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Yamareco

記録ID: 4784072
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ハイキング
近畿

伊那佐山〜井足岳

2022年10月12日(水) [日帰り]
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GPS
04:02
距離
9.9km
登り
527m
下り
539m

コースタイム

日帰り
山行
3:12
休憩
0:51
合計
4:03
9:44
40
比布バス停
10:24
10:25
19
鳥居 (八滝との分岐)
10:44
10:49
6
天狗岩展望台
10:55
10:58
14
11:12
11:18
26
奥の森林道
11:44
11:45
13
11:58
12:33
39
13:12
13:12
18
船尾集落
13:30
13:30
17
墨坂神社 (本殿)
13:47
榛原駅
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
●行き= なんば-大阪難波 8:14/8:24 (近鉄・鶴橋乗換4分・伊勢中川行・840円) 榛原 9:26/9:34 (奈良交通バス・東吉野村役場行・360円) 比布 9:43
●帰り= 榛原 13:57
伊那佐山、なかなかかっこいい
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伊那佐山、なかなかかっこいい
梵字が刻まれた石碑 神仏習合ということか
梵字が刻まれた石碑 神仏習合ということか
鳥居現る 古い石標あり
鳥居現る 古い石標あり
「左 嶽大明神、右 やたき」とある。「やたき」とはなんぞやと思ったが、帰って地図を調べてみると東に「八滝」という地があった
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「左 嶽大明神、右 やたき」とある。「やたき」とはなんぞやと思ったが、帰って地図を調べてみると東に「八滝」という地があった
左 自明 桧牧(じみょう ひのまき)分岐 ともに北東にある地
左 自明 桧牧(じみょう ひのまき)分岐 ともに北東にある地
天狗岩展望台
天狗岩展望台からの展望 大峰山系か 手前のトンガリは烏ノ塒屋山、右は竜門岳か
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天狗岩展望台からの展望 大峰山系か 手前のトンガリは烏ノ塒屋山、右は竜門岳か
伊那佐山山頂、都賀那岐神社に到着
伊那佐山山頂、都賀那岐神社に到着
参拝 伊那佐山は「日本書紀」神武東征伝説にその名が含まれる歌があり、それを記した石碑がある
参拝 伊那佐山は「日本書紀」神武東征伝説にその名が含まれる歌があり、それを記した石碑がある
社の右手後方に三角点あり 神社はきれいに整備されているが、三角点は大事にされていないようだ
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社の右手後方に三角点あり 神社はきれいに整備されているが、三角点は大事にされていないようだ
社の左手後方に展望あり 音羽三山 その右手奥に葛城山
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社の左手後方に展望あり 音羽三山 その右手奥に葛城山
社の右手奥に井足岳への縦走路口あり
社の右手奥に井足岳への縦走路口あり
林道に下りるがすぐに山道に戻る
林道に下りるがすぐに山道に戻る
細い尾根道を行く
細い尾根道を行く
苔むした岩の小ピーク
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苔むした岩の小ピーク
井足岳への急登
井足岳山頂着
地籍図根三角点 粗末な丸太のベンチがありここで腹ごしらえ
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地籍図根三角点 粗末な丸太のベンチがありここで腹ごしらえ
急下りの後、平坦な谷筋を渡る
急下りの後、平坦な谷筋を渡る
ここからずっとゆるい傾斜の谷道を下るが ---
ここからずっとゆるい傾斜の谷道を下るが ---
ここ荒れている 倒木を跨ぎながら進む
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ここ荒れている 倒木を跨ぎながら進む
船尾の集落に出た 民家の犬にえらく吠えられる
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船尾の集落に出た 民家の犬にえらく吠えられる
墨坂神社を参拝 ここも神武東征の伝説あり
墨坂神社を参拝 ここも神武東征の伝説あり
墨坂神社からの展望 左から鳥見山、貝ヶ平山・香酔山、額井岳か
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墨坂神社からの展望 左から鳥見山、貝ヶ平山・香酔山、額井岳か
墨坂神社

感想

 かずー氏は稲村ヶ岳をご所望ということで、10メートル以上の風の予報が出ている稲村は穏やかな予報が出ている来週に回し、今週はひとりでどこかへ行くことにした。仕事の手を止め長い時間考えるが、手軽に行けるところで行きたい山が浮かばぬ。一旦はやめようかとも考えたが、以前 papiさんが行っておられて興味を持った榛原の伊那佐山 (+難波で用事) を思いついた。
 神話・古代を思わせる山名と山頂に神社が鎮座することに興味津々。ついでにキリシタン大名として有名な高山右近の父 高山友照 (飛騨守) ゆかりの沢城址。
 道標が丁寧に付けられていて迷うことがない。ただし城址の道は「伊那佐山へ」の道標に従っていく道とは別で、遠回りせねばならなかった。しかし「伊那佐山へ」の道は参詣道。丁石や道標など信仰のための石の建造物が残っていて興味深く、この道で正解だった。

 伊那佐山 (636.9m) は山頂に都賀那岐 (つがなぎ) 神社が鎮座。「式内社」というから「延喜式」成立の927年以前の創建ということになる。干ばつの時に降雨を祈っていたとのことだ。山路岳とも呼ばれる。
 「日本書紀」神武天皇即位前紀では「楯並めて伊那瑳の山の木の間ゆもい行き目守らひ戦へば我はや飢ぬ嶋つ鳥鵜飼が徒今助け来ね」と謡われており、「伊那瑳の山」とはここのことと考えられているとのこと。

 北へ縦走。小さなアップダウンの尾根道歩き。ほとんど植林帯で展望はないが、私は嫌いではない。この道も道標が丁寧に設置されている。
 秋になり快適だ。羽虫に襲われなくなったのも嬉しい。ただし蜘蛛の巣は営業中。時々引っかかった。
 ヤマレコの地図に記載がある478.7mピークの「西谷」を目指していたが、三角点、山頂表示もないようで、ひょっこりと井足岳 (いたりだけ) に到着。
 井足岳は小さな平地になっており、粗末な木製ベンチあり。久しぶりにバーナーを使い インスタントうどんを食べた。
 
 ここから下山路は左手への「榛原駅への近道」とまっすぐの「船尾」の道がある。
一旦「近道」を下りかけたが「船尾」に変えた。予定していた道 (ヤマレコのらくルート機能で示されるルート) はこれでよかったようだ。急坂を下り、左折して巻き道を進み、浅瀬を渡る。なお井足岳からの道にはほとんど道標がない。
 やがて川沿いの道となり、集落に出る。榛原駅への道中にある墨坂神社に寄って参拝。
 神武天皇の東征の際 合戦がおこなわれた墨坂の地に祀られていた社をこの地に移したものとのこと。また猛威を振るった大和の疫病を鎮めるため、第十代 崇神天皇が墨坂の神と逢坂の神を祀ったともされるとのこと。
 小銭が1円しかなく わずかなお賽銭になってしまったことは残念だった。

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コメント

こんばんは MOZARTさん
私は逆ルートで駅スタートでしたが、沢城址、高山右近の像はべつに遠回りまでして行かなくてよかったなぁと思いました。
次に行くときは、MOZARTさんが歩かれた石標や鳥居のあるところを歩きたいです。
船尾集落の一番奥の民家の黒柴ちゃんに吠えられましたか?wink
「一番奥の民家のすごい吠える犬」て有名?みたいです。
わたしもめっちゃ吠えられました。
こんな善良なおばちゃんハイカーやのに、あんなに吠えんでも(^^;て感じでした。
2022/10/13 19:56
papi-leoさん こんばんは。いつも読んでいただき ありがとうございます。また今回も参考にさせてもらいました。私がとったルートは丁石など いにしえの信仰の建造物があるのがよかったです。
忘れていましたが、城山まで足を延ばされていたんですね。私も次行く時はpapiさんのコースで行きたいところです。
ところでやはりpapiさんも黒柴に吠えられたんですね。見えないところまで離れてもまだ吠えてました。山にこだまするのを楽しんでいるのかなとも思いましたよ。心の中で「バカ犬が〜!」とののしってました 犬は柴が一番好きなんですけどね。
2022/10/13 21:23
日本書紀にも登場するようなお山って奈良を中心とした関西ならではやね。そっちの山好きな人は古代日本の歴史に触れる機会も多いと思うので、歴史好きな人も多いんかな。
来週、稲村ヶ岳のレポ楽しみにしてまっせ。
2022/10/15 2:35
まいど。「記紀」に登場するとか城跡とか関西ならではやろね。いにしえの信仰と結びついた山や道というのもそっちでは少ないんやろか。
ところで来週水木、雨は降らなさそうやけど、気温が朝方5度以下になりそうなうえ、風速9mとか風が強くそうなんでビビってます。ふくぞうならどうする?
2022/10/15 9:31
歴史にはあまり詳しくないからよくは知らんけど、白山や伊吹山はともかくとしてこっちのお山が歴史の表舞台に登場するのは戦国時代からやからね。
5℃か〜 寒そう。いくことを前提にテントシューズ、シュラフカバー、あとナルゲンで湯たんぽ作るくらいかなあ。小屋泊まりなら風は大丈夫そうやけど、行程は状況見ながらの判断になるやろね。
2022/10/15 12:15
5度以下、風強しはやっぱりちょっと厳しいやろねぇ…。1日ずらせばいい天気なんやけどうまくいかんもんや。5度以上、風速5m以下にならない場合は代替案にするとこにしたわ。展望は楽しめると思う。
2022/10/15 17:42
プロフィール画像
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