北海道初遠征 ニセコアンヌプリ+イワオヌプリ
- GPS
- 05:01
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 940m
- 下り
- 945m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
飛行機
押上5:24〜(京成押上線アクセス特急)〜6:17成田空港7:30〜(ピーチ航空)〜9:20新千歳空港11:06〜(JRエアポート快速111号)〜小樽〜(JR函館本線)〜13:51倶知安 (2日目:往路) 倶知安駅前〜(タクシー:4890円/20分)〜五色温泉インフォメーションセンター (2日目:復路) 五色温泉〜(タクシー:4970円/20分)〜倶知安駅前/倶知安14:10〜(JR函館本線)〜小樽〜(JRエアポート快速162号)〜16:50新千歳空港19:20〜(ピーチ航空)〜21:00成田空港〜(京成スカイライナー)〜青砥〜(京成押上線)〜22:13押上 ■空港(新千歳、成田) 預けた荷物は想像以上に早く出てきました(降機から10〜15分) コロナ後初搭乗でしたが、「酸素マスクは感染予防マスクを外して付けて下さい」 ※往路で非常口席への交換を受入れたら、足元がメチャクチャ広い。但し、座席下に荷物は置けない。 ※非常口席では、非常時に手順通りに扉を外して外に投げ捨て、順番に外に出ることや救命胴衣の紐を引くのは出口付近で行う(機内で膨らませると逃げにくくなる・足元が見えなくなるため)ことを案内する役割。 ※チェックインの時に風力計を機内に持ち込んでよいかと聞いたら「機内で風力測るんですか?」と聞かれました(笑)また、四角い電池は初めて見たとも言われました。 ■新千歳空港〜倶知安駅 2880円(自由席) 2時間45分程度 ※ちなみに指定席(小樽まで)は840円 ※小樽は同ホーム反対側へ乗換 ※小樽から先、函館本線はSuicaが使えない(旅客駅:小樽、余市、倶知安、委託駅:蘭島、仁木、銀山、無人駅:塩屋、然別、小沢) ※下車は運転手兼車掌の居る前方扉から(旅客駅は全扉利用可能)。二両編成でトイレあり。 ※(余談)函館線の長万部〜小樽間の廃線が2022年3月に事実上決定(周辺自治体合意)しています。 ※(余談)英語でのアナウンスの際「ミナミチトセ」に対して「シンチトセ」ではなく「ニューチトセエアポート」さすが、国際空港。 ■倶知安駅前タクシー「ニセコ国際交通」 0136−22−1171 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(危険個所) ニセコアンヌプリもイワオヌプリも初心者でも登り易い(夏期)と倶知安町の観光ガイドに書かれていました。危険個所は基本ありませんが、イワオヌプリ火口の時計回り周回のザレ場の下りは、滑りそうな怖さがありました。 (登山届) ニセコアンヌプリもイワオヌプリも登山口付近に「入林記帳ノート」がセットされていました。 |
その他周辺情報 | ■前泊は倶知安駅前のホテル/スリーエム(素泊り) 倶知安駅前のホテル、外見は新しいとは言えないが、部屋や1階にあるラウンジは清潔感がありました。 ラウンジは宿泊客は無料でジュースやコーヒー、紅茶など楽しめます。 部屋は広く、気になる臭いなども無く、また、古いビジネスホテルにありがちな「隅」や「裏」など隠れたところにサビといったこともありませんでした。エアコンも部屋ごとの個別空調で問題無し。WiFiはロビーなどパブリックスペース用とフロアごとに用意されていました。ベッドや机(照明器具の土台)にはUSBコンセントがあり、スマホ側端子3種まで用意されていました。 最上階の部屋でしたが、翌日登る予定の山(ニセコアンヌプリ、イワオブプリ)と山の間に沈む夕日が見えました。廊下の突き当りの窓からは羊蹄山が良く見えました。 数分歩けばセブンイレブンもあり、蕎麦屋など昼間の食事はもちろん、居酒屋や若向きの洋風の店など夜も不自由しない立地です。 そう、1軒隣がタクシー会社というのも便利でした。 最後に、翌日チェックアウト後に山を下りてくるまで余分な荷物を無料で預かってくれ大変助かりました。 ついでに。。。ホテルの目の前の駅中にある観光案内所の方にもお世話になりました(丁寧で親身になって考えてくれました)。 ■夕食は「里のぬくもり」 観光案内所でいただいた「グルメガイドブック(倶知安)」で「お一人様でもゆっくりできる」と案内されていたので18時の開店と同時に入店。カウンターに案内され料理も日本酒もお任せ中心で1時間強の時間を過ごしました。 (お勧めされた料理) ・百合根の天婦羅 ・札幌黄(玉葱)の明太マヨ焼き ・茄子と百合根のチーズ田楽(洋風) (追加注文) ・お刺身2品(外側焙った鮪、北寄貝) カウンターでしたので料理を作る姿も目にすることが出来、一品一品丁寧に作られていて、実際にいただいた料理は全て満足できるものでした(美味しかった、新たな感動もあった)。 (余談) 観光案内所の一押しは「居酒屋 二代目 SAMURAi」でしたが、15時頃の街中散策ではシャッターが少し開いて仕込み中のようでしたが、18時前に行くと「本日貸し切り・・・」持っていたガイドブックでしばし検討し、前述の「里のぬくもり」大正解でした。 TVドラマ「六本木クラス」に出てきた「居酒屋 二代目 みやび」に絡めて店員さんとの話のネタは仕込んでいたのですが。。。(笑) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ココヘリ
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感想
今回の山行は8月上旬に仲間と3人で計画していた「神威/ペデガリ/カムイエクチカウシ」山行が延期となり、飛行機のチケットをキャンセルしようとしたら規程が改定されていて、その航空会社限定のポイントで返金ということでしたので、チケットを無駄にしないように今回の山行に変更したものです。但し、1週間の休みがそう何度も取得できるものでは無く、仲間ともスケジュールが合わず土日2日間で航空機往復を含む単独山行となりました。新千歳空港から倶知安までのJR函館本線は小樽から先はワンマン運転で無人駅も多い「山線」で2030年頃の廃線も決定している区間ということで、ある意味記念乗車となりました。
10月初旬ということで、紅葉も期待はしていましたが、土曜日の最高気温は30度、日曜日も26度と気温が高く、既に2〜3回霜が降りたそうですが、朝晩の気温が十分に下がらず紅葉が進まないとタクシーの運転手さんが言っていました。
ヒグマについて聞いてみると、この辺りは、昔は硫黄の採掘場で川にも硫黄が流れ込み熊の餌となる鮭が居ないのでヒグマの目撃情報も少ないが、山菜取りなどで出会うことがあるので、熊鈴は必須と言っていました。また日本海側の岩内岳等の山系には目撃情報も多いと言っていました。
倶知安町の案内を見ると昨年8月にはアンヌプリ等での目撃情報があり五色温泉ルートやニセコ野営場も閉鎖されていたとの記録がありました。関東近辺の山と異なり、ほぼ100%の登山者が熊鈴を付けており、そのうち1〜2割の方々は2個の鈴の音を奏でていました。
宿泊したホテルに余分な荷物を預けて、隣のホテルの前から昨日予約したタクシーに乗車しました(ホテルもタクシーも6時始業)。
20分程で五色温泉インフォメーションセンターの駐車場に到着しますが、道中登山道の状況やヒグマの情報、紅葉の情報、周辺の山や沼に関する情報を教えてくれますので役立ちました。駐車場にトイレもあります。
駐車場で荷物の再点検後、気温12〜13度の中スタートです。まずは、ニセコアンヌプリへ向かいます。隣のニセコ野営場の駐車場の奥が登山口です。ここにもトイレがありました。登山口には「登山届」ではなく「入林記帳ノート」があり、氏名や人数、入山時刻/下山予定時刻などを書き込むようになっています(登山届は別途、北海道警やコンパスに提出する必要性を感じました)。
入林直後に「山頂まであと2500m」の案内板がありました。500m刻みで設置されているので、励みになります。なだらかな直登でも九十九折れでも一辺が長く感じ、「流石、北海道は雄大だ」などと一人感じながら登って行きます。30分もしないうちに本日の2セット目となる「イワオヌプリ」の荒々しい火口が見えて来ました。天気は良いですが西側登山道を登っているので陽射しは気になりません(イワオヌプリの山体にアンヌプリの影も映っていました)。山頂は木々も無く360度見渡せますが、特に「羊蹄山」の端正な容姿が素晴らしい。富士山は登る山ではなく眺める山だと言う人が居ますが、羊蹄山もまたそうなのかもしれません。山頂には小ぶりですが頑丈そうな避難小屋がありました。そして、頑丈に保護石等で守られた一等三角点「似古安岳」・・・立派です。下山は来た道をチャッチャと戻ります。念のため入林届をめくり、自身のところに「下山済」と記入(そのようなルールは示されていません)。尚、入林者が多いので下山した時にはページが進んでいました。
ニセコアンヌプリ登山口の野営場を跡にして、野営場隣の「ニセコ 山の家(閉館)」の駐車場や「道道58号」の路肩にまで駐車車両がある人気ぶりに驚きながら、隣のインフォメーションセンター駐車場に戻ります。
駐車場からイワオヌプリへは「五色温泉橋」を渡っていきます。橋を渡ると直ぐに、鳥居と祠があるので活火山に入る前に安全登山を祈願して先に進みます。
少しの間、歩き易い石畳。川沿いを歩いて「イワオヌプリ」の指導標に従って階段状の登山道を登って行くとインパクトのある階段が目に飛び込んできますが、その前に入林届があります。再び記帳し階段に挑戦します。きっかり130段の階段、途中で一息入れながら登ります。更に進むと「ニトヌプリ」と「イワオヌプリ」の分岐があり更に進むと火口の周回コースが始まります。特に指示は無いので時計回り/反時計回りの方が居ますが、私が到着した瞬間には時計回りの方しか居なかったので、釣られて時計回りに進みます。途中周回から外れて東峰(1116m)を踏み、周回に戻って山頂標識:イワオヌプリ(硫黄山)を記録して周回下山にかかりましたが、ザレ場の下りでずり落ちそうでプチ・ドキドキしました。周回合流点に戻ったら来た道を戻ります。登りも下りも終始陽射しが照り付けていますので盛夏の登山は大変だろうと思われました。
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