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記録ID: 474006
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

【ぺテガリ岳(西尾根コース)】日帰り

2014年07月05日(土) [日帰り]
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コースタイム

駐車場所4:25→6:20ぺテガリ山荘6:33→9:58ぺテガリ岳10:38→13:35ぺテガリ山荘13:58→16:15駐車場所
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神威山荘手前約800mの分岐(ぺテガリ山荘の標識有り)を左手に2〜300m進んだ、やや幅の広い路側に駐車。
コース状況/
危険箇所等
・この日のニシュオマナイ川の渡渉は最近雨が少なく大きな石伝いに渡渉できる程度でしたが、 大雨や長雨後は渡渉が困難なほど増水するようです。
・ペッピリガイ沢(新ひだか町)側への山越えの沢歩きは何度も分岐しますが、踏み跡がしっか りしており、赤テープを見落とさないよう進めば特に問題ありません。少し進んで赤テープや 踏み跡がなければ(おかいしなと)感じたらミスコースの可能性が高いです。
・ぺテガリ山荘から先は、1050p前後のブッシュが濃い状態でしたが、迷うような箇所はな いです。

三石の道の駅で仮眠後、約1時間で神威山荘付近までやってきた。ぺテガリ山荘へは神威山荘手前約800mの分岐を左に進む。(ぺテガリ山荘方向の標識有り)
2014年07月05日 04:05撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 4:05
三石の道の駅で仮眠後、約1時間で神威山荘付近までやってきた。ぺテガリ山荘へは神威山荘手前約800mの分岐を左に進む。(ぺテガリ山荘方向の標識有り)
分岐から2〜300mのやや幅のある路側に駐車。意外にも他に入山者の車はなくやや心細い気持ちで4時25分、今日の長い山行が始まる。
2014年07月05日 04:21撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 4:21
分岐から2〜300mのやや幅のある路側に駐車。意外にも他に入山者の車はなくやや心細い気持ちで4時25分、今日の長い山行が始まる。
直ぐにニシュオマナイ川の渡渉。あらかじめ水量が少ないことを確認し、登山靴で入山しました。
2014年07月05日 04:22撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 4:22
直ぐにニシュオマナイ川の渡渉。あらかじめ水量が少ないことを確認し、登山靴で入山しました。
作業道が急傾斜になり2度目の渡渉地点で左手に入渓する。踏み跡はしっかりしており、沢は何度も二股となりますが、赤テープが要所にあるので注意して進めば迷う心配は少ないです。道道111号(通称日高横断道)が通行止めになって久しくこのルートがかなり一般化したようです。
2014年07月05日 04:29撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 4:29
作業道が急傾斜になり2度目の渡渉地点で左手に入渓する。踏み跡はしっかりしており、沢は何度も二股となりますが、赤テープが要所にあるので注意して進めば迷う心配は少ないです。道道111号(通称日高横断道)が通行止めになって久しくこのルートがかなり一般化したようです。
10mほどの滝が1箇所のみ。ロープが設置された左側を巻いていきます。
2014年07月05日 04:49撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 4:49
10mほどの滝が1箇所のみ。ロープが設置された左側を巻いていきます。
最後は急な笹の斜面で尾根の乗越し箇所へ。
2014年07月05日 05:08撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 5:08
最後は急な笹の斜面で尾根の乗越し箇所へ。
乗越では赤テープに導かれ約50mほど右側に進む。帰路での下降箇所はこの白樺が目印となる。
2014年07月05日 05:11撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 5:11
乗越では赤テープに導かれ約50mほど右側に進む。帰路での下降箇所はこの白樺が目印となる。
ペッピリガイ沢への下降が始まる。泥の急斜面から徐々に沢の水量が増えていく。滑りやすいので要注意。
2014年07月05日 05:13撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 5:13
ペッピリガイ沢への下降が始まる。泥の急斜面から徐々に沢の水量が増えていく。滑りやすいので要注意。
赤テープに導かれ沢を右側に離れると開けた植林地帯へ出る。
2014年07月05日 05:23撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 5:23
赤テープに導かれ沢を右側に離れると開けた植林地帯へ出る。
植林地帯からのシングルトラックから涸れたペッピリガイ川を渡るとよく整備された林道となる。赤石のケルンがあるので帰路は間違えないように。
2014年07月05日 05:30撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 5:30
植林地帯からのシングルトラックから涸れたペッピリガイ川を渡るとよく整備された林道となる。赤石のケルンがあるので帰路は間違えないように。
約5kmの林道歩き。ぺテガリ山荘少し手前で60代くらいの単独女性と出会い5分ほど立ち話。横浜の方で昨日登られたったようですが、藪やダニが大変だったことを再三聞かされましたが、こちらは既に心の準備ができてます。
2014年07月05日 06:07撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 6:07
約5kmの林道歩き。ぺテガリ山荘少し手前で60代くらいの単独女性と出会い5分ほど立ち話。横浜の方で昨日登られたったようですが、藪やダニが大変だったことを再三聞かされましたが、こちらは既に心の準備ができてます。
約2時間で立派なぺテガリ山荘へ到着。トイレや水場も完備されており、ここで補給、トイレなどを済まし、いよいよ本番が始まります。過去は車でここまでは入れたため、ここまでの道は前座に過ぎませんが、沢歩きを含む片道約10kmの道のりは十分歩き応えがありました。
2014年07月05日 06:20撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 6:20
約2時間で立派なぺテガリ山荘へ到着。トイレや水場も完備されており、ここで補給、トイレなどを済まし、いよいよ本番が始まります。過去は車でここまでは入れたため、ここまでの道は前座に過ぎませんが、沢歩きを含む片道約10kmの道のりは十分歩き応えがありました。
宿泊する場合は協力金500円也。
2014年07月05日 06:21撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 6:21
宿泊する場合は協力金500円也。
小沢沿いの道を進むと間もなく西尾根の取りつきが始まる。
2014年07月05日 06:36撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 6:36
小沢沿いの道を進むと間もなく西尾根の取りつきが始まる。
ジグを切った尾根(1050p)までのトラバースは笹狩りがされて歩きやすい。
2014年07月05日 06:55撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 6:55
ジグを切った尾根(1050p)までのトラバースは笹狩りがされて歩きやすい。
それも束の間、標高700mあたりで徐々に笹が被りはじめ尾根に上がると、こんな感じ。まあ想定の範囲内ですが・・。ブッシュは濡れてますが始めから上下カッパで武装しているのでok。ただしカッパを伝った水が靴に入り込む始末。
2014年07月05日 07:11撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 7:11
それも束の間、標高700mあたりで徐々に笹が被りはじめ尾根に上がると、こんな感じ。まあ想定の範囲内ですが・・。ブッシュは濡れてますが始めから上下カッパで武装しているのでok。ただしカッパを伝った水が靴に入り込む始末。
ガスに包まれた1050p。本来ならここから1839峰や神威岳などが望まれるのですが、眺望なし。
2014年07月05日 07:27撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 7:27
ガスに包まれた1050p。本来ならここから1839峰や神威岳などが望まれるのですが、眺望なし。
ここからが地獄のアップダウンの始まり。1259p〜1293p〜1191p〜1301pのほかにも大小たくさん。それに依然としてブッシュも濃い。
2014年07月05日 07:39撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 7:39
ここからが地獄のアップダウンの始まり。1259p〜1293p〜1191p〜1301pのほかにも大小たくさん。それに依然としてブッシュも濃い。
ところが1293p手前からブッシュが薄くなり、この後、ブッシュが濃いのは1301p後のコルから本峰への登りはじめくらいなもの。意外と楽でした。
2014年07月05日 08:21撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 8:21
ところが1293p手前からブッシュが薄くなり、この後、ブッシュが濃いのは1301p後のコルから本峰への登りはじめくらいなもの。意外と楽でした。
ピークを過ぎると稼いだ標高を掃き出す。これの繰り返し。目の前にはぺテガリ本峰が近づいていくのが見えているはずなのに・・・
2014年07月05日 08:13撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 8:13
ピークを過ぎると稼いだ標高を掃き出す。これの繰り返し。目の前にはぺテガリ本峰が近づいていくのが見えているはずなのに・・・
登山道脇にはハクサンチドリなど
2014年07月05日 08:04撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 8:04
登山道脇にはハクサンチドリなど
2014年07月05日 08:23撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 8:23
いくつものピークを越え最後の1301pにて本峰までの標高差500mに備え小休止。
2014年07月05日 08:58撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 8:58
いくつものピークを越え最後の1301pにて本峰までの標高差500mに備え小休止。
500mの直登の登りはじめは涸れ沢のような感じで笹被りも一部で濃い状態。
2014年07月05日 09:10撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 9:10
500mの直登の登りはじめは涸れ沢のような感じで笹被りも一部で濃い状態。
1500m位でハイマツガ増えてきて開けてくるがガスは濃くなるばかり。
2014年07月05日 09:28撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 9:28
1500m位でハイマツガ増えてきて開けてくるがガスは濃くなるばかり。
偽ピークを過ぎ傾斜が少し緩くなる。
2014年07月05日 09:48撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 9:48
偽ピークを過ぎ傾斜が少し緩くなる。
いよいよ山頂部を捉える。
2014年07月05日 09:54撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 9:54
いよいよ山頂部を捉える。
遥かなる山、ぺテガリ岳が本日(たぶん)唯一の登山者を迎えてくれる。眺望はなくて残念だけど長い道のりを制して頂に立てた喜びは最高です。
2014年07月05日 10:23撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 10:23
遥かなる山、ぺテガリ岳が本日(たぶん)唯一の登山者を迎えてくれる。眺望はなくて残念だけど長い道のりを制して頂に立てた喜びは最高です。
一瞬だけ空が明るくなりカール方向が望めました。
2014年07月05日 09:58撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 9:58
一瞬だけ空が明るくなりカール方向が望めました。
ルべツネ山方向の北側の主稜線。
2014年07月05日 10:24撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 10:24
ルべツネ山方向の北側の主稜線。
こちらは南側の主稜線。いつかは東尾根からもトライしてみたいものです。
2014年07月05日 10:33撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 10:33
こちらは南側の主稜線。いつかは東尾根からもトライしてみたいものです。
山頂部のオオイワツメクサ
2014年07月05日 10:22撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 10:22
山頂部のオオイワツメクサ
風もなく心地よい山頂。眺望が良ければついつい長居をしそうですが、約40分ほどの滞在で10時30分過ぎに帰路につく。登り返しはきついですが、予定より時間早いのでゆっくりクリアーしていきます。
2014年07月05日 11:14撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 11:14
風もなく心地よい山頂。眺望が良ければついつい長居をしそうですが、約40分ほどの滞在で10時30分過ぎに帰路につく。登り返しはきついですが、予定より時間早いのでゆっくりクリアーしていきます。
帰路もぺテガリ山荘で補給とトイレタイム。山荘には2組5人ほどの登山客がいらっしゃって、しばらく情報交換。皆、本州からの方だそうで、私からはルートの様子をお伝えしました。明日の晴れるといいのですが。
2014年07月05日 13:54撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 13:54
帰路もぺテガリ山荘で補給とトイレタイム。山荘には2組5人ほどの登山客がいらっしゃって、しばらく情報交換。皆、本州からの方だそうで、私からはルートの様子をお伝えしました。明日の晴れるといいのですが。
帰路の林道からの分岐地点。赤石のケルンに注目。
2014年07月05日 14:48撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 14:48
帰路の林道からの分岐地点。赤石のケルンに注目。
帰路の乗越上部。
2014年07月05日 15:13撮影 by  DSC-WX1, SONY
7/5 15:13
帰路の乗越上部。
予想より早い12時間弱で約36kmの長い山行を無事終えました。沢歩き、藪漕ぎを含むアップダウンの多いコース。ニペソツの幌加温泉コースや幌尻岳の二岐沢コースなどを凌ぐ私の山行歴で間違いなく一番ハードコースでしたが、その分満足感も一番でした。眺望がなかったですが、天気が悪かった分気温は低めでダニも少なめでその点は良かったです。必ずや眺望を求めて再訪したい山リストに一山加わりました。
2014年07月05日 16:12撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/5 16:12
予想より早い12時間弱で約36kmの長い山行を無事終えました。沢歩き、藪漕ぎを含むアップダウンの多いコース。ニペソツの幌加温泉コースや幌尻岳の二岐沢コースなどを凌ぐ私の山行歴で間違いなく一番ハードコースでしたが、その分満足感も一番でした。眺望がなかったですが、天気が悪かった分気温は低めでダニも少なめでその点は良かったです。必ずや眺望を求めて再訪したい山リストに一山加わりました。
登山翌日はたいがい2〜3時間の自転車メニューですが、この日は完全休養とし後片付けやら洗濯などをしたのですが、ズボンにテッシュが入っていたようで洗濯ものが大変なことになり2時間近くブラッシングする羽目になりました。皆さんも洗濯前にはポケットの中身を確認しましょう。
2014年07月06日 16:21撮影 by  DSC-WX1, SONY
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7/6 16:21
登山翌日はたいがい2〜3時間の自転車メニューですが、この日は完全休養とし後片付けやら洗濯などをしたのですが、ズボンにテッシュが入っていたようで洗濯ものが大変なことになり2時間近くブラッシングする羽目になりました。皆さんも洗濯前にはポケットの中身を確認しましょう。
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