娘と歩く東海道五十三次その25・小田原宿→大磯宿→藤沢宿

2022年10月01日(土) 〜 2022年10月02日(日)

• GPS: 09:51
• 距離: 31.8km
• 登り: 22m
• 下り: 4m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:31
• 休憩: 1:42
• 合計: 6:13

10:13 スタート地点
10:45 11:15 まるみcoffee（昼食）
11:48 11:56 国府津駅
12:45 12:45 押切橋
13:16 13:16 梅沢交差点・間の宿
14:29 15:03 大磯城山公園
15:30 16:00 明治記念大磯邸園、こゆるぎ浜
16:26 大磯宿

2日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 0:55
• 合計: 6:50

7:20 大磯宿
7:40 7:40 化粧井戸
8:55 9:05 平塚八幡宮
9:50 9:50 馬入橋
10:18 10:25 旧相模川橋梁跡遺跡
10:42 10:42 南湖の左富士
11:00 11:30 びっくりドンキー（昼食）
11:42 11:50 茅ヶ崎一里塚跡
13:20 13:20 四ツ屋立場
14:10 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

　
★1日目スタート地点
箱根登山バス 酒匂中学校前すぐ

★1日目ゴール地点、2日目スタート地点
JR東海道本線 大磯駅徒歩5分

★2日目ゴール地点
小田急江ノ島線 藤沢本町駅すぐ

宿は平塚駅近くのビジホをとりました。
　

コース状況／危険箇所等

　　　
去年、長崎街道を歩き江戸→長崎を終わることができたので、
街道歩きの集大成として娘と東海道復路を歩くことにしました。
街道についての各説明は今までは写真欄でしておりましたが、
資料が豊富に出回っているので基本的には省略することにし、
迷いやすい場所や調査の段階で謎だった場所を主に掲載します。

ルート選定は分間延絵図並見取絵図（1806）を踏襲しています。
絵図でルートを精査し参考本で補正する形にしました。

●この区間での注意点

1日目、2日目とも全般的になだらかで歩きやすいです。
市街地が多いので車の交通量が多めです。

危険個所は特にありません。
歩道が狭い箇所では自転車に注意しましょう。

●飲食、トイレなど

1日目、2日目ともに町中なので特に問題ありません。

1日目の昼食・小田原−喫茶店でスパゲッティ、ピラフ
1日目の夕食・平塚−家系ラーメン、焼売（テイクアウト）
2日目の朝食・平塚−ホテルの無料朝食
2日目の昼食・茅ヶ崎−びっくりドンキー
2日目の夕食・新幹線−デパ地下の中華弁当　

●参考文献
五海道其外分間延絵図並見取絵図（1806）
地形でわかる東海道五十三次 ほか多数
　　
　

写真

10/1 9:05

富士山の美しさに思わず見惚れてる様子。

10/1 10:10

日焼け止めもバッチリに酒匂川東詰めよりスタート！

10/1 10:17

酒匂の名前は神酒を川に注ぐと酒の匂いがした説や川が逆流してるからの説があるそうですね。

10/1 10:26

久々に見る”松ぼっくり”に大喜び。

10/1 10:31

今回の区間では松並木を結構見かけました。

10/1 10:37

私「なにしてるん？」娘「ビール作ってるねん」

10/1 10:52

少し早めのランチ。娘はピラフですが炒飯とは違う味付けに思わず「東京の味や！」って（笑

10/1 11:19

横には海が広がっていたり、山にはミカン畑。なんとも湘南らしい。

10/1 11:40

国府津は相模国の国府が大磯にあった頃の海の拠点。古い建物があちこちに点在していました。

10/1 11:43

箱根の山がどんどん遠くなっていきます。電線が埋まった町並みがなんとも素敵でした。

10/1 11:48

山と海に挟まれた国府津駅付近。海へは段差があり易々とは近づけません。津波被害が多かった東海道ですから津波から守るためのルートとなっていたのでしょう。

10/1 12:04

エノコログサをウサちゃんに加工する方法をタイミングよく今朝知ったことで草を見つけては作ってを繰り返しました。

10/1 12:32

しかし、何本作ったことでしょう。まぁ良き思い出になりました（笑

10/1 12:33

伊豆の方まで良い眺め。右に見える漁船のことを娘は「サメや！サメがおるで！」ちゃうちゃう・・・。

10/1 12:45

押切橋。この辺りの川はどれも水が澄んで綺麗でした。魚を見つたりと楽しいひととき。

10/1 12:47

旧道は右の坂（押切坂）を上ります。

10/1 12:50

久々の旧道らしい坂にちょっと嬉しそうです。

10/1 12:53

梅沢は酒匂川が川止めの際は特に重宝された間の宿。微かに昔の面影を感じることができました。

10/1 13:06

旧道は静かー。

10/1 13:21

二宮駅近くの松並木。二宮の地名は二宮尊徳からと思っていたのですが相模国の二之宮からきているそうです。

10/1 13:37

ここでクーリッシュを投入（なぜかドヤ顔）

10/1 13:48

町松並木たすかる。

10/1 14:08

この辺りから双体道祖神をよく見かけました。

10/1 14:15

キンモクセイの香り。見かける度に嗅いでました（笑

10/1 14:35

吉田邸跡を見学。広大な庭園ではチェロのコンサートが行われてました。ちなみに建物は復元されたもの。

10/1 14:47

そして裏山にある大磯郷土資料館に寄ったのですが土曜にも関わらず休館・・・。毎月1日はお休みなんだという(涙

10/1 15:36

大隈邸は「あげ棟工法」による修復が行われていました。

10/1 15:44

こゆるぎの浜に出て海風にあたります。気持ちいい〜！

10/1 15:44

大磯から国府津の一体を指す浜なだけあって箱根、三浦半島がよく見えました。

10/1 16:00

影が長〜い。西から東への道中では疲れる頃合いの午後は太陽を背にして歩けることが多いのがポイント高いです。

10/1 16:04

大磯宿は風光明媚な海辺の宿場町。明治以降は要人の別荘地が数多く建てられ愛されていました。

10/1 16:16

所々に立派な古い建物が残っていて良いですね。

10/1 16:20

実はヒカキンのポーズです。

10/1 17:34

晩御飯は平塚で家系ラーメンを頂きました。あとテイクアウトで崎陽軒のシュウマイと。神奈川に来たら食べないとね。

10/2 7:16

駅舎がシブい大磯駅。ちなみに荷物は平塚のホテルに置いたまま。朝散歩を楽しみます♪

10/2 7:28

松並木がずらりと並ぶ。朝から清々しい気持ちにさせられます。

10/2 7:40

化粧井戸。化粧とかいて「けわい」と読みます。虎御前も化粧に使ったというから歴史は古く、私も試しに・・・と覗くと空でした（涙

10/2 7:59

あろうことか高麗山を見て「クレヨンしんちゃんのお尻に似てる」と。たしかに特徴的ではあるけども（笑

10/2 8:14

平塚宿の浮世絵にも描かれるほどで「あの山の先は山深い場所だから今夜はここで泊まっていきな」という風に客寄せをしていたそうです。

10/2 8:04

高麗山が良さげに見える度にお尻のポーズを手で表現する娘。

10/2 8:11

ちなみに10ショットぐらい撮りました（汗　この辺りが平塚宿の京方の入口にあたる場所。

10/2 8:18

平塚の謂れの塚。以前訪れた時は隣にある寺の境内の中でしたが今は平塚市に塚の周辺の土地を割譲したようなことを聞きました。

10/2 8:19

桓武天皇の孫娘がこの地で亡くなったので墓として塚が築かれます。その塚が平らな形状だったことが一説のようです。

10/2 8:34

ここが江戸方の見付。現在の駅からは随分と離れた場所が宿場の中心だったわけです。

10/2 8:36

立派なアーケード。こういうのはコーフンしますね。

10/2 8:55

平塚八幡宮に寄り道してお参りしました。

10/2 8:56

手を合わせて「無事に家に帰れますように」「コロナにかかりませんように」声に出して拝んでおりました。

10/2 9:33

馬入の一里塚。ホテルで荷物を回収して再び歩き始めます。娘の装備は朝と変わらず。重いのは私だけ（笑

10/2 9:50

馬入橋からの富士山をパシャリ。

10/2 9:52

馬入橋の上流側には旧道が少し残っています。

10/2 10:01

押しボタン式信号を押すのは娘が率先してやってくれました。どうして子供ってボタンが好きなのだろう。

10/2 10:07

道路標識に東京の文字。この辺りまで来ると東京の文字も珍しくはないですね。

10/2 10:19

旧相模川旧橋梁跡の公園で一休み。

10/2 10:40

南湖の左富士。江戸から歩くと普段は右側に見える富士山ですが道の湾曲でここでは左に見えるという特別な場所。茶屋が大層繁盛していたそうです。

10/2 10:42

東海道からの眺めはこんな感じ。左に小さく富士山が見えます〜

10/2 10:48

茅ヶ崎は茅が生える沼地が広がっていたことが由来しています。元々は南湖が賑わいの中心だったのですが鉄道開業でごっそりと駅周辺へ茶屋などが移転してしまいます。

10/2 11:10

せっかくなので茅ヶ崎の名物をと思うのですがタイミングが合いません。でも好きなのでこれで良いのです。

10/2 11:37

松の大木の切株を撫でる娘。

10/2 11:44

茅ヶ崎の一里塚でフォロワー様と待ち合わせ。江ノ島グッズを頂きました（嬉

10/2 11:51

駅周辺には意外と松並木が残っています。都会にも関わらず現代になっても伐採されず残ってること自体凄いことで茅ヶ崎の行政には頭が下がる思いです。

10/2 12:10

松並木があるということは江戸時代はただの道だった証拠です。これだけでも駅周辺は本当に何もなかったことがわかると思います。

10/2 12:33

嬉しそうに指を指す娘。「ディズニーランドもうすぐやで！」と声をかけてやりました。

10/2 12:35

影を選んで歩けば驚くほど涼しいです。例え同じ気温だとしてもこれが夏と秋の違いでしょう。

10/2 13:20

四ツ谷立場。ここには大山阿夫利神社の一の鳥居や道標などがある追分らしい追分です。

10/2 13:21

立派なお不動さん。目を見ながら横を歩くと目が動いてるように見えて怖いんですよ（汗

10/2 13:25

ベンチほんと助かる〜。

10/2 13:50

おしゃれ地蔵。願いが叶うと化粧をするのがルールらしい。

10/2 13:51

私が「べっぴんになりたいと願ったら？」というと「またここに来なあかんな」と娘（笑

10/2 14:10

藤沢宿は多くの参詣道が集まる交通の要衝で遊行寺の門前町として古くから栄えていました。藤沢本町駅付近が今回のゴール。

10/2 14:28

駅に裏にある伊勢山に登ると江ノ島がよく見えました。

10/2 14:19

私が休憩してる間もブランコで遊ぶ娘。ほんま元気や。

10/2 14:46

藤沢から小田原までグリーン車で移動。1階席と2階席の乗り比べなんてのもしました。

10/2 15:35

小田原では足湯もあるビュースポットに立ち寄り。

10/2 15:39

疲れたわ〜っていう表情がウケる（笑

撮影機器：

iPhone 13 Pro 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　
今回も前回に引き続き29℃予報。

いつも写真をチェックしている嫁さんから

「今回はアイスクリーム1日1個よ！」
「飲み物はお茶か麦茶だからね！」

と、キツイお達しが出てました。
確かに甘いものの摂りすぎはよくありませんね。

さて、今回の道中からは関東平野です。
ようするに人の多い町中が続くわけですが、
これをどう乗り切っていこうか悩むところでした。

町の雰囲気を娘に聞いてみると

「大阪と一緒やん！」「イオンあるしな」

子どもの目からすると同じように見えるのでしょう。
でも、どこらかしか大阪と違う部分があるのです。
そういう細かな違いを教えながら楽しみました。

娘「2階建ての電車すごい！」
私「15両だよ」「環状線は何両だったっけ？」
娘「1，2，3、、、8両！」

ってな具合に（笑

あと、車の多さには暑さよりも大変でしたが、
湘南地方はまだまだ緑が多いのには助かりました。

エノコログサを見つけてはウサちゃんに加工したり、
キンモクセイを見つけては香りを楽しんだりと
秋を感じながら歩くことができました。

次回は10月下旬ごろに鶴見駅までの予定です。
　
なお、今回の街道歩きの記録は以下のブログでもまとめています。
https://borabora.seesaa.net/article/492476780.html
https://borabora.seesaa.net/article/492923163.html