記録ID: 4773949
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ハイキング
東北
みちのく潮風トレイル南三陸エリア1 陸前小泉駅〜道の駅さんさん南三陸
2022年10月09日(日) [日帰り]
宮城県
ちゃってぃ
2ton
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 09:33
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,053m
- 下り
- 1,063m
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日帰り
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 9:36
距離 29.6km
登り 1,070m
下り 1,076m
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険な場所は特に無い。強いて言えば田束山へ登る「行者の道」が遊歩道というには少々険しい。 |
| その他周辺情報 | 道の駅さんさん南三陸ではお弁当からお菓子、お酒にいたるまでいろいろなものが買えるが、他にはまったく補給ポイントは無い。点在する集落をつないで歩くのだが、自販機すら滅多に無いので山に入るつもりで飲食物の準備をしないとひどい目に遭う。また日帰り入浴空白地帯でハイク終了後の入浴が困難。気仙沼方面でも石巻方面でも片道10km以上移動しないと風呂がない。 |
写真
今日は全体的に山岳セクションだ。さっそく高台に登っていく。こんなところにも来波碑が立っている。この高さまで津波が到達したということだ。恐ろしい…。
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今日は全体的に山岳セクションだ。さっそく高台に登っていく。こんなところにも来波碑が立っている。この高さまで津波が到達したということだ。恐ろしい…。
特にカントリーサイン等は無いので道路脇のデリニエーターの表記が変わったことで市町村堺を越えたことを知る。さぁ、ここから先はいよいよ南三陸エリアだ。
1
特にカントリーサイン等は無いので道路脇のデリニエーターの表記が変わったことで市町村堺を越えたことを知る。さぁ、ここから先はいよいよ南三陸エリアだ。
どんどん山の中に分け入っていく。この先通り抜けできないとか不安にさせる看板が…。徒歩なら大丈夫だよね？
樋の口の集落の最奥に荒沢不動尊がある。田束山修験が盛んであった頃、ここが修行の拠点となっていたようだ。
荒沢不動尊を過ぎると本格的な山道になっていく。歩く分には問題ないが車だとかなり狭く感じるような細道だ。
田束山樋の口登山口に行き着いた。ここまではなんとか車両も入って来れる。登山口には数台分の駐車スペースとトイレがある。
登山口から田束山山頂までは「行者の道」と名付けられた遊歩道になっているようだ。
ただし、階段や木道はだいぶ朽ちてきており足元には注意が必要だろう。特に下りで使う場合にはスリップ注意だ。
モ、モアイ!? 山中に突然モアイ像が現れた。どうやら道を指し示してくれているようだ。
蜘蛛の滝。昔、行者の修行の場であったという。しばしば土蜘蛛に悩まされたことから蜘蛛の滝と名付けられたのだとか。
穴滝。ここも修行の場であったとのこと。ちょうど人ひとり入れるような穴蔵に滝が流れ落ちている。
穴滝を過ぎると休憩所が用意されていた。ここにもモアイ像が…。なぜモアイ像が山中にたくさんあるのだろうか？不思議に思ったが南三陸町がモアイで町おこししていることを知るのは麓に戻ってからであった。
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穴滝を過ぎると休憩所が用意されていた。ここにもモアイ像が…。なぜモアイ像が山中にたくさんあるのだろうか？
不思議に思ったが南三陸町がモアイで町おこししていることを知るのは麓に戻ってからであった。
不思議に思ったが南三陸町がモアイで町おこししていることを知るのは麓に戻ってからであった。
ゆるゆるっと登っていくとあじさい園に出る。林床一面あじさいの木に覆われている。季節に来れば見事だろう。
あじさい園を過ぎれば、今度は桜の木がある広場に出る。その向こうにはツツジの群落もあり、春から初夏にかけて様々な花が楽しめるようだ。
「行者の道」を抜けて山頂近くの駐車場に出た。なかなか普通に登山道だったがツートンも無事に歩き通した。
田束山山頂はもう少し先。トレイルルートからは少し外れるが、ここまで来て山頂を踏まないということは無いだろう。
北は大谷海岸から気仙沼大島、唐桑半島に綾里崎あたりまで見渡せる。まだ岩手県が見えるとは思わなかった。
南側は少し雲がかかってしまった。すっきり晴れていれば牡鹿半島や金華山あたりまで見渡せるのではないだろうか。
田束山からの下山路。最初こそ舗装された車道歩きだが、すぐに未舗装の林道へと進路を切り替える。
登りで使った「行者の道」とは違い、こちらはあくまでも穏やかな林道歩きだ。
払川の集落からはルートは再び山へ…。普通は麓に下りていくと思うでしょう？ 潮風トレイルはそんなに生ぬるくないのです…。
路傍に追分の石碑が鎮座していた。達筆と風化のせいで読みにくいが「右」「左」という文字は判別できる。
車道とはいえ急な坂を登りきると坂の貝峠を越える。いかにも峠という感じのわかりやすい峠だった。
峠の西側には「山がんの里展望台」という看板が設置されており東屋もある。小休憩には良いポイントだ。
展望台から麓に下るとそこは残谷の集落だ。神行堂山への登山口などがあるが流石に立ち寄る元気はない。機会があれば登ってみたいとは思うが。
残谷集落の路傍には潮風トレイル開通を祝う花壇が設置されていた。地元の方がトレイルを歓迎してくれているようだ。ありがたいことである。
ホッとしたのもつかの間、ルートは再び山へ向かう。簡単には里に下りさせてもらえないらしい。
一山越えて入谷の集落に入っていく。かなり麓の方まで下って来た感じがある。
…が、意地でも真っ直ぐには帰す気はないらしい（笑
あえて轍の跡も薄い森の中へ。
あえて轍の跡も薄い森の中へ。
薄暗い杉林を抜けると入谷八幡神社の境内に出る。小さな神社だがポツリポツリのお参りに訪れる人がいる。
神社の境内にあるタコのブロンズ像。机に「置くと」試験に「パス」する…ということで受験生が絵馬を書きタコの文鎮を買っていくようだ。そろそろ受験シーズンだからなぁ。
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神社の境内にあるタコのブロンズ像。机に「置くと」試験に「パス」する…ということで受験生が絵馬を書きタコの文鎮を買っていくようだ。そろそろ受験シーズンだからなぁ。
いよいよ人里に下りてきた感じだぞ。疲れも溜まってきているので、あとはすんなりゴールまで行かせてほしい。
感想
みちのく潮風トレイル南三陸エリアを歩いてきた。このコースは海沿いではなく山の中を進む山岳セクションで公共交通機関の路線とは離れた場所を通る。そのため途中離脱が難しく、累積標高差が1000mを越える30kmのコースを一息で歩かなければならない難所である。歩き通すのではなく、田束山付近を周回するだけなら気楽なハイキングコースなんだけどねぇ。
ちなみに平日限定だが集落を縫って市民バスが走っているので途中リタイアも可能といえば可能である。あくまでも平日に限る話だが。
潮風トレイルではよくあることだが、このセクションも海が見えるのは僅かな区間だけだ。田束山からのパノラマは素晴らしいが、それ以外は山林を彷徨う感が強い。山里の風景を楽しみながら歩くと思っていたほうがいいだろう。
沿線住民の方が潮風トレイルを歓迎してくださっているようで、ハイカーがいると気にかけて話しかけてくださるかたも居た。今後も友好的な関係を続けていくためにもマナーを守ってトレイルをして欲しいと思う。
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