南八甲田 赤 倉 岳

コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
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感想
夕方からの交流会の前にひと登りして汗をかこうと山さんを誘って仙人橋Pへ向かう。昨夜は暑くてよく眠れなかったのでどうなるかと思いながら。
Pの向かい側の駐車場が林の中なので木陰に車を隠して身支度する。早くから止まっていた車は、釣りとキノコ採りのだった。かごを背負った女の後を追う。この暑いのにナガ靴に合羽まで着ている。山さんが聞くと、トンビマイタケとの事。少し入って歩道の傍のブナの根元に薄茶色のきのこらしいものを見つけて、「あ、まだ少し早い。里はよかったのだが、あと一週間だな。これだけ分かればもういい」と言い放って戻っていった。食べるのには、若いうちがいいし、多く採れたときには、漬けてもおくのだとか。沼の手前で二人のキノコ採りに会うとやはりトンビマイタケを採っていた。出して見せてくれたので見ると、色が白っぽいところに籠とこすれて墨のように黒い線が付いていた。
赤沼の水面は1メートルも下がって沼底もはっきりと見て取れた。赤沼沢にはここしばらく水が流れた様子がなかった。水面すれすれにコバルトブルーの小さなトンボが多数飛んでいた。風がなく汗は流れっぱなし。沼からのぶなの林の中も風がないので暑い暑い。いつもなら心地よいそよ風に吹かれて楽しい山歩きができるのだが。途中ブナの根元にトンビマイタケを見つけて収穫する。二度ほど休憩して水場につく。ぶなの林からしみ出てくる水は冷たくうまい。水を補給して出立。
湿原には、ミズギク、ギボウシ、サワブキほかに、サワギキョウ、ウメバチソウも咲き始めてきた。今年は少し早いようだ。杭とロープは、外したのか無かった。登りだすと、寝不足が現れて私はやっとやっとの登りとなる。赤倉岳山頂に着くや展望を楽しむところでなく、即ビールのキャップを開ける。3時間ほども休んでいるとやはり山頂の木陰は涼しく汗も消えシャツまで乾いてしまったのにはびっくりした。山頂から八甲田の瞳を展望して下山する。登山者には全く会わずじまいだった。
駐車場には先発の、奥さん、小さん、前さん、外さん、程なく今さん、小さん、阿さん、泉さん、長さん、前さんと終結し、たがじょ、八戸山水会、むつ山岳会と三会の交流会と相成る。採ったキノコを焼いたところ炭になってしまったので、トンビマイタケでないのではと疑われてとうとう口に入ることはなかった。やはり違ったキノコだったものかどうか。
朝になると、八戸から西さん、類さんらが、青森から長さんの社員若手三人が駆けつけて、バッカイ沢〜赤水沢の遡下降に参加すべく朝早くから集まる。総勢十数名のパーテーになる由。ともかく安全に下山されることを念じて、我々二人は、暑い、暑い青森へ下山する。(ルート図省略)
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