日光/男体山


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,229m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日光連峰では白根山が最も高いが古来最も尊ばれてきたのは男体山である。深田久弥氏の「日本百名山」にも選ばれている。
毎年7月31日深夜から1週間登拝祭が開かれているが、長年縁のある男体山に今まで登っていなかったのでこの登拝祭期間中に登拝門をくぐっての登山を行った。
前日父宅に宿泊し、5時半頃に出発した。
いろは坂を越え中禅寺湖畔を少し行けば中宮祠二荒山神社である。登拝祭の期間中と言うことであちらこちらにぼんぼりが下がっている。
「一般登拝者受付所」で申し入れると幾ばくかの喜捨と引き換えに鈴付きのお守りを貰った。脇には金剛杖が束になって置いてある。如何にも信仰の山と言う雰囲気だ。
登拝門は深田久弥もくぐったというが、登拝祭の期間外に宮司に頼んで開けてもらったようなことが確か書いてあったと思う。
登拝門には注連縄がしめられ周囲の鬱蒼とした杉林の中で黄色い灯かりが有難さを盛り上げている。登拝門をくぐると杉林の急な登りとなっていく。
始めから急登なのは一汗出るまで堪える。が、地図を見てもこのペースの登りが山頂まで続くのが男体山である。
3合目に達すると漸く切り開けたところに出られた。もっとも、この切り明けは男体山の山腹に無数にある薙に防砂堰堤を築くための工事のためのものである。上を見ると白いコンクリートの立派な堰堤が3つ4つと影を重ねている。
南側を見ると中禅寺湖の湖水が眼下に広がる。向こう側の半月山の陰が湖面に映っている。八丁出島もかすかに見える。
3合目から上では既にガスで湖面を望むことは出来なかった。
とにかく、登りである。ずっと同じペースでの登りが続く。木々の濃さも変わらない。男体山の森林限界は2400mほどにあるようでほとんど山頂直下まで同じような植生が続く。この辺りは変化が無さ過ぎて物足りない感じを抱かせる。
その物足りなさを補う(?)のか信仰に関わるものは数多く見ることが出来る。
4合目から上では伏し目毎に何らかの印が在る。何しろ勝道上人が1200年以上も前に開山した二荒山神社の御神体山なのだ。山頂に至ると立派な奥宮と社務所が構えられている。だけでなく、いったいどうやってこんな物を?と言うような巨大な青銅の像や鐘等が配置されている。
やはり信仰の山なのだ。
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