千ヶ沢 石津窪

- GPS
- 08:11
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 614m
- 下り
- 596m
コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 4:31
- 合計
- 8:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
普段に行く多くの沢は1級レベルであるのに対して、ここは2級というグレードが付与されている。明らかに初級者のみで入ると進退窮まるだろう。十分な知識・経験と何よりも確実な登攀力を持つリーダーとともに入るべき沢だろう。 高度感があり、斜度の立った滝も出てくるので、リーダー以外のメンバーのそれぞれにもそれなりのクライミング経験(に裏打ちされた「自分は登れる」という確信)が必要と思われる。 ヌメりがあるとの事前情報により、今シーズン初めてのフェルトソール。たしかにところどころヌメりも感じたが、それほど酷い状況ということでもなく、ラバーソールでも対応可能だったかもしれない。 |
その他周辺情報 | 瀬音の湯 |
写真
装備
個人装備 |
昼ご飯
地図(地形図)
コンパス
ロープ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ
スリング
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
ロープ
スリング
確保機
クイックドロー
カム
アブミ
アッセンダー
ハーケン
ハンマー
|
感想
行きつけのボルダリングジムにて開かれた沢登り講習会の集大成としての実践山行。
25mクラスの大きな滝を登るのも、ハーケンを打ったりカムを差し込んでナチュラルプロテクションを取って、ルートを構築しながら登る体験も初めて。トップから垂らしたフィックスロープにバックアップされながらの「擬似」リードだったが、十分に「いま生きている」感が想起される刺激的な時間(大滝登攀だけで一人あたりおそらく30分ほど)だった。滝に打たれる中、懸垂下降や登り返しを繰り返しながら、受講メンバー7名の体験を横に張り付いて細かくアドバイスしてくれたリーダーF氏には頭が上がらない。こんな体験はそうそう得られるものではない。講習会を企画してくれたボルダリングジムにも感謝感激!
核心の大滝のインパクトがあまりに大きくて、そのほかの滝もそれなりになかなか(7mとか10mとか…驚) だったが、振り返ったときの印象がだいぶ薄まってしまったほどだ。それだけ濃い山行となった。
元々は沢登りのトレーニングにでもなれば…という目的で始めたボルダリング。6年も経ち今や(手段と目的が入れ替わってしまいw)ジムで取り組むようになったグレードの課題を登るのに必要な登攀力が、ふだん家族やその周辺の仲間と行くことの多い1級の沢では要求される場面はそうそうは無い。
この実践山行で体験した難度の高い登攀やルート構築技術を自分がリーダーとして行う山行で要求されることも少なくとも近い将来にはないだろうし、あるいはずっと無いかもしれない。
でもね、軽自動車でもやろうと思えば時速120kmで走ることができても、ポルシェなどのハイスペックなスポーツカーで同じ120kmを走る際の安心感は得られないだろうし、いざという時のリスクの面でも大きく劣るはずだ。同様にオーバースペックな登攀力や知識は簡単な沢に行く際にもリスクを軽減し、安全性に大きく寄与すると考えている。このような知識や技術を認識して鍛錬できる機会はとても貴重だ。
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