記録ID: 4631898
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沢登り
東海
コビクラ銚子滝
2022年08月28日(日) [日帰り]


- GPS
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- 距離
- 7.4km
- 登り
- 475m
- 下り
- 476m
天候 | 晴れ一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二日前の大雨でホハレ峠手前のダートは泥濘。車高の低い普通車は走行不可。お地蔵さんの前に「無断立ち入り禁止」の看板があったので100メートル下の膨らみに駐車。 千年以上も前から、様々な旅人が歩いて来た峠道を、現代の一個人が勝手に占有出来るはずがない。どのような権利があるのか知らないが。 |
写真
ホハレ地蔵。何やら土台が傾いてござる。コンクリート技師(マー助の現職)の見立てによると、明らかな強度不足。モルタルだけでは無く、砂利を混ぜて接着骨材を形成しなければならない。これはコンクリートの常識。
黒谷の大堰堤。いつもの年なら、ここは砂がうず高く積まれていて砂丘になっているのだが、砂漠のように荒涼としてしまった。二日前の豪雨が如何に凄まじいものだったかを想像させてくれる。鉄砲水が表層雪崩のように土砂を運んだのだらうか。
コビクラ(小谷)の二段堰堤。それにしても、山奥のさらに奥に、こんな巨大な砦が突然目の前の飛び込んで来ると「どきッ!」としてしまう。コビクラの貴婦人(大滝)を保存する為だけに造られたとしか思えない。貴婦人はこの百メートル先に佇んでいる。
恒例の焚火とハーモニカ。曲目は貴婦人のリクエストにより the Sound of Silence ♪。
先日名古屋のご婦人二人連れが、大峰弥山で遭難、9日振りに救出されたニュースがあった。時々雨の降る中、焚火を絶やさずに過ごしたそうだ。山で火をおこすなんてことは、素人に出来ることではないし、火を見つめることで、不安を和らげ救出の希望を持ち続けたのだらう。焚火にはそんな力がある。
そのテレビニュースを見ながら、オヤジはなぜだか涙が溢れてしまった。
先日名古屋のご婦人二人連れが、大峰弥山で遭難、9日振りに救出されたニュースがあった。時々雨の降る中、焚火を絶やさずに過ごしたそうだ。山で火をおこすなんてことは、素人に出来ることではないし、火を見つめることで、不安を和らげ救出の希望を持ち続けたのだらう。焚火にはそんな力がある。
そのテレビニュースを見ながら、オヤジはなぜだか涙が溢れてしまった。
ぼんやり見えているのは尺イワナ。竿とブドウ虫を持って来たのだが、地権者の「禁漁区」表示に忖度して一応自粛とした。せっかくだからと、餌だけを投げてみた。当然一斉に集まって来て弱肉強食の争奪戦になった。
撮影機器:
感想
ことし初めてのホハレとコビクラ。
数年前から、地権者がどうのこうのと騒がしかったので、三年ぶりのホハレ越えとなってしまった。ほんとうは毎年一回は歩きたい道なのだが。。
二日前の豪雨の影響で、峠から黒谷堰堤までの下りは、所どころ崩落していて歩きずらかったが、何とか予定時間内にコビクラの貴婦人まで辿りつくことが出来た。
黒部の称名滝がどうのこうのと、みーちゃんハーちゃんのご宣託はけたたましいが、わたしにとってコビクラの貴婦人と狂小屋フダルこそが、滝の中の滝で、足腰立たなくなるまで訪ねて行こうと思っている。他所のことは気にはなるが、どうでも好い。となりの奥さんが綺麗だと思いつつ、私にはカーちゃんしかいない。
だから、ひとり観て拝んで爆音を聞きながら寝ることが、わたしのささやかな夢になっているのだ。
そんなことを考えながら、黒谷の急坂をホハレ峠へと急いだ。
ミーちゃん、はーちゃんには馬鹿にされるかも知れないネ。
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