両神山(日向大谷口ルート)
- GPS
- 07:59
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,567m
- 下り
- 1,560m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 7:58
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
倒木があったが危険個所は無し |
その他周辺情報 | 温泉:両神温泉国民宿舎 両神荘 |
写真
装備
個人装備 |
アンダーウェア(メリノウール長袖)
長袖ネルシャツ
Tシャツ(着替用)
ソフトシェル(パーカー)
ズボン
タイツ(防寒用)
靴下
グローブ(指出し
軍手)
防寒着(ウインドブレーカー上のみ)
雨具上下
日よけ帽子
靴
ザック
行動食(おにぎり
ゼリー)
非常食(カロリーメイト
アーモンドチョコ)
飲料(水
ポカリスエット)
地図(地形図)
コンパス(スマホ)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS(スマホ)
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯(スマホ)
モバイルバッテリー
時計(スマホ)
サングラス
タオル
ストック1本
カメラ(スマホ)
マスク
|
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感想
記:2022年10月15日
今回の教訓
・ステップアップは一段ずつ
・道迷い防止のために目印がある山は常に周りを見る
(分岐で間違ったルートに入るのではなく登山道を逸れるリスク)
・準備は早めに、前日は早めに就寝
2022年6月4日の高尾山以来の登山で、今回は単独行。
高尾山からのステップアップとしては高尾〜陣馬山縦走をクリアしたいが、それは家族で行く時用に取っておいて他を検討。
「由来はよく知らないけど百名山とやらに登ってみよう!」というミーハーな気持ちで、日帰りで行けそうな日光白根山、大菩薩嶺、谷川岳などを候補にお盆休み頃で計画していましたが天気が悪く延期していました。
とはいえ8月中には登っておきたいので、8月最後の週末で天気予報が一番マシな両神山に前日決定。
15時ごろには崩れてくる予報なのでコースタイムよりペースを上げる必要があった。
高尾山以降、ザックをグレゴリーのスケッチ18 ⇒ ミレーのサースフェー30+5に変更。
水の携行用にウォーターバッグ(2リットル)と1リットルのプラボトルを購入。
膝に痛みが出ることに備えて前日にトレッキングポールを1本だけ購入。
秋以降で荷物が増えることに備えて負荷をかけようと、温泉セットなども車に置かずにパッキング。
水も2リットルバッグは重りとして、それ以外に2.5リットルを詰めた。
前日確定のデメリットで準備に時間がかかり、登山届を警察のHPに出したころには日付が変わり、モンベルの保険に入れなくなってしまった。
急遽代替を調べて、セブンイレブンで申し込める保険があるのを確認して就寝。
当然起床も出発も予定より少し遅れてしまい、日向大谷口に到着したのは8時過ぎ。
登山口に一番近い無料駐車場は満車のため、一つ下の駐車場に駐車。
朝食はセブンイレブンで買ったおにぎり。
車中では食べる余裕がなく、登り始めてから食事開始。
登り始めてすぐ始まる沢沿いの登山道は恐怖こそ感じないがかなり狭い。
気温は高いものの、鬱蒼とした樹林帯で涼しく感じられた。
最初はゆっくり、朝食がエネルギーに変わったらペースを上げるつもりでいたがいつまでたってもペースが上がらず。
前にも後ろにも登山客がいないので熊鈴を鳴らし、独り言を呟きながら登ったが、次第に独り言を呟く余裕がなくなった。
どのあたりだったかは記憶にないが、大きな岩でザックを下ろして休憩することにした。
行動食を食べながら止まらずに登り続けるつもりでいたが難しかった。
スタートも遅れ、ペースも上がらないため、山頂は諦めて清滝小屋で引き返すことに決めて行動再開。
沢沿いを登っていた時に上から下山する足音が聞こえたので、どこかですれ違いかなと思っていたら、自分より下の対岸に現れたのでビックリ。
その少し前でルートを外れて10mほど登っていた。
下山する人と会わなかったら気付かず登っていたかもしれない。
道迷いヒヤリハット。
ゆっくりペースで清滝小屋到着。
ザックをベンチに降ろしてトイレを借りて、撤退の反省点をぼんやり考える。
高尾山から両神山はステップが大き過ぎた。
軽ハイキング装備からいきなり重量を増やし過ぎた。
前日の準備を早めに終らせて寝るべきだった。
inゼリー(エネルギー)を飲みながら天気を見ていたら雨の降りだしが後ろにズレて時間に余裕が出来ていた。
また不思議と元気も戻ってきたので、撤退をやめて山頂に向かうことにした。
清滝小屋を出てほどなくして鎖場が出てきた。
今回の山行の目的の一つだったので登れてよかった。
私にとっては急登が続くので、神社などベンチがあるところではきっちり休憩。
ほとんど最後だと思っていたが、後ろから登ってくる人がまだいて追い越される。
そして山頂へ。
事前に聞いていた通り狭い。
雲も出ていて眺望はあまり良くない。
残っていたおにぎりを食べて休憩したら下山開始。
登りに比べれば楽ではあるものの、体力の限界は超えていてペースは上がらず。
inゼリーと足を止めての休憩が自分に効くのはわかったので、残ったinゼリーをよりどころにして下る。
清滝小屋で休憩時に小雨が降り始めた。
直ぐに止んだが、また降ることに備えて雨具の下だけ履いて降りる。
途中でトレッキングポールも解禁。買っておいてよかった。
15時を過ぎると樹林帯の中はかなり暗くなり始めた。
登りでの道迷い未遂があったため、とにかくピンクテープを目印に下る。
会所で最後の休憩をしてから沢沿いのトラバースを進む。
もう膝に力が入らないので、いつガクッと来てもいいように常に山側に重心を置いて歩く。
大袈裟ですが家族を思い浮かべながら気力のみで歩いてました。
明るくなって神社が見えてきた時には生還できた充実感で一杯でした。
水は2リットルのバッグが手つかず(最悪捨てて荷物を軽くする)、非常食もヘッドライトも、負荷として持ってきた防寒着(スキーウェア)もあり、遭難まではまだ段階があったものの最悪山中で一泊も頭をよぎっていました。
道迷い、体力切れで自力下山不可の二つによる遭難は自分にも起こり得るなと感じた山行でした。
書ききれない反省点や良かったこともあり、本当に収穫が多かった。
生きててよかった。帰れてよかった。
---
安心したら元気も出たので、両神山荘さんで山バッヂを購入し、わんちゃん撫でて、温泉に入ってから帰宅の途に就きました。
関越道走行中に花火大会とも遭遇し思い出深い1日でした。
翌日以降、全身バキバキでした。
特にポールを持っていた腕がパンパンで、足の代わりに頑張ってくれたんだと思います。
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