記録ID: 4541114
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沢登り
尾瀬・奥利根
熊が突進してきて危機一髪!尾瀬 滑沢
2022年07月31日(日) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 07:12
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 565m
- 下り
- 649m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
感想
とうとう会いたくなかった熊さんに出会ってしまった。
あんなに至近距離から突然飛び出してきたら、もう何もできませんね。
一応熊スプレー持ってたけど、あんな突然じゃまったく無意味。
実は、最初自分が先頭を歩いていたんですが、ふとi氏に、先頭歩くとお魚見れるよ(^^)と、先頭を代わったのでした。
その数分後彼らは熊に襲われたので、
ああ、あの時なぜか代わってよかった!と、心から思ったのでした。
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過去の沢では色々危険な思いをシましたが、かなり上位を危なさでしたね。
後ほどGPSデータとGO PROの映像データから検証して詳細の報告をここに入れておきます。
ちなみに先程病院に行ってただの打撲ですみました。
状況説明に驚かれましたが(笑)
遡行人数4名
時刻 午前10時6分
尾瀬 ナメ沢 高度1650m
沢幅 約1m
左岸ヤブから右岸ヤブまでの距離 約2m
沢岸 根曲がり竹のヤブ(両岸とも)
10:06 右岸から吼える声と同時に熊が突進してきて前から2番目の歩行中の私のすぐ後ろ、至近距離約1.5mを左岸に向けて走り抜けた。成人男性と同じくらいの大きさだった。逃げようと踵を返すが足を滑らせ転んで右大腿部を岩に強打し、歩行困難になる。
姿が見えたのは1秒くらいか、既に姿は見えないが明らかにすぐ近くで吼えている様子。
ホイッスルはいつも首から下げているので倒れながらも瞬時にホイッスルで応戦。
Yさんはショルダーベルトに付いている熊よけスプレーを用意して臨戦体制。
藪の中で見えないが熊は逃げることなく唸って完全にこちらを威嚇している様子。5mくらい離れているかも(推測)
ホイッスルをけたたましく鳴らすも熊はその場から動かずに威嚇し続ける。
10:09 なんとか立ち上がりその場を離脱
我々の笛の音に合わせるかのように呼応して吼え続ける。
少しづつ唸り声が小さく沢の音で消えてくるが声は確かに聞こえている。きっと熊は移動していないと思われる。
10:19 逃げること約10分。距離にして500m。体制を立て直す。声はすでに聞こえてこない。15分の休憩。鎮痛剤を飲み。尾根道を目指して遡行を再開した。
以降は素人の考察です。読まなくても結構です。
1,このくらいの至近距離で遭遇すると臨戦態勢をとって熊より有利だということをアピールした方がよいと思います。具体的にはデカイ音でこちらからも威嚇。みんなで固まって大きく見せる。
2,今回のパーティは皆さん冷静に行動がとれたと思います。スプレーを手につかんで用意する。ホイッスルを鳴らす。熊鈴をならす。強いて言うなら転んで動けない私が一番ダメね。
3,今回、熊がずっと唸っていたので熊との距離感が掴めて行動ができました。
4,植生が根曲がり竹などの熊の食べ物の近くでは先制して鈴をならす、ときどきホイッスルをならす等の対策をした方がよいかと。
5,熊の出現する数十メートル手前で獣臭を感じたそうです。迷わず対策の実行をするべきでした。
以上 私は熊の専門家ではありませんので参考は専門のHPを見た方がいいと思います。
熊と遭遇直後の映像です。
現場から逃げ出し始めた映像です。
その時の映像は撮れませんでしたが、現場離脱の映像ではまだ威嚇されています。
00:08と00:17に熊の声が聞こえます。
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