトル。これって誰も持って帰らないのなら最後は「マイクロプラスチック」になってしまうと思います。

お供え物で大事なのは「心」なので、一度お供えして「お下がり」で持ち帰るのがよいと思います。お供え物が最後は廃棄物や環境負荷物質になるのは酒呑童子の御霊も望んではいないでしょうし。
ここまで寄り道しまくっていて、気づいたら水があまりありません。体力を温存するために斜面を登ります。
2022年07月30日 13:14撮影 by  SCV48, samsung
7/30 13:14
ここまで寄り道しまくっていて、気づいたら水があまりありません。体力を温存するために斜面を登ります。
斜面を登ると、つまさきで体重を支えようとするため足のすねの筋力を消耗すると痛感しました。平坦な道のありがたいこと!
2022年07月30日 13:21撮影 by  SCV48, samsung
7/30 13:21
斜面を登ると、つまさきで体重を支えようとするため足のすねの筋力を消耗すると痛感しました。平坦な道のありがたいこと!
大江山山頂です。
2022年07月30日 13:27撮影 by  SCV48, samsung
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大江山山頂です。
山頂はひらけていて開放感があります。
2022年07月30日 13:28撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 13:28
山頂はひらけていて開放感があります。
大江山のとなりの鳩ヶ峰山頂。
2022年07月30日 13:50撮影 by  SCV48, samsung
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大江山のとなりの鳩ヶ峰山頂。
鳩ヶ峰からは与謝野町がみえます。ここからもうすこし川ぞいにをくだると天橋立です。
2022年07月30日 13:50撮影 by  SCV48, samsung
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鳩ヶ峰からは与謝野町がみえます。ここからもうすこし川ぞいにをくだると天橋立です。
左ルートだともうすこし「鬼」の史跡をみることができますが、水分が尽きているので、最短ルートで下山します。
2022年07月30日 14:07撮影 by  SCV48, samsung
7/30 14:07
左ルートだともうすこし「鬼」の史跡をみることができますが、水分が尽きているので、最短ルートで下山します。
途中の宿泊施設で水分補給ができたので、道端のお仏様に注意をはらう余裕ができました。
2022年07月30日 15:26撮影 by  SCV48, samsung
7/30 15:26
途中の宿泊施設で水分補給ができたので、道端のお仏様に注意をはらう余裕ができました。
ここから里山らしき道を通って駐車場まで戻ります。
2022年07月30日 15:28撮影 by  SCV48, samsung
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ここから里山らしき道を通って駐車場まで戻ります。
熊野古道のような道です。こういう道をずっと歩いて旅がしたいです。
2022年07月30日 15:29撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 15:29
熊野古道のような道です。こういう道をずっと歩いて旅がしたいです。
無事、二瀬川駐車場までたどり着きました。ありがとうございました。
2022年07月30日 15:39撮影 by  SCV48, samsung
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7/30 15:39
無事、二瀬川駐車場までたどり着きました。ありがとうございました。

感想

【 日本海に近い修験の地・大江山 】

登山中の案内板で初めて知ったのですが、大江山は修験の地だったらしくいたるところに行場らしきものがあります。

大江山の「鬼」と呼ばれた酒呑童子ですが、おそらくこの付近の山の地理を知り尽くした地方豪族(≒ 朝廷にすれば「まつろわぬ蛮族」)ではないでしょうか。

修験の地であれば、抜け道や防衛・急襲に適した地形に詳しい人材も豊富だったと推察されます。伊賀や甲賀そして戸隠の忍者が正にこれに当たります。

そうみると葛城修験の地である金剛山地にある千早赤坂城の戦いで楠木正成率いる軍勢が数に勝る鎌倉幕府軍を翻弄したことにもつながるような気がします。

また大江山の立地に注目すると、山頂付近からは天橋立のある宮津の海がみえるほどにすぐ近くです。

この海は入り江になっていて非常に穏やかなため、日本海航路の貿易港として古くから重要視されていました。

水墨画で有名な雪舟には天橋立の湾内の地形を空から眺めたように描いた絵図があります。

雪舟は、山口を拠点として中国大陸・朝鮮半島などとの貿易で大勢力を築いた大内氏の庇護を受けており「大内氏が京へ攻め上る際に船団を宮津へ上陸させる際の上陸地形の把握するために雪舟に絵を描かせた」との説もあるようです。

そうなると酒呑童子は貿易ルートをおさえる要害である大江山を拠点にもつため、朝廷には捨て置けぬ相手だったのかもしれません。

酒呑童子は「鬼退治」を含めた伝説の多い人物ですが、私には楠木正成のように「地の利を活かし、貿易によって財力と人材を蓄えた有力者」のような側面があるように思えてきました。

今回「大江山 生野の道も 遠ければ(京都からかなり遠い)」から「主要貿易ルートの拠点のすぐ近く」へとイメージが変わりました。

*補足*

酒呑童子が拠点とした大江山には京都と亀岡の間にある大枝山であるとする説もあるようです。

ただ大江山に関する鬼退治伝説は酒呑童子の物も含めて3つ存在し、やはりこの地を巡って係争が起こっていたことは、大江山周辺を支配することに交易による利益など何かしら魅力があったことを意味すると思います。

【 オニヤンマ君虫よけ効果実験 】

前回、岩湧山で黄色と黒のコントラストのカラーがはげ落ちたまま出動し、コバエの大軍の猛襲を受けました。

今回、油性マーカーを購入し、再ペイントを施した結果、見事に虫よけ効果が復活しています。

とはいえ大江山に虫があまりいなかっただけというオチもありえるので、今後も継続調査していきます。

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