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記録ID: 4631898
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沢登り
東海

コビクラ銚子滝

2022年08月28日(日) [日帰り]
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GPS
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距離
7.4km
登り
475m
下り
476m
天候 晴れ一時雷雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岐阜市内(鏡島大橋)からホハレ峠まで1時間半。
コース状況/
危険箇所等
二日前の大雨でホハレ峠手前のダートは泥濘。車高の低い普通車は走行不可。お地蔵さんの前に「無断立ち入り禁止」の看板があったので100メートル下の膨らみに駐車。
 千年以上も前から、様々な旅人が歩いて来た峠道を、現代の一個人が勝手に占有出来るはずがない。どのような権利があるのか知らないが。
ホハレ地蔵。何やら土台が傾いてござる。コンクリート技師(マー助の現職)の見立てによると、明らかな強度不足。モルタルだけでは無く、砂利を混ぜて接着骨材を形成しなければならない。これはコンクリートの常識。
2022年08月28日 08:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 8:52
ホハレ地蔵。何やら土台が傾いてござる。コンクリート技師(マー助の現職)の見立てによると、明らかな強度不足。モルタルだけでは無く、砂利を混ぜて接着骨材を形成しなければならない。これはコンクリートの常識。
茂津谷林道。揖斐川町はこれを整備して門入まで通す計画だったが、途中で頓挫してしまったようだ。
20年ぐらい前まではこの道を通って門入烏帽子まで行くことが出来た。
2022年08月28日 08:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 8:52
茂津谷林道。揖斐川町はこれを整備して門入まで通す計画だったが、途中で頓挫してしまったようだ。
20年ぐらい前まではこの道を通って門入烏帽子まで行くことが出来た。
黒谷の源頭部。
2022年08月28日 09:42撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 9:42
黒谷の源頭部。
地理院地図には滝記号があるのだが、5〜6メートルしかない。
2022年08月28日 09:51撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 9:51
地理院地図には滝記号があるのだが、5〜6メートルしかない。
ところどころデブリが流れている。
2022年08月28日 09:55撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 9:55
ところどころデブリが流れている。
2022年08月28日 10:01撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 10:01
黒谷の渡渉。ここまでは左岸に踏み跡があったが、ここから右岸に移る。
2022年08月28日 10:30撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 10:30
黒谷の渡渉。ここまでは左岸に踏み跡があったが、ここから右岸に移る。
黒谷の大堰堤。いつもの年なら、ここは砂がうず高く積まれていて砂丘になっているのだが、砂漠のように荒涼としてしまった。二日前の豪雨が如何に凄まじいものだったかを想像させてくれる。鉄砲水が表層雪崩のように土砂を運んだのだらうか。
2022年08月28日 10:57撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 10:57
黒谷の大堰堤。いつもの年なら、ここは砂がうず高く積まれていて砂丘になっているのだが、砂漠のように荒涼としてしまった。二日前の豪雨が如何に凄まじいものだったかを想像させてくれる。鉄砲水が表層雪崩のように土砂を運んだのだらうか。
正面の踏み跡が門入への道。右手にコビクラ谷。
2022年08月28日 11:02撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 11:02
正面の踏み跡が門入への道。右手にコビクラ谷。
いつもなら、草茫々の王子製紙林道だが、どういう訳だか今年はその痕跡をはっきりと見せている。ここを歩かない手はない。
2022年08月28日 11:09撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 11:09
いつもなら、草茫々の王子製紙林道だが、どういう訳だか今年はその痕跡をはっきりと見せている。ここを歩かない手はない。
この付近はイワナ域だと思っていたが、よく見るとアマゴ(山女魚)特有の斑紋だ。
2022年08月28日 11:39撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 11:39
この付近はイワナ域だと思っていたが、よく見るとアマゴ(山女魚)特有の斑紋だ。
けたたましいミンミン蝉の鳴き声もまた、夏の沢風情。
2022年08月28日 11:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 11:52
けたたましいミンミン蝉の鳴き声もまた、夏の沢風情。
流れの両側に平坦な部分があるが、王子製紙林道の名残。
2022年08月28日 11:56撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 11:56
流れの両側に平坦な部分があるが、王子製紙林道の名残。
コビクラ(小谷)の二段堰堤。それにしても、山奥のさらに奥に、こんな巨大な砦が突然目の前の飛び込んで来ると「どきッ!」としてしまう。コビクラの貴婦人(大滝)を保存する為だけに造られたとしか思えない。貴婦人はこの百メートル先に佇んでいる。
2022年08月28日 12:03撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 12:03
コビクラ(小谷)の二段堰堤。それにしても、山奥のさらに奥に、こんな巨大な砦が突然目の前の飛び込んで来ると「どきッ!」としてしまう。コビクラの貴婦人(大滝)を保存する為だけに造られたとしか思えない。貴婦人はこの百メートル先に佇んでいる。
堰堤上部。いつもなら、干上がっていて恰好の焚火場になるのだが、今日ばかりは巨大な池になっている。
2022年08月28日 12:13撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 12:13
堰堤上部。いつもなら、干上がっていて恰好の焚火場になるのだが、今日ばかりは巨大な池になっている。
コビクラの貴婦人。日比野和美氏の「百山百渓」には”奥美濃随一”の記載もある。
2022年08月28日 12:16撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 12:16
コビクラの貴婦人。日比野和美氏の「百山百渓」には”奥美濃随一”の記載もある。
貴婦人をバックにポーズ。この滝を目の前にすると誰もが「ほーッ!」とため息を付かずにはおれない。川浦渓谷銚子滝や門入不動の豪快さには及ばないが、惚れ惚れする繊細な貴婦人だ。
2022年08月28日 12:22撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 12:22
貴婦人をバックにポーズ。この滝を目の前にすると誰もが「ほーッ!」とため息を付かずにはおれない。川浦渓谷銚子滝や門入不動の豪快さには及ばないが、惚れ惚れする繊細な貴婦人だ。
当初の予定ではここで一泊して翌朝、蕎麦粒山だったのだが、想像以上に沢の崩落が凄まじい。この泊地も一雨降れば、ひとたまりもないだらう。
2022年08月28日 12:49撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 12:49
当初の予定ではここで一泊して翌朝、蕎麦粒山だったのだが、想像以上に沢の崩落が凄まじい。この泊地も一雨降れば、ひとたまりもないだらう。
恒例の焚火とハーモニカ。曲目は貴婦人のリクエストにより the Sound of Silence ♪。

先日名古屋のご婦人二人連れが、大峰弥山で遭難、9日振りに救出されたニュースがあった。時々雨の降る中、焚火を絶やさずに過ごしたそうだ。山で火をおこすなんてことは、素人に出来ることではないし、火を見つめることで、不安を和らげ救出の希望を持ち続けたのだらう。焚火にはそんな力がある。
そのテレビニュースを見ながら、オヤジはなぜだか涙が溢れてしまった。
2022年08月28日 13:23撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 13:23
恒例の焚火とハーモニカ。曲目は貴婦人のリクエストにより the Sound of Silence ♪。

先日名古屋のご婦人二人連れが、大峰弥山で遭難、9日振りに救出されたニュースがあった。時々雨の降る中、焚火を絶やさずに過ごしたそうだ。山で火をおこすなんてことは、素人に出来ることではないし、火を見つめることで、不安を和らげ救出の希望を持ち続けたのだらう。焚火にはそんな力がある。
そのテレビニュースを見ながら、オヤジはなぜだか涙が溢れてしまった。
ぼんやり見えているのは尺イワナ。竿とブドウ虫を持って来たのだが、地権者の「禁漁区」表示に忖度して一応自粛とした。せっかくだからと、餌だけを投げてみた。当然一斉に集まって来て弱肉強食の争奪戦になった。
2022年08月28日 13:31撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 13:31
ぼんやり見えているのは尺イワナ。竿とブドウ虫を持って来たのだが、地権者の「禁漁区」表示に忖度して一応自粛とした。せっかくだからと、餌だけを投げてみた。当然一斉に集まって来て弱肉強食の争奪戦になった。
門入側から見たホハレ峠。
2022年08月28日 16:17撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 16:17
門入側から見たホハレ峠。
去り際に再度合掌。ここに来れたことに感謝。
2022年08月28日 16:19撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/28 16:19
去り際に再度合掌。ここに来れたことに感謝。
撮影機器:

感想

ことし初めてのホハレとコビクラ。
 数年前から、地権者がどうのこうのと騒がしかったので、三年ぶりのホハレ越えとなってしまった。ほんとうは毎年一回は歩きたい道なのだが。。
 二日前の豪雨の影響で、峠から黒谷堰堤までの下りは、所どころ崩落していて歩きずらかったが、何とか予定時間内にコビクラの貴婦人まで辿りつくことが出来た。

 黒部の称名滝がどうのこうのと、みーちゃんハーちゃんのご宣託はけたたましいが、わたしにとってコビクラの貴婦人と狂小屋フダルこそが、滝の中の滝で、足腰立たなくなるまで訪ねて行こうと思っている。他所のことは気にはなるが、どうでも好い。となりの奥さんが綺麗だと思いつつ、私にはカーちゃんしかいない。
 だから、ひとり観て拝んで爆音を聞きながら寝ることが、わたしのささやかな夢になっているのだ。
そんなことを考えながら、黒谷の急坂をホハレ峠へと急いだ。
 ミーちゃん、はーちゃんには馬鹿にされるかも知れないネ。

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