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Yamareco

記録ID: 48405
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

磐梯山

2004年08月01日(日) [日帰り]
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usagi2kame その他1人
GPS
05:45
距離
10.6km
登り
686m
下り
1,028m
天候 1日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2004年08月の天気図
アクセス
磐梯山山頂からの裏磐梯・桧原湖
2004年08月01日 09:28撮影 by  DMC-F1, Panasonic
8/1 9:28
磐梯山山頂からの裏磐梯・桧原湖
山頂からの猪苗代湖
2004年08月01日 09:37撮影 by  DMC-F1, Panasonic
8/1 9:37
山頂からの猪苗代湖
弘法清水からの櫛ヶ峰
2004年08月01日 10:28撮影 by  DMC-F1, Panasonic
8/1 10:28
弘法清水からの櫛ヶ峰
天狗岩を見る。
櫛ヶ峰をまじかに見る
2004年08月01日 11:11撮影 by  DMC-F1, Panasonic
8/1 11:11
櫛ヶ峰をまじかに見る
爆裂火口の淵から、磐梯山山頂を見る。
ここから、裏磐梯登山口に向かって下山する。
2004年08月01日 11:14撮影 by  DMC-F1, Panasonic
8/1 11:14
爆裂火口の淵から、磐梯山山頂を見る。
ここから、裏磐梯登山口に向かって下山する。
終点の裏磐梯高原ホテルから磐梯山の全容い
2004年08月01日 13:43撮影 by  DMC-F1, Panasonic
8/1 13:43
終点の裏磐梯高原ホテルから磐梯山の全容い
撮影機器:

感想

●→中の湯→弘法清水
中の湯までは高木の中の軽い登りである。30分の案内であったが20分で歩行した。中の湯の直前からかなりの硫黄臭が漂い、視覚より嗅覚で到着がわかる。
「有毒ガス注意」看板にびびりソソクサと通り過ぎる。程なく裏磐梯登山口からの道と合流する。
以降は相変わらず高木内の登山であるが登り勾配がきつくなる。と言っても大したことはないが。
疲れたころにいい塩梅に右手に遠景が広がる。休憩しつつ、猫魔と桧原湖その遠景に見とれワクワクしてくる。
しかし、この景色もその後の爆裂火口の風景を見てしまうと、ほんの序曲であった。
ガツガツ登ってゆくと、空が開け弘法清水にたどり着いた。すでに15名ほどの登山者がたむろしている。
ここからの景色は壮大である。南側は磐梯山山頂が鎮座し、西北東方向は素晴らしい山々の遠景が望める。手前は天狗岩・爆裂火口・櫛ヶ峰 壮観である。
丁度の時、弘法清水小屋の開店時でお店のお姉さん?からジュースのサービスがあった。とても気さくで大らか、生粋の山女である。
遠景の山々の名前を教えてもらう。右手奥には安達太良山、登頂した山が見えるとなぜかうれしくなる。登山の楽しみのひとつである。

●→山頂
疲れも癒えると、さらに上の山頂からの展望が早く見たくなる。その間にガスってしまったら一大事である。
厳しそうな登りに入る。登山道は狭くすれ違い時、片方が立ち止まり譲る必要がある。確かに登山者がゴッタガエシ渋滞したら相当時間がかかりそうである。

山頂到着 別世界が広がった!!。本当に疲れた事を忘れてしまう。360度天井までも見渡せる大大パノラマである。
西方向は会津平野が広がり、北から東方向は東北地区の名峰が連なる。東の眼下には櫛ヶ峰と沼ノ平、南方面は遠景の山々にチョット雲がかかっていたが、直下には猪苗代湖の全景が広がっている。
日光白根山は、予想通り、曇りの感じである。
それにしても素晴らしい天気と景観である。下山するのがもったいない気分である。
お結びを食べると、後ろ髪を引かれる思いで下山に入った。

●→弘法清水→天狗岩→花畑→
弘法清水までの道、登った時は5人ぐらいの人しかすれ違わなかったが、今は団体さんとの行き違いが多かった。中学生30人ぐらいの団体にも会い、彼らと一緒に登頂したら興ざめであった。
やはり早朝のstartが必須であるね。良かった良かった。
弘法清水小屋でジュースを飲むと、まだ決めてない帰路の選択を行う。小屋のお姉さんは「(本には初級者禁止の)爆裂火口壁急降下コース」を勧める。
その言葉に勇気が湧いて結局そのコースを下山することにした。


→黄金清水→爆裂火口急降下
下山道に入るまでは道が分からづ、天狗岩・花畑のあたりをうろついたが、地図を見ながら「最初は猪苗代方面に下降して分岐点で左を選択」と読み不安ながらも下降した。
予想通り分岐点が現れ、川上方面を選択した。標識に「銅沼」とか「裏磐梯登山口」と書いてあれば安心だが、それはない。かなり不安材料であった。
平坦な道を行くと、右手に爆裂火口が広がる。左手は沼ノ平、後ろは磐梯山、正面には櫛ヶ峰。すごい景色。すご過ぎる!!!。
火口壁を急降下する直前までの間には、両側が絶壁、道が1M以下のアリの門渡りが10Mほど続く。強風が吹くと一巻の終わりである。超びびりながらも写真を撮り進む。

さて、火口壁降下を目の前にして「進むべきか、戻るべきか」大いに悩んだ。
本には「入るな」と書いてあるし、「標識に銅沼」と書いてないし、火口原は有毒ガス注意だし、それにそれに猪苗代方向(表磐梯登山口)と分岐してから他の登山者が一人もいないのである。これはかなり不安なものである。
そうこうしていると、下から一人の登山者が上がってきた。「おおおーー、人だ!!」。
すれ違い時に尋ねると「急降下の先に銅沼に出る。標識がある。裏磐梯に続く」との神のアドバイス。GOである。

●→火口原→銅沼→高原ホテル 水!!!
ここからはスティックをリックにしまいイボイボ手袋を装着して四点支持下山を開始した。絶壁を想像していたがそれほどではない良好である。転げ落ちる程の急勾配ではなかった。
途中から両サイドに逆U字の鉄製手すり場が現れる。なかなかワイルドな風景である。
しかし、さすがの急勾配、足だけでなく腕も疲労がたまってくる。それに水も不足気味である。
登山開始時は、八方台往復の初級者コースを想定していたが、今は間違いなく中級者コースである。水が不足である。それに痛風にも悪い。
このころから、熱中症と痛風が心配になってきた。確かに頭は重くなり、疲労が溜まってくる。足の指に痛みがある・・・。
弘法清水で汲んだ、自宅でのコーヒ用の水が救いである。

火口壁の急降下はかなり長く続く、勾配が緩やかになると火口原(賽の河原)に着く。この時は体調が悪化気味である。
火口原は、広く拓けておりどこでも歩ける、これがまた問題なのである。正規のコースがどこだか分かりづらいのである。一瞬コースを見失うが、右手に走るトラロープを見つけてコースに戻れた。
また、日陰が少なく日射で体力が失われ気味。バテバテであった。
結局銅沼を目にする事はなく、再び林内の山道になり、程なく中ノ湯方面との分岐点(スキー場上)にたどり着いた。
ここからは、リフトが走りそれ沿いに歩行するだけである。
しかし、火口原からここまでの間、在るはずの、川上登山口方面の分岐点も中ノ湯へのショートカットも見つからなかった。どうなっているんだ!!?。
相変わらず、私は脱水状態である。

スキー場上から終点の裏磐梯登山口までは、単調な下りが長ーーーーく続く。バテ気味・飽き気味。
やっとの思いで到着。私は水を求めて、磐梯高原ホテルのカフェに突入した。

無事登山完了である。
水の美味しいこと美味しいこと。この後、自宅までにコップで3杯、500mlお茶1.5本飲んだが、一向にオシッコが出ない、すべて脱水した体に補給された。
くわばらくわばら である。

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