葛葉川本谷(前半) 沢登り


- GPS
- 05:23
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 391m
- 下り
- 412m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にヌメりは少なく、ラバーソールでも十分に登れる。ただし例外的に、幅広の滝の水線沿いには強いヌメりがあるのでここだけは注意を。(もっとも左側の乾いたところを登る分には問題ない。) 全ての滝に巻き道があることから、初心者向けの沢として紹介されることが多い。実際、今回が初めての沢登りとなる小学生二人を含むご家族も同行した上で遡行することができた。ただし、室内のロープクライミングが出来る施設にて、足場が悪くバランスのとりにくい高所での身体の動かし方のトレーニング、ハーネスやカラビナなどの確保器具の使用法の練習、最低限のロープワーク、確保の際の手順のシミュレーションなど数度にわたる練習会をした上で臨んでいる。加えて、当日の現地でもかなり丁寧なロープ出しを行っている。 ここに限らず沢一般に言えることだが、初心者向けとされている沢は「(経験者が)初心者を連れていける」ということであって、「初心者だけで行ける」という意味ではないことには注意してほしい。 なお今回は前半部だけの遡行で中間の大平橋で脱渓している。初めての沢登り、もしくは子どもがメンバー内にいる場合には、中間地点で遡行を終えるコースが良いと思う。前半部だけでも十分に楽しめる。巻道を使わずに全ての滝を直登すると経験者でも十分に楽しめる沢だし、リーダーの立場としての練習を行うにもちょうど良く、懐の広い沢と思う。 |
写真
装備
個人装備 |
昼ご飯
地図(地形図)
コンパス
ロープ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ
スリング
渓流シューズ
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---|
感想
自然遊びの会の仲間と、台風8号の通過二日後で水量多めでワイルド感マシマシな葛葉川にて沢登り。
普段はなんということのない小滝でも「ど」シャワーで、これまでよりも緊張を強いられる沢登りがとても楽しかった。沢登りにも慣れてきて、最近少し薄れてきた「いまたしかに自分は生きている」という生々しい感覚を久しぶりに味わった気がする。今回が初めての沢登りだった、ご家族にとっては相当に挑戦的だったと思うが、お子さん含めて果敢に登っていてカッコ良かった。ロープ出しの回数が増えて、遡行時間が長くなることを覚悟していたが杞憂だった。小2男子くんに至っては「ロープ無しで登りたい!」と意欲満々で、こちらの方から「初めてだから今回はロープを繋いで登ろう」とお願いするほどだった。自然遊びではどうしても避けられないヒヤリとする場面(具体的にはバランスを崩して2mほどの高さから滑落…汗)もあったが、沢登りの楽しさを感じてもらい、また行きたい!と思ってもらえたらいいな、と思う。
また今回は自然遊びの会のOBの兄弟が参加してくれた。いまやそれぞれ高校生、中学生となった二人がまだ小学生だった頃に一緒に皆で行った沢登りのことを思い出して参加してくれていたのだとしたらとても嬉しい。
沢登りは「自然との総合格闘技」とも言われる。たしかにそのような側面もあるが、表現として自然を闘う対象と置くのはいささか傲慢なようにも思う。自然の中での人間という相対感、自分の中にある「生きる力」といった普段の生活ではあまり意識することのない感覚を味わえる沢登りの魅力を次の世代にも伝えていきたい。
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