草刈り直後の「いちはら越」を歩く

2022年10月19日(水) [日帰り]

• GPS: 02:51
• 距離: 8.4km
• 登り: 530m
• 下り: 529m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:31
• 休憩: 0:17
• 合計: 2:48

10:17 心合寺山古墳
11:55 11:55 みずのみ園地ゲート
12:04 12:07 十三峠
12:14 12:26 水呑地蔵尊
12:48 12:48 神立辻地蔵
13:01 13:03 心合寺山古墳
13:05 古墳学習館

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

心合寺山古墳学習館の駐輪場にデポ

コース状況／危険箇所等

十三越分岐〜水呑自動車の区間は、昨年の整備で歩けるようになっています。しかし、現時点ではヤブ漕ぎ必死の難ルートです。

写真

10/19 10:17

いつもの心合寺山古墳から出発。秋晴れですね。

10/19 10:40

玉祖神社の花香郷に着いた。今年はコスモスの栽培やってないのかぁ。残念。

10/19 10:41

トリさんでも撮影しておきましょう。

10/19 10:42

玉祖とかいて「たまおや」と読む。八尾市内で最も格式ある神社だと思います。

10/19 10:43

八尾にもあるぞ、お化け灯篭。

10/19 10:46

ちょい稚拙な感じもする狛犬。狛犬は近世に近いほど秀作が多い。

10/19 11:02

十三越から分岐するいちはら越（かわち越）の分岐道標。十三谷を流れる上代川も、この辺りで長尾谷と分かれる。

10/19 11:20

通称、楽音寺ゲートに到着。明治44年頃、楽音寺道から山頂へのルートが消失し、南北に横小路道と連絡する道ができた。その起点。

10/19 11:20

分岐から上がって来る道。道路からゴミが投げ込まれて、このありさま。かなり茂ってたけど、草刈りなさいました。

10/19 11:21

楽音寺への連絡道はヤブに沈んでる。このルートは、しばらく無理です。

10/19 11:22

さて、擁壁沿いの「いちはら越」を歩くとしよう。今回は下見です。

10/19 11:23

一夏でスゴイことになりますね。陽当たり良好なため、仕方ありません。

10/19 11:26

来た！ここからは古道の趣を味わいながら歩く。

10/19 11:28

きれいに草刈りされて歩きやすい。ジグザグに急斜面を登って行きます。かつては荷車を牛馬に牽かせていたと云う。

10/19 11:29

このポイントは、倒木で通行困難でした。今は大丈夫。

10/19 11:31

ウラシマソウの実ですね。コーンじゃありませんよ。食べたらエライ目に遭うでw

10/19 11:32

来ました〜。このルートの守り神。

10/19 11:33

「クラーケンの木」と言います。ご挨拶してから通過。

10/19 11:37

真東の方角にゆったりとした直線の道。尾根の北側は、大阪府の植林帯です。本道は自然林の中。

10/19 11:40

間もなく管理道との出合。この辺りで高速バリカンが故障したとか。いや問題ないっすよ。無事に通過できました。

10/19 11:46

管理道で休憩して、続きを歩きます。さらにスカイラインを目指す。次に草刈りされる予定だとか。ありがたい。様子をみておこう。

10/19 11:48

この辺りから、徐々にヤブってきたなぁ。

10/19 11:48

この辺りは、まだヒザ下あたりのヤブ。陽当たりがよくないので、成長は遅いと思われます。

10/19 11:49

養蜂箱のあるコンクリ壁。ここからは、ちょいキツイけど、今の時期なら虫も飛んでなくて大丈夫。

10/19 11:50

ぐへ。この細い倒木は切って欲しいなぁ。もじゃもじゃになりかけてます。

10/19 11:51

最後の最後で笹トンネル。

10/19 11:52

スカイラインに出ました。こっちからは突っ込めませんね。わざとでしょうけど。この先、奈良県側のルートは、幅も広くてヤブ漕ぎはありません。ただし、最後はずるむけ。

10/19 12:01

十三塚に寄ってみました。資料によると、十三塚の下に「大阪淀屋定助 播磨屋太七」と表記されているけど、実際は南面に刻されてます。

10/19 12:01

上部はお地蔵さんじゃなく、如来立像とな。阿弥陀さんかな。

10/19 12:03

「右 松尾道」と刻む角柱。寄進者は、大坂取次 山田屋栄助 伊勢屋栄助 武田源七 とのこと。みなさん大阪商人ですね。大阪人はケチとか言われるけど、出すときはバーンとはりこむ。

10/19 12:04

十三峠破損道しるべ 元禄二年の紀年で、右 たツ田 本う里うじ道と刻み、左は破損で読めない。本う里うじとは、法隆寺のことでしょう。

10/19 12:05

十三峠から8倍超解像デジタルズームで撮影。手振れもしっかり補正されました。

10/19 12:05

ここからの撮影です。

10/19 12:21

水呑さんのテラスから。広角撮影です。

10/19 12:21

8倍超解像デジタルズームで、同じ場所から撮影。よーく見ると破綻してるけど、ここまで撮影できるのはスゴイです。

10/19 12:22

しおんじ山古墳にズーム・イン。上位モデルのPixel7 Proは、30倍ズームだそうです。大三元要らんやん。

10/19 12:35

ちょいズームで池の鯉を拡大。光学ズームじゃなくても、この程度撮れると十分ですね。

10/19 12:35

水面に反射して、池がどこにあるか分からない。。。

撮影機器：

Google Pixel 7 128GB SIMフリー Google

感想

Ikoma Nature Walk

高安城を探る会の資料集に記述される「高安山越十二道」は、八尾市内の山越え道をまとめたものです。

いちはら越（河内越）は、十三越の派生ルートとされ「十二道」に含まれていません。しかしながら、楽音寺ゲートからスカイラインまでルートは、一本の独立した「越道」と考えてよいでしょう。むしろ「楽音寺道」は、江戸期に「山越え道」として機能していませんでした。横小路道と連絡して、花卉運搬に使われていたと云います。

今年も元気に猛太さんの草刈りミッションが始まっています。例年、楽音寺、横小路と来て、最後に河内越の順序。本日歩いたルートは、3月頃に整備なさってました。3月は花見の季節で歩きたいところが多い。気がついたら、虫の飛ぶ季節になってますw

てなワケで、今年は先に「ここを切って」とリクエスト。それに応えてくださいました。これは歩かねばならない。動画でも紹介したいと思いまして、本日の下見となりました。