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Yamareco

記録ID: 4870571
全員に公開
沢登り
中国山地西部

岩渕山 水内川支流空谷川

2022年11月03日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:48
距離
4.0km
登り
576m
下り
552m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:18
休憩
0:30
合計
4:48
9:58
41
湯の山温泉
10:39
10:50
121
大滝
12:51
12:55
25
13:20
13:25
45
岩渕山
14:10
14:20
26
感応山
14:46
湯の山温泉
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
クアハウス湯の山第二駐車場より、上の道路を少し東に行くと橋があり、その脇から山道が空谷に延びている。堰堤を越して入渓。
コース状況/
危険箇所等
岩渕山から感応山までは、笹がかぶっているが、迷うことはない。感応山から湯の山温泉までは、整備された良い道。
その他周辺情報 湯の山温泉
空谷の名前のとおり、下流は水のないゴーロ歩きである。
2022年11月03日 10:09撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:09
空谷の名前のとおり、下流は水のないゴーロ歩きである。
2つめの堰堤を越すと、水流が出てくる。30mのナメに紅葉が敷かれている。
2022年11月03日 10:30撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:30
2つめの堰堤を越すと、水流が出てくる。30mのナメに紅葉が敷かれている。
空谷の左岸にはスラブの懸崖が続いているが、谷から望める場所は意外と少ない。これは、砥石ヶ嶽。
2022年11月03日 10:33撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:33
空谷の左岸にはスラブの懸崖が続いているが、谷から望める場所は意外と少ない。これは、砥石ヶ嶽。
地形図で等高線の詰まった場所に、この谷の核心部の連瀑がある。斜滝7m、斜滝7m、直瀑10m。下段は容易。
2022年11月03日 10:37撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:37
地形図で等高線の詰まった場所に、この谷の核心部の連瀑がある。斜滝7m、斜滝7m、直瀑10m。下段は容易。
中段の滝の滝つぼ。右に折れた中段の斜滝は、水流右のクラック沿いに微妙なバランスで登る。
2022年11月03日 10:39撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:39
中段の滝の滝つぼ。右に折れた中段の斜滝は、水流右のクラック沿いに微妙なバランスで登る。
上段の10m。岩の凹角を穿って落ちている。垂壁が迫力がある。右岸は懸崖なので、左岸の急斜面の樹林から巻いて落ち口に出る。
2022年11月03日 10:43撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:43
上段の10m。岩の凹角を穿って落ちている。垂壁が迫力がある。右岸は懸崖なので、左岸の急斜面の樹林から巻いて落ち口に出る。
落ち口から下を見ると、10mの上に3mのトイ状滝が続いていたことがわかった。
2022年11月03日 10:49撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:49
落ち口から下を見ると、10mの上に3mのトイ状滝が続いていたことがわかった。
左岸のスラブ状懸崖、船さご山。
2022年11月03日 10:50撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:50
左岸のスラブ状懸崖、船さご山。
大滝の上は、ナメ奥に2m。
2022年11月03日 10:52撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:52
大滝の上は、ナメ奥に2m。
くの字に曲がったトイ状3m滝。クラックにハーケンを打って登ることを試みたが、つつつるで登れず、下まで戻って左岸から巻く。
2022年11月03日 10:56撮影 by  503SH, SHARP
11/3 10:56
くの字に曲がったトイ状3m滝。クラックにハーケンを打って登ることを試みたが、つつつるで登れず、下まで戻って左岸から巻く。
巻き降りて上から見ると、両側スラブのすり鉢状になっており、登るのは厳しそうだ。
2022年11月03日 11:10撮影 by  503SH, SHARP
11/3 11:10
巻き降りて上から見ると、両側スラブのすり鉢状になっており、登るのは厳しそうだ。
上はナメ。この上流で谷は再び、ゴーロ状になって伏流となってしまう。
2022年11月03日 11:14撮影 by  503SH, SHARP
11/3 11:14
上はナメ。この上流で谷は再び、ゴーロ状になって伏流となってしまう。
ルンゼ状になった谷に巨大チョックストーン。
2022年11月03日 11:41撮影 by  503SH, SHARP
11/3 11:41
ルンゼ状になった谷に巨大チョックストーン。
3m。右から。
2022年11月03日 11:48撮影 by  503SH, SHARP
11/3 11:48
3m。右から。
登ってきたナメ状ルンゼを見下ろす。いつの間にか、落ち葉の季節になっていた。
2022年11月03日 11:51撮影 by  503SH, SHARP
11/3 11:51
登ってきたナメ状ルンゼを見下ろす。いつの間にか、落ち葉の季節になっていた。
谷のどん詰まりは三方を懸崖に囲まれる。正面の懸崖の左に黒っぽい3mほどの滝がある。滝と懸崖の間の草付きをだまして登る。
2022年11月03日 11:56撮影 by  503SH, SHARP
11/3 11:56
谷のどん詰まりは三方を懸崖に囲まれる。正面の懸崖の左に黒っぽい3mほどの滝がある。滝と懸崖の間の草付きをだまして登る。
左岸の懸崖の基部にそって急な斜面を詰め上がっていく。
2022年11月03日 12:32撮影 by  503SH, SHARP
11/3 12:32
左岸の懸崖の基部にそって急な斜面を詰め上がっていく。
尾根近くとなると、傾斜がやっと緩み、クヌギ、カシの林になるが、登山道までは結構な距離を胸ほどの笹藪漕ぎを強いられる。
2022年11月03日 12:37撮影 by  503SH, SHARP
11/3 12:37
尾根近くとなると、傾斜がやっと緩み、クヌギ、カシの林になるが、登山道までは結構な距離を胸ほどの笹藪漕ぎを強いられる。
急坂を上り下りして苦労した割に何もない岩渕山山頂。本当に山頂?と思ってしまった。この山は石ヶ谷峡から岩登りすべきなのだろう。
2022年11月03日 13:20撮影 by  503SH, SHARP
1
11/3 13:20
急坂を上り下りして苦労した割に何もない岩渕山山頂。本当に山頂?と思ってしまった。この山は石ヶ谷峡から岩登りすべきなのだろう。
湯の山への下山路より樹間越に空谷川左岸のスラブ群を見る。写真ではわかりにくいが、壮観な光景である。
2022年11月03日 13:59撮影 by  503SH, SHARP
11/3 13:59
湯の山への下山路より樹間越に空谷川左岸のスラブ群を見る。写真ではわかりにくいが、壮観な光景である。
これは上部の船さご山あたりの懸崖。
2022年11月03日 14:01撮影 by  503SH, SHARP
11/3 14:01
これは上部の船さご山あたりの懸崖。
途中、感応山のかなり高度感が怖い展望岩より空谷川左岸の砥石ヶ嶽を見る。
2022年11月03日 14:14撮影 by  503SH, SHARP
11/3 14:14
途中、感応山のかなり高度感が怖い展望岩より空谷川左岸の砥石ヶ嶽を見る。
こちらは尾根の西側のウスヶ重の懸崖と岩渕谷の奥の永尾山。
2022年11月03日 14:16撮影 by  503SH, SHARP
11/3 14:16
こちらは尾根の西側のウスヶ重の懸崖と岩渕谷の奥の永尾山。
湯之山明神に下山した。この下のほうで霊泉が頂ける。
2022年11月03日 14:47撮影 by  503SH, SHARP
1
11/3 14:47
湯之山明神に下山した。この下のほうで霊泉が頂ける。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 ハンマー ハーケン 渓流シューズ

感想

11月に入り、あまり濡れない沢ということで、湯来湯の山の、その名も空谷(からたに)川を遡行してきた。湯の山渓谷一帯は巨岩、絶壁の特異な地形と地質、動植物相により県自然環境保全地域*に指定されている。空谷の名前は佐伯区管内図によるが、有名な「たらたらの滝」*がある夜無谷のひとつ西側の谷である。従って地形的にも地図上は良く似ており、流程は短く中流部に等高線の詰まった部分があり、その前後はなだらかである。空谷は左岸上部に岩崖記号があり、念のためハンマーとハーケンを持っていったが、実際に岩渕山登山道の尾根から見ると、下流部までスラブ状の懸崖群が連なり、壮観である。ただし、谷の中からは、その一部しか見上げられないのは残念である。空谷の核心部は例の等高線の詰まった部分に集約されており、前後は水の枯れたゴーロ歩きなのだが、この核心部と詰めの懸崖部分だけでも、かなり楽しむことができた。なお、砥石ヶ嶽などの名称は、「山歩きのページ」**によった。
*https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/j-j1-hozentiiki-hozen-1-15.html
**https://yamaaruki.sakura.ne.jp/08/080726-iwabuti.htm

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