小川山(ウスノロマン)
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
ジムで11cをサクっとイチゲキしてるNさんをぽかんと見上げながら、「おお、戻って来たなぁ」としみじみ実感した。
そんな産後にバリバリ登り調子のNさんと岩に行く事になった。
戻りつつあるオノリコと普通にショートルートをやるのじゃつまらないなっと思い、去年リボルトされたと噂の小川山マルチ卒業課題とも言う人もいる、ウスノロマンにお誘いしてみた。
タイムリーにLさん、Hさんも直近で登っていて、めっちゃおもしろい&充実したんだろうなぁと言う記録を上げていたので、ワクワクしつつ取り付きへ。
それにしてもこの記録おもしろい。笑
ソルティライチのくだりが好き。笑
取り付きまでは八幡沢を詰めるが左俣に入ってからガレが酷くてけっこう慎重に歩く。
青空が青すぎて日光に照らされつつ進むと取り付きに到着する頃には滝のように汗をかいた。
ビクター岩から30〜40分くらい。
グレードは10dでオンサイト狙えるグレードだったので迷ったけど、チーム戦なので安全第一に抜けるのを目標にもう一度LさんとHさんの記録をしっかりと見直す。
やっぱおもろい。笑
つるべで1、3、5がNさん2、4、6が私のリードで登った。
自分のリードは2P目がフラッシュ出来なかったが、2人とも全ピッチフリーでピークまで抜けれて、内容もかなり濃いクライミングが続き、最高に楽しかった。
天気も良く高度感もあり、景色が素晴らしい。
やっぱマルチは晴天の日が一番だなぁ
駐車場戻った後はボルダーをやって、朝から丸々一日中岩と遊んだ。HP(体力)、MP(精神力)、YP(指皮ポイント)全て出し切って大満足。
行動食を食べなかったので帰りのメシがやたら美味い。
Nさんも楽しかったらしく、産後初の生ビールも堪能してだいぶ満足してくれたようでよかった。
ありがとうございました。
ウスノロマン、良いルートでした。
ロクスノには「クライマーなら一度は登っておきたい一本です。」って書いてあるがその通りだと!
ボルトも安心だし、NPミックスだけど、そんなにカムも沢山要らないのでおすすめです。
以下登攀内容
ムーブ記載有り
1P目 Nさんリード
10bのスラブと言う事だが、朝イチはかなり怖い。10台と言えどやっぱり舐めてかからず、全部11と思ってやろうとここで決める。
2P目 私リード ×
壁ドンムーブから始める人が多いみたいだが、天邪鬼な私はキックでスタート。その後レイバックで2ピン目くらいまで上がるがコレがなかなかしんどい。
もうダメカモ...と思ったくらいに救世主のガバ登場。が、次の右のクラックに移るムーブが定まらず、徐々に吸われて行く。
ええいままよ。とガバに左足を乗せて手に足で突破出来た。
そのあとのワイドクラックのようなセクションもスローパーのフリクションが悪くてレイバックで身体をあげられない。
チキンウィング風にレストするがこれまた徐々に吸われて行って苦し紛れにワイド登りをするが上手くハマらず力尽きる。喉カラッカラになってゲボ吐きそうでした。
テンション入れて良くホールド探すと左アンダーカチを発見。それを持ちながら右手ガスで左足ハイステップと左手クロスで案外サクっと越えられた。やっぱりムーブですね。あー悔しい。
安心したのも束の間そのすぐあとのマントル返しはメンタル勝負でボルトの位置が怖い。足がロープに入ってしまう。
あ、これダメなやつじゃん。でも行くしか、、
なんとかマントル返して息をつくとデザートのスラブが待ち構える。
ここもピリっとしたスパイスが効いて楽しかった。2P目はいろんな要素が盛り沢山でかなりおもしろかった。
今までのマイベスト10dは湯河原のシャックシャインだったけど塗り替えられたかもしれん。
10dにしては辛いと思ったけど。
3P目 Nさんリード
きれいなコーナークラック。
Nさんはクラックの経験がほとんどないのに、惜しくもテンション入れてしまったが何故か普通にフリーでトップアウトしていた。つよいなぁ笑
トポだとハングを右に巻くと書いてあったがクラックがあるので直上しても快適で楽しいピッチ。
4P目 私リード FL
これまたマルチならではの高度感が楽しめて最高。左上するクラックを登ってダイクにマントル返した後に一息ついて見た周りの景色が素晴らしく、おおーっと叫ぶ。ライン取りも、良く思い付いたなぁと言う感じのラインで楽しい。
ロープの屈曲に注意だが、ダイクからダイクへのマントル返しもドキドキします。
5P目 Nさんリード
ダイクトラバース。高度感あって気持ちいい。
落ちないけど、落ちたらどうしようとか考えちゃう。
6P目 私リード FL
下部の右寄りにのっこす所が核心か。
そのあと直上気味に、バリエーションルートの空宙、飛翔?のボルトに導かれてあわや行き詰まってしまう所だったが、ナンカチガウ…と気がついて修正してピークに出た。
いや〜楽しかった。
懸垂下降はトポ通りに3回で下まで行けるが、歩きでも帰れるらしい。
我々は3回で下まで行ったが、そのまま下らずに横に移動してしまい。1P目の終了点に辿りついてしまったのでもう一回懸垂して取り付きに戻った。
3月の城山ぶりにS氏とマルチでウスノロマン。
私はクラックもカムを使うのも2年前の太刀岡山ぶりで内心かなりどきどき。(そういえば太刀岡山もS氏とだった)
タイムリーに先輩二人の記録が上がり、ありがたく拝読。身近な人の感覚は大変参考になるが、H氏の感想でさらにビビる。Lさんの編集中の記録の続きが気になってしょうがないまま当日に。笑
当日は早朝ピックアップしてもらい、7時半過ぎには小川山に。アプローチは八幡沢を詰める。ガレガレ。背中に朝日が射し、暑い。
1ピッチ目(10b)オノリコリード(※グレードは「関東周辺の岩場」より)
壁を見るまでビビっていたけど、取り付きで見上げた感じは、スラブのわりにホールドありそう。朝イチだけど、アプローチでしっかり温まったし(というか汗だく)いける!という気持ちで登る。どう登ったかあんまり覚えてないけど、身体が自然に動いて気持ち良い。しかし、2年ぶりのプロテクションセットはなかなか信用できなくて、何度も直してしまった。
2ピッチ目(10d)S氏リード
ゾンビムーブのスタートは、足先行のS氏。そのまま快適そうに登っていったように見える。
フォローならなんとかなると思ったけど、2ピン先のガバから身体が上がらずテンション。その後もワイドで詰まってテンション。ムーブを聞くも、動けなくてダメで心が折れそう。。レイバックの体勢に持っていくまでの動きがなかなかきつい。少し身体を上げてからロープ張ってもらい、分割してレイバック。なんとか抜けたけど解決はしてない。一難去った後の最後のスラブも細かい。
総合力がないと抜けられないピッチだった。ルートの内容もS氏もさすが!
3ピッチ目(10a)オノリコリード
ギリギリまでリードするか迷ったが行く。コーナークラックで、ハンド決められそうなところがちょっと高くて身体上げる体勢作れずテンション。足ねじ込んだり細かいの踏んでつないで恐る恐る登り始めたら今度は行けた。突破できると思ってなかったので嬉しい!
4ピッチ目(10b)S氏リード
こちらもクラック&スラブの好ルート!パワー不要、勇気とジャムで乗り切れるピッチだった。最後のスラブが怖いが景色も良くて最高!
5ピッチ目(5.5)オノリコリード
高度感満載なトラバース。ドキドキはするが、景色の良さにテンション上がる。スタートから数メートルで1ピンとって、あと歩きっぽいのでノーピンで行ったが、これはフォローのほうが絶対にこわい。
6ピッチ目(10a)S氏リード
不思議な岩の形状で右と左にルートがある。正規ルートは右のよう。S氏は左ルートに迷い込みそうになった以外は難なく越えて行ったので油断していたら、2ピン目身体があがらない。なんかもうHP使いきったかも。ここに来てロープ一本背負ったのもアウト。テンションして仕切り直して突破。ガバで身体上げるの消耗する。。軽量化大事だな。その後はやさしいスラブを越えれば頂上!
2,3,6ピッチでテンション入れてしまったが、つるべで突破できたことだけでもかなり満足。
限界かなと思えるルートだったけど、だからこそメンタル的に自分がどこまでいけるかとか、身体がどれくらい動き続けられるのかとか測るのにちょうど良かった。
NPミックスで6ピッチずっと楽しめるとても良いルートだった!景色も良くて、やはりマルチは気持ち良い!強くなって頼りがいも増したS氏ありがとう〜!
高揚感から身体が軽くなり、下山後ボルダーも登る気満々!だったが履き続けたシューズでつま先痛いし、指皮薄いしでマットの上にごろり。ゴロゴロしながらさっきまで登ってたウスノロマンの話をして楽しんだ。いや〜楽しかった!
ワイドもうちょい練習してまた楽しいとこ登りましょー!
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