錫杖岳/一ルンゼ、左方カンテ
コースタイム
左方カンテ
8:10 取り付き 8:30 - 8:50 1P - 9:25 3P - 10:20 5P(トポでは 6P) - 11:00 6P
一ルンゼ
5:50 取り付き 6:15 - 7:00 2P - 7:40 4P(トポでの 3P 目か) - 8:20 5P -
9:40 7P - 10:20 8P
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※駐車可能台数は多くないので注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
左方カンテに関しては非常にピトンとボルト類が少なくなっています。 カム、ナッツなどのNPが使えると非常に心強いです。 …というよりも、使えないとものすごくつらいでしょうね。 (ただし、必要にして最小限というレベルだと思います) |
ファイル |
非公開
4715.xls
計画書
(更新時刻:2010/09/26 05:00) |
写真
感想
錫杖へ行ってきました。
今回はオールフォローと言うことですが、トポを見ると中々辛いグレード!?
準備でザックにギア類&シュラフなど入れたらすげー重い・・
何キロあるのか自宅の体重計に乗せたら20キロ!?
これに水2Lを入れいざ出発。
駐車場に着き、約1時間テント場までの歩き。
全荷を背負って最近山を歩いていない+元々体力がない・・
非常に速い2人のスピードに着いて行けずヘロヘロ状態でやっとテント場へ。
2人には結構な時間待たせてしまった。
この時点で今日は勘弁してください・・って感じ。
さて、テントを設営し、ここからさらに約1時間歩いて取り付きへ。
■初日は「左方カンテ」
1P〜2P目はIII〜IV程度で快適。
岩もザラザラで掴み易く、フリクションも良く効く♪
3P目(V+)は本日1回目の核心。
途中手も足もなさそうな個所があり、迷わずA0。
そう、今回は(も)時間をかけたくないので、フリーにこだわらずガンガン行きます。そう考えると気分も楽になる。
最終ピッチ(6ピッチ目)2回目の核心(V+)
最初の垂壁2mくらいか?がしょっぱい!!
としさんはフリーで抜けたが、自分はA0+取り付きに立ってる木を使いやっとのことで越える。
この後のチムニーはバック&フットで越える。
この技、いつの間にか覚え、あまり力を入れずに登れた。
この後、トポでは2ピッチほどあるようだが。悪そうなので終了。
左方カンテは人気ルートということで、確かに登りやすかった(まあフォローなんですが・・)
ただ、ピンが非常に少ない!!
カム必須のルートなのである!
としさんはリードでカム2セットを持って登攀。あの重さで5級の壁を登攀し、カムも確実にセットしなければならない。
越えなければならない課題は沢山あるが、このルートはつるべで登りたいな。って思わせるルートでした。
■2日目「1ルンゼ」
全部で8ピッチ。
知らなかったんですが、ルンゼ系は雪や雨で岩が削られ丸くなるらしく・・
岩が滑るというか、こちらのルートはホールドが掴みずらい。
(そういえば、谷川のカールボーデンもそんな感じで掴みずらかったな)
てな感じで1P(IV+)〜2P(V)。
アップなしで早朝からこのグレードはきついっす!
今日もA0をまじえて登ります。
このルートもピンが少ない。しかも、古いというか胡散臭い。
としさんは適当な個所でカムをきめながら登っていく。
6ピッチ目核心(V,A1)
垂壁というよりハングしませんか??
本チャンで初めてのアブミ登攀。ピンが短めに打ってあり助かった。
アブミも一番高いことろまで上がらずに届く。三つ峠で練習した甲斐が
ありました。途中フリーに移る所が難しい。
その後、2ピッチやって終了。
2日間で2ルートこなし、登攀の力を付けなければならないことはもちろん必須だが、ナチプロのセットの仕方も覚えないと、こうようなピンの少ないルートを安全に登ることが出来ないな、と実感した。
この度は軟弱者の私を連れて行ってくれたとしさん、一緒に登ってくれた山ちゃんに感謝。ありがとうございました。
錫杖左方カンテと一ルンゼへ行ってきました。
左方カンテはすばらしいルートです。
レベルによると思いますが、初心者の自分にとって易し過ぎもせず
難しすぎもせず気持ちの良いクライミングを楽しめます。
プロテクションが抜かれているという事前情報もありましたが、
フェースなど必要な部分にはきっちり残っており、NP を利用できる
ところは撤去したといったところでしょう(カム 0.3-4*2 セット
で十分)。
すっきりしたきれいなルートとの印象をうけました。ビレイポイント、
懸垂支点もしっかりしており、整備された方のご尽力に頭が下がる思
いです。
1P 目
簡単な草付きを登る。はじめのウォーミングアップには最適。
2P 目
フェース 4 級。快適です。
3P 目
5+。最初の核心。一段上がったところでかぶった垂壁が現れる。これはちょ
っと難しい。迷わず A0 で乗り越す。
4P 目
チムニーをのぼる。
5P 目
きれいなフェース。細かいが丁寧にさがすとホールドがある。フリーでいけ
るでしょう。
6P 目
本日 2 回目の核心。ワイドクラック(?)に体をいれて垂壁を登る最初の数
手が難しい。トシさんフリーで処理。ナイス!!。私、迷わず A0。ナイス?!
ここで注文の多い料理店と合流。
残り上部に 2P ほど残っているようだが、もろくあやしそうなのでここで
終了。
懸垂は料理店の合流まで 1P 降りて、あとは料理店を 2P ほど。ロープが
ぎりぎりなのでハラハラしますが、絶妙なところに下降支点があり見つけ
るとホッとする。
いいルートを気持ちのよく登ることが出来ました。来年はツルベで行きたい
ところです。
一ルンゼ
前日の左方カンテにくらべてホールドがまるくちょっといやらしい。
途中の簡単な 3 級部分はルートファインディングが難しい(逆に言うと
どんなルートでもとれる)。ハングを処理する核心部はアブミを使いました。
左方カンテに比べ若干難しいルートになります。ここはリードできると自信を
持って言うことはまだできません。
1P 目
いきなり 4+。朝一番にはちょっと厳しい。
2P 目
5 級。朝二番にはやはりちょっと厳しい。
3P-5P 目
ルンゼを登るのですが、この辺のルートはごちゃごちゃしている。
6P 目
核心。一段上がったところにハング。下からみるとそれほどでもないけれど、
取り付けばフリーは無理というのがよくわかる。屏風で出来なかったアブミで
乗り越える。でも難しかった。
7P -8P 目
ちょっと難しいが、これくらいが丁度よい 4+ 級。フィナーレを楽しめました。
懸垂はは同ルート下降。といっても、ルンゼを直接下降することで、登りとは
微妙に重ならないように配慮されている。ここも 50m ロープギリギリに下降支
点があり、見つかるまではちょっとドキドキする。
基本的にはビレイポイントを下降支点に利用。下まで 5P。
秋の好天の下、今シーズン最後のクライミングを十分に楽しめた二日間となり
ました。こういう所へいくと、またモチベーションが上がってきますね。
正直なところ、#.3〜#3の2セット(おまけ#4)は豪華すぎでしたな。
2回目なら#.5〜#3を1セットでしょうか。
実際のアルパインならこれ以上は持っていかないよ。
それでも登らなきゃいけない!?
そんな、ご無体なぁ〜。
1セット持って挑みたいところですね〜♫
課題がきまって今から楽しみです。
こんどはツルベですね。
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