赤城山・鈴ヶ岳+「金井東裏遺跡写真展」(群馬県庁県民ホール)
- GPS
- 03:26
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 448m
- 下り
- 453m
コースタイム
天候 | 晴れのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鍬柄山への登り返しですでに雷鳴が聞こえ、下りの道は沢のように急変。雷雨は予想していたが結構急激で予想より早かった。まだ鈴ヶ岳山頂には大勢ハイカーが残っており、下山途中、同じバスの女性ハイカーグループがゆっくり上ってきたが、退避していれば、やがて雷雨は明けてしまったので大丈夫だったろうと思う。 |
写真
感想
長かった奈良遺跡巡りツアーの疲れも言え、久々の山歩きーーといっても、今回は群馬県庁でも「甲を着た古墳人」展とのマッチアップ。前橋駅発急行バス赤城山行きに乗り、午後一番の便で駅に戻って県庁に行く計画ーー。あまり時間がない。新坂平で下車し、ただちに登山口に向かう。乗客の大半は黒檜山(百名山)狙いで、ここでは3−4名のみ下車。駐車場にはたくさんの車、登山口に二名の男性が立っているが挨拶して先を急ぐ。
10分で姥子峠、そこから15分で鍬柄峠に出る。樹林帯で日陰が多く、助かる。ミヤマカラマツ、シモツケソウ、ホタルブクロ、オトギリソウなどに癒されながら進む。ウスユキソウが現れ、咲残りのアヤメが一輪咲いているーーと傾斜が緩み、鍬柄山が近づく。5分くらい登って、鍬柄山へ。大沼や黒檜山、駒ケ岳方面がよく見える。南東側には鍋割・荒山方面が望めるーー。ここから一気に標高差170ⅿを下り、大ダオという最低鞍部へ――ここ登り返すのつらそう――岩場の下りが結構久しぶりなので、怖く感じるーー20分で下りきる。
さて、鈴ヶ岳への標高差120ⅿの登りーー岩場が多くなる。ロープの下がっている大岩を乗り越え、前を行く女性を含む若者組を追う。疲れたのか、前の若者組が休憩するので追い抜いていく。20分強で鈴鹿岳到着。樹木が多く、鍬柄山ほど展望はない。山頂にはすでに地元と思われる大勢のグループが昼食中、私も日陰を探して昼食。予定時間より15分くらい遅れている。さすがに久しぶりの山らしい歩きだったので、超スピードは無理。ケガしないよう慎重に言ったので、これでは次のバスまでに地蔵岳まではいけそうもない。20分弱休憩して下山にかかる。大ダオまで加工する途中、バスで一緒だった女性4人組に出会う。もう下山?お昼は食べたの?などと聞かれ、早いねー!私は前線南下で雷雨が来るかもしれないので、早めの下山を勧めたーー。すると大ダオから鍬柄山への登りの途中でたちまち雷雨となった。予想よりも早い。これじゃー女性たちは大変だなーーと心配するが、雷雨はますます激しくなり、次第に近づいてくる。轟音がして近くに落ちた感じ。だが、この樹林の中では、そうそう直接落ちないだろうと歩を速めて進む。大ダオから30分弱で鍬柄山に出た。雷鳴はますます強まる。はじめはすぐ終わるかと思い、雨具を付けなかったが、容易に終わりそうもないので雨具を付けるがすでにぬれねずみだ。10分足らずで鍬柄峠、さらに姥子山へと登り返し、さらに下ると、山道が沢のようになっており、トレランシューズはずぶぬれに。一瞬で山の様相が一変し、怖さを感じる。まあ、赤城山、それもやや標高の低い鈴ヶ岳でよかったーー。下山は上り下りがあってそれほど短くないが、それでも標高差は少ないので、確実に歩けばほどなく登山口に出るので安心。後ろの女性たちは大丈夫だったかな?少し心配したがほどなく雷雨が終わって晴れ間が出てきたので、一安心。予定じかにより一時間近く遅れて1時前に登山口に戻る。もう次のバスの時間まで一時間しかないので、あきらめて、観光センターの展示を見ながら休憩。体が冷えてしまったので、カフェオーレで温め、赤城山やゆかりの文学者、著名人に関する展示を見る。考古学者の相澤忠洋氏も出ている。志賀直哉ら、この辺りに別荘を構えたり、泊りがけで山暮らしを楽しんだ著名人は結構多い。一渡り見学し、席を立つと、蒸れたザックから大量の水が流れていたのに驚いた。時間になったのでバスで前橋まで戻る。
さて今日はこれから県庁で開かれている「金井東裏遺跡―甲を着た古墳人」を見に行く予定。バス乗り場案内で県庁雪に早いバスを探す。電光掲示板に出ているので助かる。1番乗り場でバスを待ち、県庁へ。日曜日なので人気がないが、建物内で人に訪ねて県民ホールに入ると見学者が数名いた。パンフレットを取り、展示写真を見つめる。火山灰、火砕流に巻き込まれた古墳時代の甲を着たままの姿で埋れた人々の骨、小札、兜、女性や子供の骨や装飾品、古墳と副葬品、人骨などが出てきている。全国的に有名になり、発掘現地報告会では全国から2600人も集まったというから、考古学ファンが異常に多い国だ。目的を達し、県庁の外でバスを待つがなかなか来ないが雷雨で気温が下がった気にならない。前橋駅から高崎乗換で新幹線に飛び乗り、やや早めに帰宅した。
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