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Yamareco

記録ID: 4779618
全員に公開
沢登り
槍・穂高・乗鞍

中房川深沢右俣から有明山へ

2022年10月08日(土) 〜 2022年10月09日(日)
 - 拍手
xx101 その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
33:57
距離
9.1km
登り
2,375m
下り
1,699m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:36
休憩
0:00
合計
10:36
距離 4.4km 登り 1,198m 下り 758m
7:04
636
スタート地点
17:40
宿泊地
2日目
山行
10:06
休憩
0:06
合計
10:12
距離 4.7km 登り 1,177m 下り 944m
6:49
516
宿泊地
15:25
3
15:28
6
15:34
15:40
3
15:43
17
16:00
61
17:01
ゴール地点
有明荘17:38でした。最近発生する謎のログ欠け
天候 初日霧雨、二日目晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
安曇野観光タクシーがきてくれた。アルピコは×
深沢出合の中房川。連日の降雨で増水しており少し上流側にてスクラム渡渉
2022年10月08日 07:47撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 7:47
深沢出合の中房川。連日の降雨で増水しており少し上流側にてスクラム渡渉
2022年10月08日 08:06撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 8:06
2022年10月08日 08:28撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 8:28
2022年10月08日 08:37撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 8:37
2022年10月08日 09:56撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 9:56
巨岩帯に難儀
2022年10月08日 11:10撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 11:10
巨岩帯に難儀
二俣すぐのF6、雨がひどくなってきた
2022年10月08日 11:34撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 11:34
二俣すぐのF6、雨がひどくなってきた
F6上段を左岸から巻いたときに発見した謎のピッケル
2022年10月08日 13:25撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 13:25
F6上段を左岸から巻いたときに発見した謎のピッケル
F6落ち口から下を望む
2022年10月08日 14:58撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/8 14:58
F6落ち口から下を望む
大岩上のテンバ。酔っぱらってよく落ちなかったものだ
2022年10月09日 05:49撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 5:49
大岩上のテンバ。酔っぱらってよく落ちなかったものだ
4人並んで寝られるところはここしかなかったかも
2022年10月09日 05:50撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 5:50
4人並んで寝られるところはここしかなかったかも
昨日は見えなかった岩壁に一同圧倒される
2022年10月09日 07:14撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 7:14
昨日は見えなかった岩壁に一同圧倒される
2022年10月09日 07:25撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 7:25
F10最終ピッチ。ジェードルを登った
2022年10月09日 11:24撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 11:24
F10最終ピッチ。ジェードルを登った
登山道より雲海が見えた
2022年10月09日 15:30撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 15:30
登山道より雲海が見えた
2022年10月09日 15:33撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 15:33
これが見たかった!ステンレス製の鳥居 兼 避雷針
2022年10月09日 15:42撮影 by  OPPO Reno3 A, OPPO
10/9 15:42
これが見たかった!ステンレス製の鳥居 兼 避雷針
撮影機器:

感想

折しも10月上旬としては異例の寒波が入ったところで連休を迎えた。
3連休中日に前線が通る最悪な予報。
昨年に続き黒部別山の沢登りを予定していたが3日は持たなさそうということで短縮して転進先を探す。
日帰りにまとまりかけたところで、うまくいけばここは土日もつかも…ということで向かった有明山深沢だったが…。

パッとしない天気だがきっと回復するであろうと楽天的に出発。
観音峠の駐車スペースすぐ裏から入渓、急傾斜のため一か所懸垂を交えて中房川へ降り立つ。
前夜からの降雨のため濁って増水した川は出合では渡れず、少し上流の瀬からスクラム渡渉で渡る。
噂通りしょぼい出合から進む。
基本ゴーロ帯なぞはほぼなくて滝が続くきれいな渓相。
F1、F2はフリーで越えF3は右壁を登るべくロープを出したが少し霧雨模様、コンディションがあまりよくない上に支点も取りにくくて右往左往した挙句断念し、巻きルートをそのままロープを引いて登る。次の滝もまとめて巻く。
その後進むと巨岩帯、その向こうに二俣とその奥壁が見える。
(霧)雨が強くなってきたので岩屋でも出てこないかと思ったがまだ先らしい。
F6と思われるでかい滝の取付きでどうするか打ち合わせ。
とはいえまぁ寒いが大した雨じゃないといえばそうなわけで、とりあえず進むことに。

F6は水流からカンテを隔てた右側に凹角があり最初そこをノーロープで登っていく、凹角の中にはクラックがあって安心だったのだが途中からクラックがワイド(フィスト大)になってきて手がビミョーなので少し戻り、ビレイしてもらってそこを越える。
次の段の登り口でピッチを切る。
3段目はYくんに登りたいように登れと伝えると、大して迷わず右へ巻いていった。
後続してみると意外と立っている面倒なバーチカルヤブだった。
そこから登っていくと謎の長い針金?ワイヤー?が残置されており、やや悪い登りだったのもあってそれに助けられながら尾根に乗り上げる。
そこにはなぜか古いピッケルが落ちており、苔に侵食されつつあった(取り込まれて動かない)
ここからさらに落ち口方面へトラバース、斜め懸垂、トラバースを経て沢床へ復帰。

初日の悪場はこれで終わりで霧雨の中ひたすら詰めていくがGPSポジションが沢床からずれていて右往左往してタイムロス(結論的に言うと地形図がおかしいぽい)
当初予定より200mほど低いところで幕とする。だが4人並んで寝られる場所はここしかなかったかも…。
びちゃびちゃに濡れた薪を集めて何とか点火。
おかげで激寒な夜になるのはなんとか避けられた。


2日目
寒いので焚き火を作って温まってからの出発としたので遅くなる。
昨日はガスってて見えなかったが両岸(特に右岸)の壁が立ってて壮観である。
沢は左へ折れ正面にでかい滝が見えてくる。
前衛からF8、F9で大きいのがF10らしい。

F8は正面をトライしたが悪いらしく右のバンドから。
F9は明らかに正面が簡単そうなんだがY君右のバンドに行ってすげー時間かけて登る。悪かった。
F10は途中までは緩やかに見えたのでノーロープで進み、大岩下でビレイ点を作って正面のジェードルを登った。下から見てると階段だったがそんなはずはなかろうと念のためクライミングシューズで登ったが、コレ大正解。すぐに行き詰って荷物を残置し空荷でトライしたがまーまーバランシーで難しかったが何とかフリーで突破。最後のハングっぽいところはジェードルから右カンテに出たら問題なし。上がりきったところに灌木があったが足場が悪いのでトラバースして沢の右壁にてピッチを切る。
セカンド以降はアメリカンエイドやらいろいろ交えて何とか上がって来る。やはり沢靴だと難しいみたい。
この一連の滝を抜けるのに4.5時間を要す。やっぱ4人だとかかるなぁ

これでロープ出すとこは終わりのつもりだったがでかい倒木のあるCS滝は少し悪く、ビレイしてもらって右から登ってフォローに上がってもらう。この辺で雨が降ってくる。あとはまぁ登れる滝ばかりだったが詰めが面倒なヤブとあと岩がとても脆いエリアがあって閉口(小玉スイカぐらいの落石を腕に食らってとても痛い)
やっとこ登山道に出たらもう15時。寒い。
山頂から電話して17;30にタクシー予約。
ここの登山道もあまりよい道とは言えず、片手使えない状態だったのでゆるゆると降りていきなんとかヘッデンぎりぎりで有明荘にたどり着いた。

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