魚沢遡行、赤岩沢下降(テント1泊2日)

2014年07月20日(日) 〜 2014年07月21日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.4km
• 登り: 983m
• 下り: 978m

コースタイム

7月20日 7:20女夫渕温泉-8:00魚沢出会-8:40撤退決定-9:10魚沢出会（ビバーク）
7月21日-魚沢出会4:45-13:30黒沼田代-18:50赤岩沢出会-20:50女夫渕温泉

天候

7月20日　雨時々止む
7月21日　曇り一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路　7月20日3:00浦安-首都高-東北道(佐野PA朝食)-日光宇都宮有料今市IC-6:45女夫渕温泉
復路　7月21日21:20女夫渕温泉-佐野PA夕食-22日1:30浦安

ガス代8,500円　高速代6,560円

コース状況／危険箇所等

登山ポスト無し。
黒沢林道は廃道同然。踏み跡あるも一部笹薮こぎ。歩行者も通行禁止です。自己責任で！
当然ですが沢の中に道や道標、リボン等は一切無し。全部が危険箇所です。
巻きも連日の雨の為か非常に悪いです。ロープをフィックスすることもしばしばでかなり時間がかかりました。
ブヨまたはブユ。小蝿よりさらに小さく、あまり目だだないがたくさんいます。動きが遅く行動中はくわれないが、タープでのビバークやビレイ中は要注意です。
手の甲、顔、首などビレイ中にくわれ、現在ボコボコに腫れてます。

写真

7/23 19:00

三連休の中日とあってほぼ満車の駐車場。2台分空いてしまいました。kaito

7/20 7:20

女夫渕温泉をスタート

7/23 19:00

こちらはバスターミナルで駐車場ではありません。水洗トイレはありますが、登山ポストなどはありません。kaito

7/20 7:25

ゲートをくぐり林道へ

7/20 7:26

黒沢林道は歩行者も通行止めです。ゲート左を抜けられる。このまま廃道にするようです。kaito

7/20 7:35

道が崩れて通過が困難な場所はありませんが、ところどころ上からの崩落で埋っている。通過に支障はないが落石には注意！kaito

7/20 7:56

魚沢出会い。林道の対岸です。読図をしながら行かないと魚沢と確認できない。kaito

7/20 7:56

いきなり股下の渡渉に手を貸すkaitoさん。 kots

7/20 7:59

黒沢を徒渉して魚沢に入るが30分ほどで本降りの雨になる。kaito

7/20 8:00

魚沢の入口

7/20 8:08

順調に進みます

7/20 9:02

雨で増水すると危険なので安全な場所にビバーク決定

7/20 10:59

乾杯！suさん、眼鏡くもってます。 kots

7/20 13:38

魚沢出会いの林道でそうそうにビバーク。雨にも負けず焚き火をする。けっこう降られたので下着まで濡れたがしっかり乾かすことができました。kaito

7/20 16:04

雨が強く、テント内で夕食。kaito

7/20 16:04

朝から夕方まで焚き火の前で飲み続けたsu爺。ほとんどろれつがまわってなかった！kaito

7/20 16:04

明日の為に夕方5時には就寝しました。kaito

7/23 19:00

翌朝3時起床。この時点では月が輝き晴れていた。
朝から焚き火。kaito

7/21 3:39

けっこう寒いので温まります。kaito

7/21 3:41

真っ暗な中、朝食を済ませる。kaito

7/23 19:01

小さい焚き火でも暖かい。kaito

7/21 4:44

明るくなってきた4：45出発！kaito

7/23 19:01

昨日撤退した最初の滝。ここからゴルジュぽくなる。kaito

7/23 19:01

狭い谷間にかかる滝を越えていく。kaito

7/21 5:35

滝が次々現れはじめる。kaito

7/23 19:01

このへんは簡単に越えられる。kaito

7/23 19:01

滑滝が多い。kaito

7/23 19:02

ナメも続くようになる。kaito

7/21 5:55

手ごろな滝が続きます。kaito

7/21 5:59

滝をバックにkai爺

7/21 6:03

そしてナメも続く。kaito

7/21 6:04

ナメ滝を進むkai爺

7/21 6:04

延々とナメです。kaito

7/21 6:08

たいへんきれいです。kaito

7/21 6:11

もっと天気が良ければ最高なのですが。kaito

7/21 6:12

すばらしいナメ。kaito

7/21 6:12

ナメをヒタヒタ進みます。kaito

7/23 19:02

どこまでも続くナメ。kaito

7/21 6:17

しかしナメばかりが続くわけではありません。kaito

7/23 19:02

谷が狭まります。kaito

7/23 19:02

ゴルジュ帯に突入。kaito

7/21 6:29

どんどん狭くなります。kaito

7/21 6:33

脇からすだれのごとく滝が落ちます。kaito

7/23 19:02

両手が届くほど狭くなります。両側は高く切り立っており巻くことはできません。kaito

7/21 6:36

シャワーを浴びるkots氏

7/21 6:40

突っ張るkai爺　下は滝壺

7/24 5:34

突っ張るsuさん。 kots

7/21 6:51

突っ張るkanameさん

7/21 6:56

突っ張るkots氏

最後はつっぱりで抜けるのですが、皆さんつっぱりきれず苦戦しました。kaito言

7/21 7:13

ゴルジュを抜けると左から枝沢が入ります。kaito

7/21 7:16

小滝を越えて行きます。kaito

7/21 7:16

このへまではなんとか切り抜けたが？kaito

7/23 19:03

奥に15m滝が見えてきた。kaito

7/23 19:03

この15m滝を左岸から巻くのですが、トラバースの泥つきが非常に悪くロープをフィックスしながらとなり、1時間以上かかりました。kaito

7/23 19:03

以後も滝が続きます。kaito

7/21 9:15

次々に滝が現れます。kaito

7/23 19:03

ナメも続きます。kaito

7/23 19:03

ナメです。kaito

7/21 9:21

ちょっとした所も滑りやすくなっています。

7/23 19:03

どこまでも続くナメ。kaito

7/23 19:04

中流部は全部ナメと言う感じです。kaito

7/23 19:04

ナメを進むのは楽しいのですが！kaito

7/21 9:22

きれいな滝も現れます。kaito

7/21 9:24

はてしないナメ。kaito

7/21 9:24

まだ続く。kaito

7/23 19:04

いつも笑顔のかなめ女史。kaito

7/21 9:25

ナメが綺麗です。

7/23 19:04

小滝を越える。kaito

7/23 19:04

奥に10mほどの滝が現れた。kaito

7/23 19:04

左の流れ側が登れそうで取り付くが、あまりのシャワーに右岸の草付きににげる。kaito

7/21 10:08

登るkoiti氏

7/21 10:14

登るkots氏

7/21 10:16

滝の上の岩場にユリが

7/21 10:17

登るkots氏

7/23 19:04

滝上に無事上がりました。足元が滑り、けっこうたいへんでした。kaito

7/21 10:20

そしてまた滝。kaito

7/23 19:05

ここは、簡単に。kaito

7/23 19:05

またナメ！kaito

7/23 19:05

このころ日がいったん差すが？久しぶりの太陽がまぶしい。kaito

7/21 10:31

奥に滝が見えました。一見簡単に見え取り付くが？kaito

7/23 8:46

いきよいよく滝を登るkai爺ですが・・・

7/23 8:46

また身動きできず

落ち口近く、傾斜はゆるいのですが手がかりがなく、滑りそうでロープをもらいました。kaito言

7/21 10:49

巻いたkots氏にロープを出してもらいました。

7/21 10:55

まだまだナメが続きます。kaito

7/23 19:05

かなり上がってもナメです。kaito

7/23 19:05

そしてまた滝。kaito

7/24 5:34

ちょっとした所でも崩れていてロープ出してます。 kots

7/23 19:05

だいぶ流れが細くなる。kaito

7/21 11:37

三俣に到着。一番右へ。 kots

7/21 11:39

大滝を巻きますが・・

7/21 11:39

あと少しのところだが、登りきれず巻く。 kots

たと1mほどなのですがツルツルであがれませんでした。わずか1mがのぼれず大変な巻きになりました。kaito言

7/21 11:45

突っ込むkai爺

7/21 11:56

唯一ロープで直登したkots氏

滝下で待っていたkots氏にロープを垂らす。kaito言

7/21 12:23

以外に寒く震えながら？kaito
　
夏のソーメン最高　su

7/23 19:05

時間が押してます。ここらで撤退したいところでしたが、滝の多さ、巻きの悪さを考えると赤岩沢を下った方が早く安全と考え突っ込むことにしました。多分全員が同じ所を戻る気はしなかったと思います。kaito

7/23 19:05

この辺りを最後に笹がかぶさるような細い流れの中を進むようになる。kaito

7/23 19:06

やっと黒沼田代。kaito

7/23 19:06

すぐ赤岩沢に向かいます。kaito

7/23 19:06

最初の滝。階段状で簡単に降りられそうでしたが高さがあるので懸垂下降にしました。kaito

7/21 15:02

大滝を巻きますが・・

7/23 19:06

赤岩沢の核心部、上の50m大滝。ここさえ越えれば難しいところはありません。
落ち口に適当な立木がなく、また50mロープで中段までギリギリの感じだったので右岸を少しトラバースして懸垂下降。kaito

7/23 19:07

右奥が大滝です。
懸垂を始めてみるとハングしていていきなり空中懸垂になってしまいました。
不安定な状態にもがくsu爺、暴れるな！kaito

足が地面につかないので暴れて岩を落としてしまいました。

7/23 19:07

su爺以外は皆さん落ち着いて下りてきました。皆さんほとんど空中懸垂の経験がなかったのでドキドキでした。
下でロープを離せませんでした。kaito

7/21 15:43

見事な下降kots氏

7/23 19:07

下部は滝側に移動して懸垂。こちらは傾斜が緩く問題なく下る。
しかし、このころより雨が降り出しました。kaito

7/23 19:07

雨も降り出し、ガスも出てきて早くも夕暮れ感が強くなる。kaito

7/23 19:07

補助ロープで下る。kaito

7/24 5:32

ちょっとしたところも念のためロープ出します。 kots

7/21 17:10

赤岩沢もナメが続きます。kaito

7/23 19:08

ナメを急ぎ下る。kaito

7/23 19:08

ナメを楽しむ余裕はありません。kaito

7/23 19:08

スタスタ下れるのはありがたい。kaito

7/23 19:08

ナメの美しいところですが！kaito

7/23 19:08

潅木や笹を頼りに下ります。kaito

7/23 19:08

時間が無いのでどんどん巻き下ります。kaito

7/23 19:09

下の50m大滝。右岸を巻きました。一箇所補助ロープを垂らしただけで巻けました。kaito

7/23 19:09

この大滝の下はゴーロとなり難しいところは無い。kaito

7/23 19:09

大滝をクリアして一安心。あとは時間との勝負です。kaito

7/23 19:09

なんとか下れる小滝が数箇所。kaito

7/21 18:50

18:50出会に到着。黒沢を渡れば林道です。
なんとか明るいうちに沢を下れた。
あとはヘッデン点けて真っ暗林道を進みテントを回収。kaito

7/23 19:09

午後9時とりあえず無事駐車場に到着。
結局、風呂も入れず帰路につきました。kaito

7/21 20:54

今日も暗闇の中到着

撮影機器：

FinePix XP150 富士フイルム

OLYMPUS Tough TG-610 オリンパス

感想

kots

今回も雨にたたられました。て、梅雨なので雨は当たり前なんですが…。
一泊の予定を早出日帰りにしたのできつかったです。
下山は真っ暗でしたし帰りは夜中でした。皆さんお疲れさまでした。

綺麗なナメもあるのですが、巻き道は崩れるし、空中懸垂はあるし、時間は無くなるし、
結構大変でした。赤岩沢が伏流水になってなかったので水量も多かったようです。
最後はなんかみんな傷だらけでした。

梅雨も明けたので次回に期待します！

カイG

去年登った赤岩沢。
今年は魚沢を登り、赤岩沢の下降に挑戦しました。
初日に魚沢を詰め上げ源頭部でビバーク。二日目にのんびり赤岩沢の下降をするつもりでした。
しかし、梅雨が明けず午前中くらいはもつかと思った雨が朝から降り出し、結局、初日は魚沢出会でビバークすることに。
翌日、二日の計画を日帰りに変更して 出発しました。
翌日の仕事のことも考え、行けるところまで行ってダメなら早めに戻るつもりで出発しました。
ところが魚沢、けっこうハードで簡単には下れそいになく、時間的には厳しかったのですが、計画通り源頭まで詰めあげ赤岩沢を下りました。
結果的に予定通りの行程でしたが、時間的には厳しかったですね。
16時間に及ぶ行動時間中、休んだのは昼の30分と黒沼田代で10分だけです。あとは待ち時間のみ。
さすがに疲れました。
登山で筋肉痛にはほとんどなりませんが、今回は全身筋肉痛になりました。
厳しかったですが、けっこう最後まで楽しんでいたのは私だけですかね？

su_

久しぶりの疲労困憊の沢になりました。
初日は雨の為引き返し林道でビバーク翌日の天気は良かったものの
初日に進めなかった分早く行動しなければいけないので
今までで一番厳しい沢になりました。
魚沢は滝も多くあり何といってもナメがとても綺麗で
今度来るときはのんびり出来る工程で来たい沢です。